テーマ:個人情報の流出(41)
カテゴリ:セキュリティ
AppleのiPhoneなど、写真撮影時の位置情報をJPGファイルに埋め込むことが可能なスマホやケータイでは、撮った画像をそのままブログなどで公開することによって、自宅の場所などを意図せず全世界に公開してしまうおそれがあります。 JPEGファイルにはEXIF情報の埋め込みが可能で、撮影に使用したカメラのメーカーやモデル名や撮影条件などのほか、ジオタグと呼ばれるGPS情報も追加できます。このGPS情報には、撮影場所の座標、高度、カメラの向き、GPS衛星から取得した時刻情報などが含まれます。 画像からGPS情報を表示するソフトはフリーウェアで多数公開されており、私が主に画像表示兼編集用として使っているIrfanViewにも、GPS情報を確認したり、Google EarthやGeoHack-Wiki経由で地図表示する機能があります(画像を表示した状態でALT+I+I+E)。また、編集した画像を保存する際に、EXIF情報を保存しないようにもできます(保存時に [Show option dialog] にチェックを入れ、[Keep original EXIF data] のチェックを外す)。 国内外の旅行先などで写真を撮る時、あとでどこで撮った映像か思い出したいときや、人に紹介するときには便利なGPS情報なのですが、自宅や職場で撮影した映像にはGPS情報を付けない方が無難です。 そもそも、撮った画像を無編集でそのままWEB上に公開するのは、ファイル容量や画面サイズの関係でよくないことです。最近は容量無制限の画像共有サイトや、閲覧時にもパケット無制限(定額)だったり、自動編集してくれる機能もあったりするので、無頓着な人も増えているのかもしれませんが。 ちなみに、最近のドライブレコーダーは、デュアルレンズで車内外を同時録画可能な上、動画にGPS情報を埋め込んで走行軌跡をGoogleマップ上に表示可能な機種もあります。こうなると、車で誰がどこに行ったのかを後で確認することも容易です。 ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)にコメントする場合は、 楽天ブログへのログインが必要です。 (noahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する) (noahnoah研究所に行く) (ノアML(noahnoah)に行く) (noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く) (伊藤@横浜へメールを送る) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.15 15:30:43
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