カテゴリ:セキュリティ
「犯行予告共有サービス」と称する予告.inが話題になっていますが、善意かネタか分かりませんが、個人的にはマズいと思います。
ITmediaでさえ、「総務相が、ネット上の犯行予告を検知できるソフトの開発費を来年度予算の概算要求に盛り込むと発言した。費用は数億円」という報道を受け、開発者の矢野さとるさん(26)は、犯行予告収集サイトを1人で2時間で構築・公開したなどという、まったく異なるシステムなのにもかかわらず、同じものを作ったと誤解を招くような取り上げ方をしています。 そもそも、犯罪の予告などは各都道府県警察(都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口等一覧)か、財団法人インターネット協会が運用しているインターネット・ホットラインセンターに通報すべきです。 もちろん、匿名での通報も可能です(アクセス記録は取られているとは思いますが)。 予告.inには「緊急性のある場合は110番か、ホットラインセンターへ通報しましょう」なんて書いてありますけど、緊急性の有無は素人に判断できないと思います。 また、予告.inに通報するだけで安心してしまい、警察やホットラインセンターに通報しない人もいるでしょう。 それで通報が間に合わなかったり、判断を誤った場合、責任を取れるのでしょうか? 通報された内容をリアルタイムに公開しているのもまずいと思います。 中には怪しいリンク先や個人情報をさらしているようなものも投稿されており、二次被害を招くおそれがあります。 ※このnoahnoah研究所のブログにコメントまたはトラックバックする場合は、楽天ブログへのログインが必要です。なお、記事の内容に言及しないトラックバックは許可されません。
Last updated
2008.06.13 20:55:24
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