テーマ:熱帯魚&水草の話(1153)
カテゴリ:熱帯魚
夏に熱帯魚が死んでしまう原因の多くが高い水温によるものです。 水温が30℃を超えると一気に大量死することもあります。 「熱帯魚」の多くは温帯魚ですし、熱帯でも水温が30℃を超えるのは稀です。 我が家では、冷却ファンを使い始めてから、高水温で魚が死んでしまうようなことはなくなりました。 水槽用冷却ファンは水面に風を当てて、気化熱を奪うことで水温を下げる方式です。 外部ろ過ポンプにつなげる水槽用クーラーもありますが、高価ですし、発生する熱や騒音の問題もあります。 ただし、水槽の冷却ファンには次のようなデメリットもあります。 ・涼しい夜間やクーラー使用など室温が下がると水温が下がりすぎてしまう。 ・気化によって水が減るので、補水が面倒(室内の湿度も少し上がるでしょう)。 ・冷却ファンの風切り音がうるさい(水槽用クーラーも同じですが)。 ・電気代がかかる(水槽用クーラーより少ないはず)。 これらのデメリットを軽減するために、不要な時は冷却ファンを止める必要があります。 そのため、設定した水温より下がったとき、自動的に冷却ファンを止めるサーモスタットがあります。 水温が下がった時にヒーターを自動的に使うサーモスタットと区別するため「逆サーモ」と呼ばれることもあります。 我が家ではGEXの観賞魚用冷却ファン専用サーモスタットFE-101を使っています。 水温によってコンセントからの電源を入れたり切ったりするものなので、外見も構造もヒーター用サーモスタットと同じです。 冷却ファン用は水温が設定値よりも下がったら電源を切るという、ヒーター用サーモスタットと逆の動作をします。 GEXのFE-101は冷却ファンに通電している間は青色LEDが点灯します。 なぜかこの青色LEDの光はかなり明るく、まぶしいくらいです。 ヒーター用サーモスタットの多くが赤やオレンジで点灯するので、区別がつきやすいかもしれません。 観賞魚用ファン専用サーモスタットFE-101の仕様表です。 制御温度範囲は15〜35℃と広いので、用途も広いのでしょうけど、設定精度も±1℃と広くなっています。 使用できる冷却ファンの消費電力は1Wから100Wです。 ただ、仕様には「使用できるヒーター容量」と書かれており、ヒーター用サーモスタットの説明書からコピーしたのがわかります。 間違ってもヒーターは接続してはいけません。 設定温度より低い場合はヒーターが切れたままになり、設定温度より高い場合はヒーターが入り続けますので。 実際の動きですが、設定温度付近でファンの入り切りを細かく繰り返すことはありません。 写真のように23℃あたりに設定すると、24℃になったらファンの電源を入れて、23.5℃になったら切るという動作になりました。 ファンが停止している時間は、水温の上昇速度によります。 室温が上がると水温も上がりやすくなるため、設定温度によっては常時ファンが動作し続けることもありそうです。 → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → ノアML(noahnoah)に行く → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る → noahnoah研究所に戻る ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)へのコメント書き込みは、楽天ブログへのログインが必要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2015.12.26 17:16:04
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