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NOAH- MON/のあもん

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2019.07.30
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カルッツかわさき大会を生観戦しました。ここは初めて訪れる会場なので、総合施設の建物には入ったものの、どこが会場の入り口なのかわからなくて迷ってしまいました(笑)。地方の体育館興行的な会場でしたが、アリーナひな壇や花道もあり、照明効果もビッグマッチ仕様。地方大会でもこのぐらいの演出が当たり前のようにできるようになるといいですね。横浜在住の私にとって川崎は近いし、横浜文体とラジアントの中間クラスの会場という印象で、神奈川の中心部に大・中・小の会場が揃ったという感じでしょうか。


試合の無いフリーの諸橋が試合前からセコンド業務に従事する姿にはちょっと感動してしまいました。真面目にプロレスと向き合っているレスラーの存在がドラマティックにすら映るのです。諸橋にもっとチャンスを! 諸橋も試合のある時はもっと貪欲に自己主張して欲しいと思います。



●ヨネ・ストーム・川村―谷口・齋藤・雅央

第一試合はタッグのベルトに挑戦が決まった斎藤&雅央のコンビが6人タッグに登場です。対戦相手には元タッグ王者のヨネ&ストーム。挑戦者としての力量を見るにはもってこいのカードですが、試合はいつもの前座的なノリで、雅央とロッキーによる「異種かくとーぎ戦」の印象が強かったのですが、「マサオ・ワールド」としてはやや控えめ。最後は齋藤のスイクルデスから雅央が丸め込んでピンフォール勝ち。タイトルマッチでも挑戦者チームが勝つとしたらこのパターンが濃厚でしょうが、もうひとつ、サプライズ的な連携が切り札的に用意されていれば試合は盛り上がると思います。谷口は与えられた「場」に迎合しやすいので、こうした「楽しいプロレス」に組み込まれるときは、さす又を持ったマイバッハになってしまってもいいのではないかと思うのです。


●原田・YO-HEY―熊野・宮脇

熊野はいつの間にやら原田よりデカくなってるんですねぇ。デビュー時の頼りない体型を知っていると肉体的成長を改めて感じます。キャリアを積んでそれなりの存在感も身についてきたし、あとはやっぱり「心に残る」試合をどれだけ観客の記憶に刻みつけられるかではないでしょうか。YO-HEYは「ゲッツ」を往年の芸人ギャグ・ポーズで様々にアレンジしながら大いにプロレスを楽しんでいる感じでした。


●丸藤・稔・Hi-69―小川・鼓太郎・リッジウェイ

注目は8.4でのシングル戦が決まっている丸藤と鼓太郎の兄弟弟子対決。三沢光晴の面影がリングに重なります。小川と稔のプロレス・ムーヴは高値安定。リッジウェイはまだまだタッグマッチでのリズムとテンポにぎごちなさが見え隠れしていますが、ひとつひとつの技にはオリジナリティが感じられるので、もっともっと方舟マットでの試合を積み重ねてもらいたいと思います。


●潮崎―鈴木

このスペシャルマッチが第四試合というのは贅沢なのか勿体ないのか……。鈴木秀樹というレスラーの試合をそれほど見てはいないので、試合そのものには期待と不安が重なり合いますが、昔からの潮崎ファンとしてはシングル初対決の相手にどんな試合を見せてくれるかに注目。ただし、最近の潮崎は怪我による欠場と短期間での復帰が繰り返されていて、この日も肩にはテーピングが施されているのが不安材料です。方舟マットならではの激しいプロレスをやり続けていると「最高のコンディション」を望むのも難しくなってしまうのでしょうが、せめて怪我を意識させないぐらいの状態は維持してもらいたいものです。

試合は……絶妙と微妙のオリジナルブレンドという印象でした。やはり、潮崎の負傷が試合を停滞させてしまうのです。けれど、鈴木のクラシカルなヨーロッパ・スタイルのレスリングに対して、潮崎がNOAHらしい基本のしっかりとしたレスリングをガッチリと組み合わせる形で展開してゆく試合の流れには思わず見入ってしまいました。華やかなパフォーマンス・プロレスが主流になった今の時代だからこそ、オールド・スタイルのプロレスは新鮮かつ刺激的でした。そうした試合にこそ厳然として息づく「プロレス」独特の世界があることも思い出させてもらった気がします。二人のクラシカルかつ職人的な攻防に会場は静まり返り、二人のレスラーが奏でる「格闘音」だけが会場に響くのも刺激的でした。ちょっと前なら、こうした地味な試合に対して無神経なヤジも飛んだでしょうが、今のNOAHの会場にはそうした雑音がなくなりましたね。

潮崎は負傷箇所への執拗な攻撃に苦しみつつも、「野獣性」を顕在化させる場面がいくつかありました。逆水平チョップを徹底的にブロックしようとする鈴木に対して、意地になってチョップを繰り出す姿や、肩のテーピングを剥ぎ取って吼える瞬間には潮崎の強さとカッコよさが感じられました。が、やはり、負傷箇所を観客に気にさせないような試合でなければ、どこか間延びした印象を残してしまいがちです。30分フルタイムのドローも、絶対的な説得力を持つ結果と呼ぶには微妙な感じがしました。このスタイルの試合では30分は短すぎるので、60分での決着戦を見たいものです。



休憩前にアメリカのMLWという団体との提携に伴い、二人の外国人選手のリーグ戦参戦が発表されました。しかし、二人とも日本ではあまり知られていない選手なので「オオーッ」という驚きの声も歓迎の声も聞かれませんでした。この二人に限った事ではなく、最近は海外プロレスとの距離が遠くなっているので、よほど熱心なファンでなければ、知っている外国人レスラーも少ないと言うのが現状でしょうか。ゆえに、外国人レスラーの参戦が昔のように盛り上がりにくいというのはありますが、それでも外国人レスラーの参戦で華やかさが増すのは事実でしょうし、未知の強豪が方舟マットを活性化させてくれるかもわからないので、どんどん招聘してもらいたいとは思います。

つづいて、論外が予告していた「世界規模の有名人」として桜庭が登場したのですが、遠目には誰が来たのかもよくわからず、特に二階席の反応は薄かったように思います。モニターを利用して「桜庭」の名前を効果的にアピールするような演出でもあればまた違ったのでしょうが……。桜庭のNOAH初参戦に対してもNOAHファンの反応は微妙だったような気もします。でも、NOAHとは距離のあるスタイルで頂点を極めた男の参戦が楽しみなことは間違いありません。誰とどう戦うのか……。杉浦や丸藤との対決は勿論ですが、その昔、Uスタイルのレスラーを手玉に取って見せた小川との対戦も面白そうです。


●杉浦軍―金剛

この試合は見どころ満載。今大会の開催に尽力した大原への声援がいつも以上の凄さでした。観客が大原に感謝しているという空気で満たされていました。試合も楽しさと激しさの「波長」と「鼓動」がピタリと重なり合っていたと思います。それぞれのユニットがしっかりと確立され、対立構造も明確になっているので、観客も軍団抗争の面白さをしっかりと堪能できる試合になるのでしょう。一人一人が自分の立ち位置でちゃんとプロレスをやっているという感覚は見ていて楽しいものです。その上で激しさも申し分なし。

最後は稲村と岡田の若手同期対決で締めくくりましたが、これも軍団抗争の枠組みがあるからこそいい形で盛り上がったと思います。岡田は同期の稲村にデビュー時から差を付けられてしまったからこそ、必死で食い下がろうとする姿が「ドラマ」を感じさせてくれるのです。稲村が身に着けて来た「強さ」には遠く及ばず、技にもまだまだ説得力はありませんが、岡田の成長ドラマがようやく始まったという感じにはなったと思います。稲村のフィニッシュには若手らしからぬ強烈な説得力がありました。

試合後、小峠が金剛からの脱退とジュニアに戻ることを宣言しました。金剛の中ではどこかタイプ的な違和感を拭いきれずにいたので、この決断は良かったのではないかと思います。小峠がイキイキしていたのは、やっぱり革命マントでヒーローを演じていた時なので、ジュニアの革命戦士としてもう一度小峠らしさの確立と進化に邁進してもらいたいものです。



●HAYATA―タダスケ

ジュニア・リーグ戦の決勝はラーテルズ対決。ラーテルズの中でも脇役の位置にいたタダスケが主役の座を勝ち取ったのはやっぱり感慨深いし応援したくなりますね。HAYATAのクールさは相変わらずで、時として天才的な閃きを見せてくれました。技の攻防に多少のモタつきがあって、理想的な盛り上がりとまではいきませんでしたが、リーグ戦決勝としてのレベルは保たれていたと感じました。


●清宮―中嶋

清宮の耐久力というか、打たれ強さというか……やっぱりとんでもない若手チャンプですね。中嶋の厳しい攻めにフラフラになりながらも、要所要所できっちりと形勢を逆転させるのだから恐れ入ります。ポテンシャルの高さに加え、激しい練習の積み重ねがあればこそなのでしょうか。与えられたチャンスをしっかりとモノにできるのもやっぱり才能。このまま行くと、「怪物・鶴田」と「ゾンビ・三沢」を合体させたような超人的レスラーになりそうです。

これで清宮はⅤ5。すべての試合を得意技のタイガープレックス・ホールドで決め続けているのもお見事。この積み重ねが、「清宮=タイガースープレックス」の図式を確立させ、「これが決まれば絶対に勝つ」という絶対的な安定感を生み出してくれるでしょう。最後にダダッと畳みかけるのも理想的。馬場さんが見たら本当に目を細めるに違いないと思わせる選手です。



個人的にはここらで中嶋に勝ってもらって、清宮には「N-1」での再起というドラマを期待していましたが、これだけの試合を見せられれば文句などありません。
試合後のバックステージ・インタビューで清宮は「N-1に出ない」と発言したらしく、たちまちネット上で議論のネタになったようです。今まで「グローバル・リーグ戦」として歴史を積み重ねてきたヘビー最強決定戦が「N-1」としてリニューアルされるわけですから、王者の清宮は参加して当然……というのが大方のファンの気持ちでしょうし、王者の不参加でトーンダウンするのも確かでしょう。

しかしながら、清宮の不参加に対するブーイングが多かったのは、この半年余りで名実ともに「スター選手」として認識されてきたからだとも言えます。キャリアだけを見れば、参加しなくても気にならない……と言われても仕方がないくらいの「若手」なのです。でも、清宮はタイトルマッチで自分の地位を高め続けているわけで、それはやっぱり凄いことだと思うのです。

では、王者が年に一度のリーグ戦に出なくてもいいのかと言うと、やっぱりそこは疑問ですね。清宮の気持ち……というよりは、やはり「興行」としての会社の「狙い」がどこにあるのかが今の段階では見えてこないからです。そこがハッキリと見えて、「なるほど」と納得させてもらえれば、清宮不在のリーグ戦にも価値は見出せるのかも知れません。清宮がいなくても結果的には「凄いリーグ戦」にできるという期待も今のNOAHにはあるのですが、その結果を導くまでのプロセスにおいて、不参加の清宮の存在価値をどんな形で高められるのか? リーグ戦そのものに対する観客の気持ちをどうやって高められるのか……。今の段階では想像しにくいというのが正直な気持ちです。

そして、二日後にはN-1出場選手が発表され、清宮の不参加は現実となりました。参加人数も10人に絞られ、2ブロック制なので公式戦は一人4試合。他団体のリーグ戦や、これまでのグローバルリーグ戦に比べるとどうしても「規模縮小」のようなイメージが付きまといますが、リーグ戦に付き物の「星取りによるゲーム色」が薄まることも確かなので、ひとつでも落としたら優勝はない……といった緊張感が生まれ、公式戦の一つ一つがタイトルマッチのような濃厚さを持ち得るならば、満足度も一気に高まると思います。清宮が参加しないことで何を生み出し、何を残せるのか……。そこは団体としても考えているに違いありません。


「N-1」を軸にして、次期シリーズがどんな展開になるのかわかりませんが、ひとつひとつの試合の凄さや面白さだけで完結するのではなく、その先の展開にもファンの意識を向けさせられるようになってきたのは前向きな変化だと思うのです。清宮がしきりに口にする「新しい景色」というフレーズはまだまだ具体性を欠いていますが、団体としての「新しい景色」を着実に作り続けているのは確かだと思います。

本日も方舟マットには心地よい追い風が吹いておりました。





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最終更新日  2019.07.31 15:21:45
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