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NOAH- MON/のあもん

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2020.08.31
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今月二度目の生観戦はカルッツかわさき大会でした。8.10横浜文体の感動から20日。神奈川でのピッグマッチが続き、横浜人には「プロレスの夏」でございます。

「ザ・プロレス」

大会終了後に真っ先に浮かんだ言葉です。試合のクォリティはもちろん、試合後の様々な展開に至るまで、どこを切っても「プロレス」。まさしくプロレスの金太郎飴。選手一人一人の個性が確立されていればこそのプロレス幕の内弁当。不安要素もいくつかありましたが、それも含めて現在進行形のNOAHは何が飛びしてくるかわからない面白さに満ちています。


ヨネ-宮本

第一試合で「残り時間」のアナウンスを聞くことはあまりないような? 15分一本勝負だし、実力伯仲ということで時間切れ引き分けもやむなし……と言いたいところですが、15分をハイスパートで戦い抜いた……と言いきれる試合になっていたなら、もっともっと盛り上がったことでしょう。

原田・YO-HEY・岡田-タダスケ・仁王・覇王

横浜大会でYO-HEYを裏切ったタダスケがいつの間にやら金剛入りしてました。大会ごとにドラマが動き続けている証拠ですね。赤ジャンパーにサングラスはカッコいいし、仁王・覇王とのジュニア・トリオも違和感なし。HAYATAに続いてタダスケにまで裏切られたボス原田はどこを切っても怒りしか出てこないってぇことで「怒りの金太郎飴」状態でしょうが、「ラーテルズのボス」としてのユニット優先の立ち位置から、原田個人としての存在感を押し出すにはいい流れなのかもしれません。YO-HEYの「らしさ」が弾け場所を見出せなくなっているのは辛いですが、そのうち新しい流れも出てくるでしょう……と思えるのが今のNOAHジュニアです。

清宮・稲葉・諸橋-鈴木・カズ・論外

本当なら諸橋ではなく谷口が出場予定でしたが、直前に発熱があったため欠場。コロナ検査では陰性だったので一安心ですが、谷口欠場がメイン後のストーリーにも少なからず影響を及ぼしたような気もします。それについては後述するとして……急遽参戦となった諸橋にとっては今までにない好カード。ここは一発ドカンと存在感を示してほしいところです。先発は清宮と鈴木。鈴木は見るたびに強さを感じさせる『ザ・レスラー」ですが、清宮はグラウンドの攻防でもエルボースマッシュの打ち合いでも引けを取りません。エルボーで鈴木を怯ませるのですからやっぱりスゴイ。戦う相手の技を吸収する特殊能力でも持っているのでしょうか? 体に厚みが出てくると手の付けられない怪物になるでしょう。

清宮に比べると稲葉はかなり頼りなく感じてしまいます。清宮に挑戦表明した時の顔つきはどこへ行ったのでしょうか。鈴木に子ども扱いされるのはまだしも、ジュニアのカズや論外にも手玉に取られてしまったままではだめでしょう。もっともっと貪欲でガムシャラな稲葉が見たい! 諸橋は鈴木にダイビングヘッドバッドをクリーンヒットさせたところまでは良かったのですが、説得力抜群の人間風車を食らってはどうしようもありませんでした。

ここでお知らせです。「11.22横浜武道館大会開催決定!」 うおぉぉ! またまた横浜でのビッグマッチ! 横浜市民には嬉しい興行が続きます。


小川・HAYATA-大原・小峠

本大会のプロデューサーでもある大原にとっては地元でのジュニア・タッグ王座奪取を実現したいところなので最初からエンジン全開です。小峠もやっと自分らしく戦えるユニットに巡り合えてノリノリです。声が出せない観客に手拍子を要求するのもいいですね。試合は見どころ満載。最後までどっちが勝つかわからない展開に魅せられました。小川は無駄なことを一切やらずタッグの戦い方とはこういうものだ……と見せつけるような戦い方。最初は省エネファイトにも見えましたが、終盤の主役は小川でした。かなりハードな技を受けながらも、最後は「おおっ」と思わせる変形のアキレス腱固めで小峠からギブアップを奪ってしまいました。やっぱり小川は……強い! 上手さや老獪さだけではなく、単純に強いと思わせる試合をやってしまうのです。


鼓太郎―吉岡

吉岡は序盤で足を痛めたことで動きが鈍くなったのもありますが、新たな団体でのタイトル挑戦ということで硬くなっていたのかも知れません。フルスロットルとしてのタッグマッチやノンタイトルでのシングルマッチでは自分らしさを全開に出来ていただけに、やはりタイトルマッチは特別なのでしょうね。終わって見れば鼓太郎の貫禄勝ち。ジュニアはスティンガーの天下が続きます。

試合後、金剛ジュニアの三人が乱入して鼓太郎を袋叩き。覇王が次期挑戦者として名乗りを上げたわけですが、小川とHAYATAが駆けつけるとアッサリ退場してしまったので尻切れトンボ。折角、タイトル防衛したばかりのジュニアタッグ王者も出てきたのだから、タダスケも吼えまくればよかったのにね。


丸藤・武藤・望月・M-拳王・北宮・征矢・稲村

注目のエムアラ新加入選手の登場です! 正体は……船木! 武藤が連れてくると言うことで真っ先に浮かんだのは船木と河野でしたが、船木は田中稔の逗子プロレス祭りでの丸藤とのタッグ結成が発表されていたので、エムアラ加入があるとしてもその後ではないかと思っていました。

NOAHマットに船木……というのは感慨深いものがあります。というのも、船木は三沢さんが存命の頃にも「緑のマットに興味がある」と語っていたことがあって、当時のNOAHファンは船木がいつ方舟マットに上がるのか……と期待したものですが、なぜか実現しないままになっていたのです。ゆえに、船木がMとして最後に入場してきた瞬間には様々なプロレスの記憶が頭の中を駆け巡りました。


先発は船木と拳王。実に新鮮で刺激的な初対決です。拳王は誰にでも牙をむく男。拳法家としてのバックボーンもあるので、U系プロレスや総合格闘技で一時代を築いた船木は牙を剥かなくてはならない相手です。いきなり自分が出て行くというのが武闘派リーダーの面目躍如。船木にもストイックな格闘家のイメージがあります。コスチュームの赤と黄色のコントラストも視覚効果抜群。ゾクゾクします。船木の肉体は51才とは思えないほど鍛え上げられていて動きもシャープ。キックのスピードも速い! 拳王が押され気味でしたが、適応能力に優れた拳王ですから対戦を重ねれば面白くなるに違いありません。

Uスタイルで始まった試合は、つづく望月が威勢のいいアピールで純プロレスの世界へと誘い、天才プロレスラーの武藤と丸藤が硬軟織り交ぜたプロレスで魅了してゆきます。そこに船木のUスタイルも違和感なく溶け込んでいるではないですか。エムアラが奏でるプロレス四重奏のなんと魅了的な事でしょう! 四人がそれぞれ巧みな「演奏者」であればこそなのですが、金剛のストレートな真っ向勝負のプロレスがあればこそ奏でられた「旋律」だったとも言えるでしょう。

リデット傘下の時には「美学のある闘い」がキャッチフレーズになっていましたが、この8人タッグはまさに「美学」を感じさせるプロレスだったと思います。最後は稲村がエムアラ四天王にキックのフルコースを浴びた挙句、船木の変形ツームストンパイルドライバー(ハイブリッド・ブラスター)で大の字。船木がプロレスらしい技で説得力のあるピンフォール勝ち。負けたとはいえ、レジェンドたちのフルコースを味わえるなんて、稲村は幸せなプロレスラーです。

船木の試合を生で観たのは(おそらく)初めてでしたが、映像で見ていたとき以上にカッコよく見えたし、拳王と赤ベルトを争う姿も簡単にイメージできました。もしかしたら、NOAHで船木vs桜庭なんて試合も実現するのでしょうか? エムアラができたおかげで夢が広がります。



潮崎・中嶋―杉浦・桜庭

メインはレネとワグナーが返上したタッグ王座の決定戦です。杉浦&桜庭はかなり驚きのタッグです。タッグを組むこと自体は杉浦軍として当然なのですが、桜庭がタッグ王座戦をやるというのがやっぱり「事件」です。桜庭が初めてNOAHマットに登場したのは昨年のカルッツかわさき大会でした。その時はビッグマッチ限定のスポット参戦だろうと思っていたのに、この一年で杉浦軍としてプロレスを楽しみまくり、タイトルマッチにまで絡んでくるとは! 相手は乗りに乗っている潮崎と中嶋のAXIZ! 年齢的に見ても世代抗争の構図そのままで、桜庭はどちらかと言えば「過去の人」。見た目もそれほど強そうには思えません。船木の方が動きもシャープだし、ファイティングポーズもスタイリッシュ。蹴りの威力やサブミッションの入り方にも切れがあって、単純に見た目だけで言えば桜庭にはあまり華が感じられないのです。実際、中嶋との蹴り合いでは明らかに劣って見えました。しかし、フワッと組み合ってスパッと関節を極めるテクニックはやっぱりスゴイ! 見るたびに惚れ惚れします。カッコよさの種類が違うんですね。技を受けてしまうと脆いのでは……といった不安要素もあったのですが、潮崎のチョップ連打をしっかり受けとめ、AXIZのエンドレスラブでサンドバック状態! 今日はチョップとキックの音が特に凄い! ドスッ! バコッ! ズドーン! て感じですが、桜庭はすべてを受け尽くします。

かつて、Uスタイルはプロレス的なムーブを否定することで独自性を放っていましたが、桜庭は「プロレスラー」であることを公言していましたね。その男が50歳にしてキックとチョップの連打に耐えているのですから、プロレスの歴史を知る者ほど感慨深いはず。かなりヨタヨタになりながらも桜庭は怯まない。潮崎をサブミッションで翻弄しまくり、それを潮崎も返してゆく。プロレスに理屈は要りません。これぞ、「ザ・プロレス」。

杉浦は他団体での試合で負傷したらしく、耳に包帯を巻いているのが不安材料でしたが、そこを責められて動きが止まってしまうような場面もありませんでした。杉浦はやっぱり杉浦。強い強い。一人でAXIZと互角に戦い、終盤は潮崎と一騎打ち状態。潮崎の孤軍奮闘が続きますが、拳王との60分フルタイムの記憶があるので、簡単には沈まないことが観客にも認識されています。なかなか中嶋にタッチ出来ない状況が続き、ようやくタッチのチャンスになったものの、潮崎は中嶋のタッチを拒み「俺が戦う」と態度で示します。まさにプロレスラーの意地でしょう。しかし、最後は杉浦に締め落とされて敗北……。杉浦・桜庭の強さが一気に印象付けられました。桜庭がタイトル奪取に喜ぶ姿も妙に感動的でした。


試合後、金剛がやってきます。拳王は新王者チームに北宮と征矢のコンビで挑戦表明。あらら? 拳王が征矢と組んで挑戦するんじゃないのね? つづいて拳王は動けない潮崎を罵倒。すると中嶋が拳王と対峙して、「やってやるよ」の一言。

早くもナショナル王座戦の再戦が実現か? と思いきや……中嶋が潮崎にバーディカルスパイク! 「あんたは俺を必要としていない。俺も必要していない」と決別宣言。ここで、潮崎がタッチを拒否した場面が甦ります。あれはあれで潮崎の闘魂そのものでした。押されまくった試合を自力で挽回するのだと。たとえそれで負けてたとしても、今までのAXIZなら中嶋は潮崎の気持ちを理解したはずです。ところが、そのささやかな場面が「必要としていない」へと繋がってしまったのです。観客の解釈次第でどうにでも転がるのですが、この展開を読みきっていた人はいなかったでしょう。昨日は二人で仲良くインスタライブをやっていたし、二日後には二人でオンライン・サイン会の予定でした。それらをすべて吹き飛ばしてしまったのですから、意外性と衝撃度も抜群。

しかも、中嶋は金剛入りを宣言! これまた意外すぎる展開。観客は手の平で転がされまくりです。そこへ清宮が駆けつけて潮崎を介抱……。

なんで? なにがどうなってる?

中嶋が拳王と組むの? AXIZがこれから本格的に名物タッグとして暴れるのを楽しみにしていたファンには予期せぬ悲報か……。あらあら、ちょいと微妙な空気になってしまったぞ……と思っていると杉浦がマイクで会場を和ませてくれます。なんと杉浦軍で金剛ポーズ! 桜庭もノリノリじゃないですか。まさに緊張と緩和。中嶋が与えたショックが大きかったからこそ、観客は杉浦のウィットに救われます。過去には変な空気になったまま終わった興行がいくつもありました。ゆえに、NOAHの20年を知り尽くしている杉浦なればこその機転。


さてさて……中嶋の金剛入り宣言にはどんな意味があるのでしょうか? 

ひとつ言えることは、中嶋が拳王と組むことによって、曖昧になっていたタッグ編成に道筋ができるということです。拳王にパートナーがいないのはずっと気になっていたので、中嶋と組むことにでもなったらとんでもないタッグチームの誕生です。でも、征矢と北宮がタッグ挑戦となると稲村のパートナーがいなくなります……。まさか、あの人が? それはないか。かなり前から他団体の「あの人」はいずれNOAHに来るだろうと思っていたのですが、一向に実現しそうにないので……。

潮崎は助けに来た清宮と「ゴーカイ」タッグ復活か? イヤ待てよ。もしかしたら、ここに飛び込んでくるはずだったの清宮ではなくて谷口だったのかも? 発熱で欠場していなければ可能性はあったはず。清宮が稲葉とのタッグ結成を表明したことでパートナー不在になっていた谷口が潮崎と組むというのはあり得る話。谷口と潮崎は以前タッグを組んでいたし、噴火しきれない谷口火山に刺激を与えるとしたら潮崎とのタッグ結成は最後のチャンスになるのかも……。潮崎が「アイ・アム・ノア」なら、谷口も生え抜きの「ナチュラル・ノア」。NOAHの顔になりつつある潮崎とのタッグで谷口を覚醒させられるかも?

しかし、中嶋と拳王がうまくいくのかは疑問。金剛も人数が増えて来て、中嶋がそこにうまく収まるかどうかも疑問。中嶋には別の思惑があるやもしれぬ……。中嶋はベビーフェイスでもヒールでもやれるキャラ。「悪彦」復活で何をやらかすかわからないから面白い。

ただし、中嶋の金剛入りが単なるユニット再編の一部ならいいのですが、長年プロレスを見ていると余計なことまで考えてしまうんですね……。単なる裏切りのやりとりではなくて……金剛入りの先によからぬことが……とか。中嶋がNOAHファンを敵に回すような立ち位置に着いた時は、その先に最悪のシナリオもありえる? 忘れかけていたよからぬ噂も頭をよぎったり……。

そっち方面のことはどうにもならないので考えても仕方ないのですが、団体内のやり取りに話を戻すなら、潮崎が裏切られたことで、同じく裏切られまくっている原田とユニット結成するのもありかも知れません。潮崎、谷口、清宮、稲葉、原田、YO-HEY、岡田、宮脇……でのユニット結成となれば、金剛、杉浦軍、エムアラとも十分対抗できますね。いや、岡田は中嶋と共に金剛入りか? そこで稲村との同期タッグを始動……ってのもあり得る話ですね。

中嶋が一人動いただけで新たな多様性が生まれます。この次はこうなって、ああなって……中嶋が更に拳王を裏切るとか……などとストーリーを妄想する喜びも一気に広がりました。中嶋の意外過ぎる一撃によって、誰が何をやらかしても不思議ではない状態が生まれやすくなったのかも知れません。

まさに、NOAH旗揚げの理念である「自由と信念」が具現化されてゆくのです。

しかし、AXIZファンの心中は複雑でしょうね。やっぱり裏切られたと思ってしまうでしょう。会場を後にするAXIZシャツの人の後姿が気の毒に思えました。

それでも、この展開に多くのファンがあれこれと意見を述べていることが重要なのだと思います。プロレスはファン一人一人がドラマを思い描くことでも成り立っています。試合は文句なしに素晴らしかったし、賛否両論あれども試合後のあれこれが決して試合の凄さと乖離しきってしまうのではなく、試合の満足感によって想像力を掻き立てられるのです。

タッグ編成やユニットの存在は他のスポーツでは見られないものです。団体競技でのチーム移籍にしても正式な契約で行儀よく行われます。しかし、プロレスはそれも含めて「戦い」を楽しませてくれるのです。「今までは仲間だったけど今日からはライバルだ」と仲良く袂を分かつやり方もあるとは思いますが、プロレスの場合は「裏切り」の方がわかりやすいし、その後の対立関係も作りやすいんですね。

ただ、それがやたらと続きすぎるのもどうかと思うので、バランスよくやれるのが理想ですね。そして今のNOAHには理想を着実に実現する力と勢いがあります。

今日の大会は試合も、試合の前後も、すべてをひっくるめて「ザ・プロレス」でした。

そして、とにかく、本日のカルッツかわさき大会は……。

「メッチャ面白かった!」

ありがとう、NOAH。
ありがとう、大原はじめ……殿!

本日は敬意を表して……ムイビエン!





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最終更新日  2020.08.31 23:05:05
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