hiryuの写真日刊紙

2016/03/03(木)06:21

原発は一度暴走すると、国土と後世に取り返しがつかない深刻な影響を与える。

原発(488)

本日の注目記事 信濃毎日新聞 この社説に有る通り、原発は一度暴走すると、国土と後世に取り返しがつかない深刻な影響を与える。 まして、福島原発事故はいまだ収束しておらず、日々吐き出される膨大な量の放射能は空を海を大地を汚し続けており、その地に住む人々の健康を蝕んでいる。 チェルノブイリ原発事故からも明らかなように、事故から5年目にあたる今年は、甲状腺ガン・白血病をはじめとするあらゆる疾病が爆発的に増加する、いわば地獄の釜が開く年でもある。 現に福島では、通常は百万人に一人といわれている小児甲状腺ガンの発症が百六十七人に達しており、その発症率はすでに四百倍という異常ぶりを示している。 その中で、一営利企業に過ぎない電力会社の利益のためにのみ、原発再稼働に狂奔する原子力行政・電力会社の姿は、広島に近代兵器「原爆」が投下されたにもかかわらず、天皇制そして軍部による戦争体制を護持するために「聖戦」続行を呼号する狂気の天皇制ファシズムの姿とあまりにも似通っている。 その狂気が長崎に二発目の原爆を投下させる原因ともなったのである。 そして、今、人民の安心安全を無視したまま再稼働にと暴走を開始した電力会社・原子力行政の狂気が第二のフクシマを生み出すことは、もはや、偶然などではなく歴史的必然なのである。 運転開始から四〇年を越えた老朽原発高浜は再稼働後、表面化しただけでも様々なトラブルに襲われている。 これは、老朽した高浜原発からの悲鳴であり、私たちに対する警告のメッセージなのである。 もうこれ以上私を運転してくれるな、やすらかに眠らせてくれという。 その声に、今、耳を傾けなければ、第二のフクシマは偶然では無く必然となる。 にほんブログ村

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