カテゴリ:家作り
![]() 我が家の間取りを見ていただくとわかりますが、リビングダイニングと(LD)とキッチン(K)は一続きになっています。 結論から言いますと、ここに防煙垂れ壁がないと、せっかく設置されている火災報知器が役に立たないおそれがあります。 ![]() キッチンの火災報知器は冷蔵庫スペースに壁付けされています。 警報器の中心位置が天井から30cm下になるように設置されています。 この場合、キッチンで火災が発生して煙が出たとき、天井から30cm下まで煙が充満しないと火災報知器が反応しません。 しかし、LDとKの間にはH=100(10cm)のタレ壁しかありません。 つまり、キッチンの火災報知器が反応する前にLDの方へ煙が流れてしまうおそれがあります。 ![]() また、LDと階段の間にあるタレ壁も10cmしかありません。 火災警報器は天井に付けられているのですが、埋め込み式ではないので、5cm以上煙が溜まらないと反応しないはずです。 ここも警報機が作動する前に、煙が2階へ流れていくおそれがあります。 ![]() 夏は天井埋め込み式エアコンが動いていると、煙が薄まって、さらに検知が遅れるでしょう。 ![]() 続き部屋の天井にも火災報知器はありますが、約40cmのタレ壁があるので、こちらが反応することはないと思います。 こちらも天井埋め込みエアコンがあるので、稼働中は煙が薄まって、火災報知機が反応してくれないでしょうね。 ![]() 最悪、2階ホールの天井にある火災報知器が検知するまで、キッチンで発生した火災に気付かないおそれがあります。 その時には、消火器での初期消火ができないかもしれません。 ![]() キッチンおよびLDを防煙区画にして警報器を作動させるため、水色で着色した場所に防煙垂れ壁を設置した方がいいと思います。 ![]() 設置したときをイメージするため、防煙パネルの代わりにラップを貼ってみます。 使ったのは、幅22cmのラップです。 下端はドア枠と同じくらいの高さなので、普通に手が届きます。(天井高は240cm) ![]() 防煙パネルが透明であれば圧迫感を感じませんし、キッチンも暗くなりません。 煙もLDに流れていく前に火災報知器に検知されるでしょう。 ![]() 階段のところにも貼ってみます。 ![]() 階段から降りる時には目立つでしょうね。 透明だとホコリが付着したときに汚れが目立つので、半透明の方がいいかもしれません。 ガラス製では地震の時に落ちて割れる可能性があるので、不燃シートによる防煙垂れ壁も考えます。 ![]() ちなみに、キッチンの火災警報器は、冷蔵庫スぺース内のカフェカーテンで隠された場所にあります。 少しでも冷蔵庫の上にホコリが積もるのを防ぐためのカーテンなのですが、火災警報器のため完全にふさぐわけにもいきません。 壁付けされた警報器の上にもホコリが積もります。 できれば、キッチンの天井に付けて欲しかったと思います。 天井に付けても、換気扇を使っている限り、煙が天井に流れることはありませんので、誤作動はないでしょう。 (関連記事) 冷蔵庫の上にカーテン 住宅用火災警報器の連動機能について 無骨な火災報知器 火災警報器(火災報知器)の定期点検してますか? (お知らせ) noahnoah研究所は、2016年2月から"http://ito.o.oo7.jp/nnl/"がメインサイトになります。 これまでの"http://homepage3.nifty.com/nnl/"は、2016年9月29日にサービスが終了します。 また、ミラーサイト"http://freett.com/nnl/"は、2016年3月31日に廃止されます。 お手数ですが、ブックマークを"http://ito.o.oo7.jp/nnl/"に変更してください。 → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)の画像および文章は、出典元を示していただければ、私に事前許可を得ることなく、引用していただいても構いません(出典元を示さず盗用しないようにお願いします)。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.12 21:36:54
コメント(0) | コメントを書く
[家作り] カテゴリの最新記事
|