2016/05/08(日)08:19
震源から80km!「川内原発は安全」というウソ~フクイチの教訓が何も生かされていない 【熊本大地震】元原子炉技術者らが警鐘
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現代ビジネス
熊本大地震の震度7の連鎖の中でも「異常なし」「異常なし」ということで川内原発の運転は強行されている。
元来、長大な配管を必要とする原発は、電力会社・原子力行政による「絶対安全神話」とは裏腹に、地震には極めて脆弱な存在であることが、奇しくも東日本大震災での福島原発大爆発という形で実証されたのだ。
あの過酷な核事故からすでに5年、未だにその事故は収束出来ておらず、したがって事故原因の特定さえ出来ていない。
かくして福島原発からは、日々夥しい放射能が空に海に地下水に陸に放出され、環境を汚染し続けており、東日本は東電・原子力行政による低線量被曝の生体実験の場と化してしまっているのだ。
地震列島・火山列島「日本」での原発稼働は、核事故を偶然では無く必然と為すのである。
これはもはや歴史的事実である。
しかるに、川内原発の1号機・2号機を両方とも止めると、九州電力は1日あたり3億円の損をする。
原発は動かせば利益となるが止めれば損失が発生する、という経済的事由からのみ原発再稼働に固執するのは、過酷な核事故に対する一片の反省もないまま、亡国への坂道を国民と言う乗客をのせたままで暴走するに等しい。
そして核事故が起きれば民間会社では賠償することは不可能なほどの損害が発生することがはっきりしている。
「利益は電力会社へ損害は国民へ」という不公平・不公正なやり方が新自由主義なるものの本質であるなら、私たちには「新自由主義」は不要だ。
福島原発事故という重大な核事故を起こした東電の個人・法人の刑事責任の徹底的追及、そして個人・法人の全財産を処分しての東日本に住む人々への賠償は当然実行されねばなるまい。
さもなければ、九電のように儲けのためにのみ原発再稼働に暴走する金権亡者が続出し、第2のフクシマが必然となるからだ。
しかし、個人的は第2のフクシマは避けられないと感じている。
ヒロシマそしてナガサキのように!
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