テーマ:クルマ選び(282)
カテゴリ:車
「クルマに対する意識についてのアンケート」調査結果
突っ込みどころ満載のアンケートの分析結果ですね。時間をかけて回答されたと思われる皆さんは満足されているのでしょうか? アンケート調査の有効回答者数31,490名のうち、74.5%の人が「クルマ」(自家用車)を購入・利用することに少なからぬ関心を持っています。 関心が無い人は、このようなアンケートに回答しないと思われるので、至極当然の結果だと考えられるのですが。 「所有・利用に伴う経済的負担」が大きいにもかかわらず、「クルマ」に対する関心・興味としては「乗ること」(11.3%)よりも「持つこと」(76.8%)を重視する人の方が多くなっています。 経済的負担が大きいからこそ、「持つこと」を重視せざるを得ないとは考えないのでしょうか。そもそも「新車購入に当たっての重視点」という質問に対し、「乗ること」と答えるのは無理があります。「購入=持つこと」ですので。 購買行動に結びつかない理由の1つは経済的負担の大きさに求められますが、それとは別に同じクルマを大切にしながら長く乗り続けようというユーザーの「クルマ」との付き合い方が変化していることも影響しています。 「お金が無いから、新車買えないよね」だけで済むような総括ですね。 今後は購入意向の強い高所得者や年齢が比較的高い層等を意識した商品投入・販売、維持・管理ニーズに対応した部品・用品・サービス提供が求められていくと考えられます。 なぜこのような結論になるのかわかりませんけど、「お金が無いから、新車買えないよね」という人たちを切り捨てて、金持ちと(恵まれた)年寄り向けのクルマを作れと言っているわけですね。 ところで、「現保有車タイプ別に見た購入予定・計画車のタイプ」を見ると、面白いことが分かります。 「ミニバン」に乗っている人は次に「ワンボックス」に乗りたがっている人の比率が多く、以下同様に「ワンボックス」の人は「オフロード車」へ、「オフロード車」の人は「3ドア・5ドア軽乗用車」へ、「3ドア・5ドア軽乗用車」の人は「ミニバン」へ、という具合に循環しています。 「4ドアセダン/ハードトップ」に乗っている人と、「5ドアワゴン(ステーションワゴン)」に乗っている人は、次も同じ車種にするという人の比率が最も高いことから、様々な車種を乗り継いで循環しつつも、最終的に4ドアセダンや5ドアワゴンに落ち着いてしまうということなのかもしれません。 ただ、個人的には「ワンボックス」の人気がそれほど高いとは思えないため、おそらく「ワンボックス」とはノアやアルファード、エルグランドといった、背の高いボックスタイプのミニバンを指していると思われ、また、「ミニバン」と称されているものの中にはスライドドアがない3列シートの5ドアワゴン(ステーションワゴン)が多数含まれていると思われます。 ワンボックスとミニバンの差はボンネットの有無であり、前輪車軸の上に運転席があるキャブオーバー車をワンボックス、ボンネット側に納まるのがミニバンですね。 ちなみに私が乗っているタウンエースノアは、ボックスタイプのミニバンなのですが、車検証には「ステーションワゴン」と記載されています。当時のトヨタは、ノアのようなボックスタイプのミニバンを「セミキャブワゴン(半分キャブオーバーなワゴン)」と呼んでいたようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.05 18:16:44
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