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2007.01.05
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居眠り運転の原因の一つとされている、睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)という病気を御存知でしょうか?

その自己診断をするための眠気指数テスト(ESS)に問題があり、正常点だった人の86%がSASだったそうです。
睡眠時無呼吸症候群:「疑い」86%見逃し 自己診断基準

国土交通省が作成したリーフレット(PDFファイル)によると、「昼間の眠気指数(ESS)テスト」として、下記8項目について、どんなときにウトウトするかを4段階で評価し、その合計点で判断するようです。

・状況(どんなときにウトウトするか)
1. 座って読書しているとき
2. テレビを見ているとき
3. 他人もいる公共の場所で動かずに座っているとき
([例]会議に出席したり、映画館にいるときなど・・・)
4. 他人が運転する車に同乗し、1時間休憩なしで走っているとき
5. (用事がなく)午後、休息を取るため横になっているとき
6. 座って人とおしゃべりしているとき
7. 昼食(アルコールなし)後、静かに座っているとき
8. 車を運転中、渋滞や信号待ちで数分間止まっているとき

・4段階評価
3点 だいたい、いつもウトウト(居眠りを)してしまう
2点 ウトウトする(居眠りする)ことがよくある
1点 ときどき、ウトウトする(居眠りする)ことがある
0点 ウトウトする(居眠りする)ことは絶対にない

合計10点以上の人は要注意でSASの可能性、15点以上の人は重症の疑いがありますが、たとえ合計9点以下でも、家族から睡眠中の呼吸停止や大きないびきを指摘されたり、日中強い眠気を感じる人はSASの可能性があるそうです。

今回問題とされているのは、9点以下でも86%の人がSASだったことですが、そもそもSASを含む睡眠障害が免許の取り消し・停止理由になっている以上、職を失うと思った職業ドライバーが正直に回答するとは思えませんので、自己診断に頼ること自体が行政の怠慢だと思います。

職業ドライバーにはSASの診断を義務付けるべきではないでしょうか?

ちなみにSASの症状として以下のようなものが挙げられています。
・睡眠中、呼吸が止まる
・肥満
・熟睡感がない、だるさを感じる
・疲労感や集中力が低下する
・勃起機能不全
・大きないびきをかく
・口やのどが渇いて口臭がある
・日中、強い眠気を感じる
・朝、頭痛がする
・不眠症など

特に肥満はSASの原因の一つですし、SASによる睡眠不足は肥満の原因になりますので、悪循環なのでしょうね。

SASは完治可能な病気であり、ちょっと大げさではないかとも思えるCPAP(シーパップ/経鼻持続陽圧呼吸療法)による治療でも、月々5,000円程度で済むらしいので、SASの疑いがある人は診察・治療を受けることをおすすめします。

楽天でも様々な睡眠時無呼吸症候群に関連するグッズや書籍が売られていますね。






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Last updated  2007.01.06 01:38:12
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