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2024.03.05
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セミに組まれたジェイクvs藤田は30分時間切れの引き分けに終わりましたが、藤田の強さが久々に露わになった試合だったと思います。NOAHに来てからのジェイクは恵まれた体格でNOAHのレスラーたちを圧倒しているような印象が常にあったのですが、今回ばかりは藤田の圧倒的なパワーに押され気味。序盤のグラウンドの攻防でも柔術仕込みのテクニックを見せますが、実績とキャリアで優る藤田がことごとくコントロールして見せます。打撃戦でも藤田の強烈なエルボーがジェイクを怯ませるのです。

プロレスの試合としてはかなり原始的な戦いです。私はオリンピックで見るようなレスリングや柔道の試合みたいな雰囲気をヒシヒシと感じました。トップアストリートの試合では派手な技はなかなか決まりにくいものです。けれど、観客はその一挙手一投足を固唾を飲んで見守る……。そんな緊張感がありました。それでいて、藤田は終盤でまさしく「野獣」のような雄叫びと顔面芸で沸かせます。この柔軟性こそがプロの証。それがそのままプロレスラーとしての「強さの証明」にもなっているところが凄いのです。タイトル戦線を離れてからの藤田は試合数も減っていて存在感が薄れていただけに、今年に入ってからの突き抜けたような弾け方には驚かされます。53歳にして「新たな藤田」を感じさせるなんて恐れ入りました。ジェイクも劣勢を味わうことで今までとは違う面を引き出されたのではないでしょうか。ジェイクが若手に見える瞬間もあって、それがジェイクの「出来上がっていたプロレス」に更なる可能性をもたらしてくれるのです。

試合は30分時間切れの引き分けに終わりましたが、見ごたえのあるドローになったことで、この二人の決着戦が楽しみになったのは確かです。決着戦はいい形で実現してもらいたいと思います。


「強さの証明」という言葉がしっくり来るのは藤田だけではありません。潮崎もそうです。長期欠場から復帰後の潮崎は肉体的にもスタミナ的にもかなり落ち込んでいましたが、ここにきて本来の潮崎豪が放つべき「強さ」の印象を強めています。黒いショートタイツにしたことで重厚感も増してきたと思います。
かつての鶴田やハンセンのイメージが重なるのです。サッチャー&ハックスリーとの公式戦では、相手が巨漢外国人ということもあって潮崎の「強さ」が鮮明になったと思います。この試合は「昭和プロレス」のいい部分を感じさせるものがありました。

ただし、「LIMIT BREAK」で火のついた小峠が、公式戦では奮闘が目立たなくなっているのも確かでしょう。これはリーグ戦という枠組みに小峠が縛られている部分もあると思います。小峠は基本的にとてもまじめなタイプのレスラーです。試合における相手とのバランス、試合そのものの意味を自然と考えてしまうのでしょう。リーグ戦には「星取」というゲーム性が加味されます。ひとつでも星を取るためにタッグとしてどう戦うかが重要になります。小峠は自分が前に出過ぎることで星を逃してしまうことを意識してしまっているのかも知れません。それでも、小峠が耐えて耐えて潮崎に繋げられれば小峠に対する評価が落ちることはないでしょう。今はそのギリギリのところにいるような気がします。そこを極めるのか、潮崎が徹底的に強さを見せつけておいてから小峠につないで、小峠自身が自分で白星を勝ち取るのか……。そのどちらをも実現出来る可能性のあるタッグチームなのも確かです。


リーグ戦で一気に火のついた大和田人気は名古屋でも衰えるところがありません。ベイン&ウルフの変幻自在の猛攻に耐え続ける大和田はやっぱり輝いています。ただ、拳王自信が試合後の拳王チャンネルで語っていたように、試合を大和田に託すスタイルはそろそろ軌道修正した方がいいかもしれません。おそらく、この試合はジュニア戦線から来たメキシカンが相手だったこともあり、大和田の勝機に賭けてみたという部分もあったと思うので、純粋なヘビーのタッグチームと当たる残りの公式戦ではタッグとしての戦い方を変えてくるかもしれません。

私は最終戦まで白星は無いと予想していますが、最終戦で当たる最も大きいチームであるサッチャー&ハックスリーから「奇跡の勝利」を得る光景もぼんやりと浮かんでいます。決勝進出の可能性を残した怪物コンビの足元をすくうのが大和田だったりしたら、またまた絶景が見られそうではありませんか。


引き分けに終わった征矢&近藤vs北宮&稲葉は、バランスの取れたチーム同士の対決で、スタイル的にも近いため納得のドローだったと思います。征矢と近藤はリーグ戦だけのタッグ結成で終わってほしくないチームです。

メインの清宮&大岩vs杉浦&憂流迦もタッグチームとしての力が拮抗しているので白熱のタッグ戦になりました。デビュー2カ月の憂流迦が10年選手のような落ち着きでタッグ戦を戦っているのには驚かされます。前回、大和田の新人賞もあり得ると書きましたが、憂流迦も新人賞候補にはなるのですね。残り時間が迫ったところでの清宮の足四の字は得策とは言えませんでしたが、大和田をタップさせられなかった清宮としてはベテランの杉浦相手を時間切れ寸前でもタップさせる必要があったのでしょう。杉浦もこれがタイトルマッチだったなら耐え抜いたかもしれませんが、まだまだ戦いの続くリーグ戦の序盤ということもあって、無念のギブアップを選んだというところでしょうか。


ラジアントホールでダガに大流血させられたタダスケがその遺恨清算も兼ねたジュニア王座戦に挑みました。しかし、ダガは強い! かなり一方的な試合になりましたが、タダスケも意地を見せます。最後はレフェリーが軽く失神している隙にダガがベルトでタダスケを殴り倒してからの必殺技でフォール勝ち。こんなことをしなくてもダガは勝てたと思いますが、この反則攻撃はある意味ダガの「やさしさ」でありプロ根性。タッグ王座戦も決まっているので、それを盛り上げる意味もあるわけです。


名古屋大会はリーグ戦を中心にバラエティ豊かな試合が組まれ、NOAHの試合の幅と奥行きを感じさせてくれました。が、気になるのは『GREAT VOYAGE』の大会名称が形骸化してはいないか、ということです。かつては、ドーム大会や日本武道館大会など、真のビッグマッチ限定で使われていたものです。それが後楽園ホール以上の大会場での大会に安易に使われるようになってはいないでしょうか。プロレスの興行にはイメージも大切です。NOAHの『GREAT VOYAGE』は凄いことをやってくれる大会だと再認識させる必要はあると思うのです。ほぼ純血レスラーでビッグマッチを組めるのも大事だし、その積み重ねも不可欠です。しかし、藤田が言うように「潤わせる」ための仕掛けが最近はほとんど見られなくなっているのも事実でしょう。

今月は横浜武道館大会にも『GREAT VOYAGE』の大会名が掲げられています。今のところリーグ戦優勝者のGHCタッグ王座挑戦が決定しているだけです。横浜武道館は集客に苦しんでいる会場のひとつです。横浜における会場が300人規模のラジアントホールと、その10倍の横浜武道館しかないのがネックなのですが、そろそろ横浜武道館でも『GREAT VOYAGE』の名に相応しいサプライズを用意してもらいたいと思います。


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最終更新日  2024.03.05 11:04:45
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