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組織やコミュニティの規模が大きくなった場合に発生するデメリットに「傍観者効果」というものがあります。
例えば、参加者が3人のMLと、3000人のMLに、それぞれ同じ質問を投稿したとき、むしろ後者の方が反応が悪くなるという現象です。 自分が反応しなくてもそのうち誰かが答えるだろうと考えたり、自分の答えが他の人の答えよりも劣っていたら恥をかくと考えたり、結果的に誰も答えなくても自分だけが責められることは無いだろうと考える人の割合が集団の規模に応じて増えるためです。 もちろんその集団の多寡や回答の難易度に対する印象は参加者の経験などによって異なるので、必ずしもそうなるとは限らないものの、大きな集団では上記のような現象が発生しがちであることを意識するだけでも改善されると思います。 社会心理学や組織行動学といったものを多少かじっておくと、集団になった時に陥りがちな無能状態を意識して抜け出せるようになるので、大きい組織のメリットを生かせるようになるかもしれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.18 00:21:25
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