テーマ:車に関するお話(10643)
カテゴリ:車
国家公安委員会が2015 年12 月22 日に三角停止表示板「シグナルエース RE-450」の型式認定を取り消しています。
今のところ、報道しているのは朝日新聞くらいで、回収&返金しているのはオートバックスだけのようです。 (株)良栄プラスチックが製造した停止表示板 RE-450 - 注意喚起(消費者庁リコール情報サイト) 高速道の停止表示板、強風で飛ぶ恐れ 100万個流通か(朝日新聞) 停止表示板「シグナルエース RE-450」商品回収・返金のお知らせ(オートバックス) AUTOBACS SEVEN 「停止表示板 シグナルエース RE-450」 回収&返金(リコールプラス) 製造元は良栄プラスチックで、製品には「RYOEI」というロゴがあります。 シグナルエース RE-450のチラシから抜粋した画像です。 国家公安委員会認定品をうたっています。 また、「交F04-2」が正式な認定番号のようです。 他社認定品よりも半分以下に軽量化したことと、コンパクトなことを売りにしています。 本体の重量は640g、組み立て時のサイズは、W430×H402×D625mmとなっています。 警察庁の停止表示器材(停止表示板)構造基準によれば、幅は45cm以上となっています。 RE-450の幅は43cmなので、これだけでもアウトです。 チラシには、脚を伸ばすことで「従来品を上回る耐風圧安定性を実現」したと書かれています。 しかし、前後と側方から風速18mの風をそれぞれ3分間吹き付け、移動や転倒などしないことを調べる安定試験は通らなかったようです。 報道によれば、2011年に警察庁での検査をパスしたのに、なぜか2015年に市販品を検査したところ、繰り返し飛ばされたらしいです。 なお、台風の大きさの目安となる強風域は10分平均風速15m以上で、暴風域になると風速25m以上になります。 風速18mの風で倒れるようでは、台風の範囲に入った時に倒れてしまうでしょう。 高速道路における大型トラック通過時の突風でも倒れてしまうのではないでしょうか? 実用新案登録 第3136285号を確認すると、クレームに認定番号「交F04-2」と書かれています。 つまり、認定を受けてから、実用新案の内容で仕様変更したようです。 実用新案では、脚を伸ばすことで、従来品より約1kg軽量化と大幅なコストの引き下げが可能とも書かれています。 ちなみに我が家の三角停止表示板は、同じ「RYOEI」の「シグナルエース RE-500」でした。 RE-500の認定番号は「交F79-88」で、なぜか実用新案登録 第3136285号にも書かれていました。 こちらでは、RE-500とRE-450を比較していますが、小さいですね。 型式認定取り消しにより、高速道路での事故のときに「シグナルエース RE-450」を使っても停止表示板として認められません。 たとえ、仕様変更前の「交F04-2」でも、故障車両表示義務違反になってしまうおそれがあります。 → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)へのコメント書き込みは、楽天ブログへのログインが必要です。 ※出典元を示していただければ、私に事前許可を得ることなく、画像および文章を引用していただいても構いません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2016.02.28 21:59:10
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