テーマ:家を建てたい!(10070)
カテゴリ:家作り
階段には転落防止や小休止のために踏み面を広くした「踊り場」を設けるのが普通です。
階段をコの字型に折り曲げるときは、曲がった部分に設けた踊り場の分割数と角度が課題になります。 まったく分割しない長方形の踊り場が理想ですが、その場合、段数が稼げません。 天井高を多く取ると、2階の床の高さ(階高)も増えるため、階段スペースと段数を増やさないと、急で危ない階段になってしまいます。 長方形の踊り場を中心から45度ずつ4分割する場合を「45/45/45/45」とすると、理想は「60/30/30/60」の4分割だそうです。 ![]() [参考]階段のカタチが家庭内事故を減らす!?[子育て世代の安全・安心な家]All About 実験の詳細は不明なのですが、被験者の評価が高かった理由は、日本の住宅は6分割された「30/30/30/30/30/30」の踊り場(?)が多いからではないかと思います。 様々な住宅の間取り図を見ると、階段スペースとして2畳分しかとっていない場合が多く、そのため踊り場を6分割して段数を稼がざるを得ません。 使い慣れた6分割の曲がり階段に2箇所も踊り場が増えることで高評価につながったものと推測されます。 我が家の階段の踊り場は「30/30/30/90」で、図の[4]ではなく[5]のパターンですけど、左右逆なので、利き手の差もあるかもしれません。 私は「60/60/60」の3分割の方がいいのではないかと思うのですが、少なくとも4分割するなら、「60/30/30/60」の4分割がいいということですね。 ちなみに4分割するには約3畳分のスペースが必要となると思います。我が家も3畳分の階段スペースを取っています(1階の天井高240cmで15段)。 ![]() 郷里の家を改めて調べてみると、階段の踊り場は「45/45/45/45」の4分割でした。手すりがなく、危ない雰囲気ですが、いつも壁に手をつきながら駆け下りていました。1階の天井高260cmで14段ですから、それなりに急な方だと思います。 できれば手すりは片側だけでなく両側に付けると、階段ですれ違うときや老後も安心ですね。尺モジュールでも両側に付けられるように、ずいぶん前に法律が改正されているのですが、知らない不勉強なプロもいます。 ![]() 45度分割の方が30度分割に比べて広いので、たとえ踊り場に猫が寝ていても、足の置き場があり、猫を踏むことなく階段を上り下りできます。 ![]() ちなみに階段の段数の数え方がわからない場合は、階段の垂直面である「蹴込み」の数を数えましょう(寝ながらネコが足で指し示している板のこと)。 → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)へのコメント書き込みは、楽天ブログへのログインが必要です。 ※出典元を示していただければ、私に事前許可を得ることなく、画像および文章を引用していただいても構いません。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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