テーマ:パソコンの修理(24)
カテゴリ:家電
娘が使っているLenovoのノートパソコンが正常に起動できなくなったので、DIYで修理することにしました。 1年以上前にも同じことがあり、起動時の自動修復も効かない状態でした。 そのときはハードディスクを外し、別のPCにUSB接続しただけで復旧しています。 完全に使えないわけではなく、中途半端に使えるハードディスクの扱いは厄介です。 死にかけているハードディスクは、FUJITSU MJA2250BH G2で、容量250GBの2.5インチHDDです。 FUJITSUと書かれていますが、東芝のOEMかもしれません。 タイ製でした。 壊れかけたハードディスクFUJITSU MJA2250BH G2のSMART情報です。 セクタ異常のため、代替処理保留中のセクタ数、回復不可能セクタ数ともに多い状態でした。 代替処理保留中のセクタは、プログラムが使用している領域が壊れているために発生します。 HDD Scanを使って確認すると、やはり使えないセクタが多数存在しています。 このようなHDDの使用を継続すると、完全に使えなくなる確率が高いので、交換せざるをえません。 HDD容量の7割程度が使われていたので、ついでにHDD容量もアップすることにしました。 通常であれば、HDDのクローンを作るツールを使って、外付けした新しい内蔵HDDにコピーするだけで済みます。 ただ、今回は多数のセクタ異常が発生しているHDDなので、セクタのコピーが失敗してしまいます。 まず、リカバリーメディアを作っていないというので、作成する必要がありました。 以前の容量アップで交換して使われていない80GBのHDDをUSB接続してリカバリーメディアとします。 このUSB接続したHDDから起動してリカバリーを実行すれば、内蔵HDDが工場出荷状態に戻ります。 「CHKDSK /R」を繰り返したり、各種バックアップツールで修復したところ、SMART情報が少し変化しました。 比較的安定して起動できるようになってから、バックアップツールで環境を丸ごと保存します。 リカバリーメディアからリカバリを実行すると工場出荷状態に戻り、後から入れたプログラムやデータが失われます。 そこでバックアップツールを使ってパソコンの環境を外付けHDD(容量1TB)に丸ごと保存します。 セクタ異常のためにエラーが出ますが、無視してバックアップを作成するツールを使いました。 それから、問題のある内蔵HDDを新しいHDDに交換し、外付けした80GBのHDDからリカバリーを実行します。 リカバリー後のパソコンにバックアップしたデータを書き戻してやれば、従来通りに使えるようになります。 新たに選んだ内蔵HDDは容量1TB(1000GB)のTOSHIBA MQ01ABD100です。 フィリピン製です。 リカバリーを実行するだけで、ちゃんと1TBのHDDとして認識されます。 ただし、バックアップデータを書き戻すと、元の容量である250GBに戻ってしまいます。 そこでパーティションサイズを変更するツールを使って、1TBすべて使えるようにしました。 ちなみに、私が使っているノートパソコンに最初から入っているHDDは、TOSHIBA MQ01ABD100Hでした。 最後に「H」が付くと何かが異なるようで、価格も少し変わるようです(「H」がない方が安い)。 新品のTOSHIBA MQ01ABD100のSMART情報です。 もちろんエラーなどはありませんが、初期不良品でないかチェックしておく方が無難です。 (USB接続なので、バッファサイズなどは実際のものと異なります) (関連記事) パソコンが起動しなくなったらHDDを外して読んでみる ノートPCのハードディスクを交換 → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → ノアML(noahnoah)に行く → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る → noahnoah研究所に戻る ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)へのコメント書き込みは、楽天ブログへのログインが必要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.27 15:08:45
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