テーマ:家を建てたい!(9949)
カテゴリ:家作り
照明スイッチのプレートは、角が丸い「ラウンド」と呼ばれるタイプが使われます(写真右)。 具体的にはパナソニックのコスモシリーズワイド21のスイッチプレートWTC7101Wです。 ラウンドタイプのスイッチプレートは、写真左のような四角い「スクエア」タイプにすることが可能です。 例えば、WTC7101W(ラウンド)からWT8101W(スクエア)への変更です。 定価はどちらも110円ですし、受注生産品でもないので、新築・リフォーム時なら、変更しても差額は請求されないでしょう。 (参考:コスモシリーズワイド21 | スイッチ・コンセント(配線器具) | Panasonic) ラウンドタイプは角がなく、全体に丸みを帯びています。 暗闇でスイッチが見えず、周囲を手で乱暴に探ったりバンバンと叩く状況を想定しているのかもしれません。 スクエアタイプの左右の角は丸みを帯びていますが、それ以外はフラットです。 角はありますが、危険なほど角は立っていないため、デザインの好みで選べばいいと思います。 交換には電気工事を伴わないので、電気工事士の資格は不要です。 スイッチやコンセントは省令準耐火構造用部材(簡易耐火プレート)が用意されています。 火事のとき、壁内外に延焼するのを防ぐための部材です。 防気カバーのように気密性を上げる効果も少しあると思います。 スイッチプレートをスクエアタイプ替えるなら、ついでに簡易耐火プレートに替えることをおすすめします。 具体的には、WT8101W(110円)ではなく、WT8301W(200円)を選びます。 WT8301Wには、3枚135円の耐火ブランクチップWT3029が2枚、つまり90円分が付いています。 つまり、プレート取付枠に金属板が付く分だけ、WT8101WよりWT8301Wの方がお得です。 ネコ部屋のラウンドタイプのスイッチプレートをスクエアに交換していきます。 (ちなみにネコ部屋とは猫用ケージなどが置かれた4.5帖の多目的ルームのことです) ここはカバー付きプレートと一時的に交換していたところです。 スイッチプレートの下部には穴があります。 (プレート取付枠が上下逆に付けられていた場合は、上部にありますが) この穴にマイナスドライバーの先を突っ込んで、少しこじればプレートが外れます。 しかし、なぜかラウンドタイプはスクエアタイプに比べて、外れにくいようです。 次にプレート取付枠の固定用ビスをプラスドライバーで緩めてやります。 このビスはプレート枠から外す必要はなく、少し緩めるだけで枠が外れます。 ちなみに、薄い樹脂なので、取り付け時に強く締められることで、割れていることが多いようです。 次にスイッチの押す部分(ハンドル)を外します。 右端を手で手前に引くだけで簡単に外れるようになっています。 (コスモシリーズワイド21のスイッチは、左端が蝶番になっているトグル式のピアノスイッチ) スイッチハンドルを外すと、スイッチ取付枠に大きな隙間があることがわかります。 シングルスイッチは2か所、ダブルスイッチは1か所の隙間があります。 なお、トリプルスイッチにすると、この隙間ができません。 この隙間は壁内につながっており、防気カバーがないと壁内の空気が出入りします。 火事のときABS樹脂製プレートが焼け落ちて穴が開き、壁内外を燃やします。 この穴を耐火ブランクチップWT3029で埋めることで延焼を防ぎます。 スイッチ取付枠を固定しているボルトをギリギリまで緩めるか、外します。 ボルトを外さなくても緩めたときの隙間から装着できますが、壁内に落とさないように注意しましょう。 スイッチ取付枠を手前に少し引き出し、枠の裏側から耐火ブランクチップWT3029を取り付けます。 裏側からかぶせるようにブランクチップの突起をスイッチ取付枠の穴にハメ込みます。 ※ここにはすでに防気カバーWV2491K(55円)が付けられています。 防気カバーの取付はスイッチの電線を抜き差しするため電気工事になります。 新築・リフォーム時にまとめて付けてもらうのが一番です。 耐火ブランクチップWT3029を装着したら、スイッチ取付枠のボルトを締めて元に戻します。 このとき、スイッチが傾かないよう、おもりを付けた糸や水平器を使って調べながら、ボルトの固定位置を調整します。 次に耐火プレート用のプレート取付枠を取り付けます。 上下を間違えないようにしましょう。 プレート取付枠には耐火用の金属板が付けられているため、多少強く締めても割れません。 この金属板でスイッチ取付枠周囲にある隙間を埋めることで延焼を防ぎます。 次にスイッチハンドルを取り付けます。 (プレート取付枠とスイッチハンドルの脱着順序は逆でも構いません) ハンドルの左端を押せば、パチンとハマります。 次にスイッチプレートを取り付けるのですが、プレートの裏側には金属板などはありません。 おそらくWT8101Wと同じでしょう。 ちなみに、MADE IN JAPANです。 ABS樹脂であることを示す刻印で上下を判断できますが、取付枠とちがって上下逆でも問題ありません。 スイッチプレートを取り付けると、こんな感じです。 プレート天面に猫ステッカーが映り込んでいることがわかりますでしょうか? 壁紙の模様によっては、ここに写り込みます。 ただ、ホコリが積もると目立つ場所なので、まめに掃除しましょう。 家の中は直線的な住設が多いので、スクエアタイプのスイッチプレートの方がラウンドタイプよりもなじむかもしれませんね。 スイッチが傾いていないかは、糸を使って簡単に調べることができます。 もし傾いていたら、直すついでにプレートを交換してみてはいかがでしょうか? メーカーによればスイッチやコンセントは「約10年がお取り替えの目安」らしいです。 (参考:リニューアルのすすめ) 時期がきたら、一斉に変更することを検討するのもいいでしょう。 まとめて電気工事を依頼すれば、工賃も安くなるはずです。 「コスモシリーズワイド21」より古い「フルカラー」や「ニューコスモ」というシリーズもあり、まだ販売されているのですが、コンセントなどは見た目が似ており、形状やサイズが微妙に異なるため、発注時には注意が必要です。 なお、ラフィーネアシリーズは、コスモシリーズワイド21の一種です。 また、つい最近出た「アドバンス」というシリーズもあります。 アドバンスシリーズは、コスモシリーズワイド21よりもフラットですが、ラウンドタイプはありませんね。 (関連記事) トイレのスイッチカバーがドアと接触しているので交換 照明スイッチのホタル化+ネーム付け+気密防塵化 我が家の照明用スイッチに関するまとめ (お知らせ) noahnoah研究所は、2016年2月から"http://ito.o.oo7.jp/nnl/"がメインサイトになります。 これまでの"http://homepage3.nifty.com/nnl/"は、2016年9月29日にサービスが終了します。 また、ミラーサイト"http://freett.com/nnl/"は、2016年3月31日に廃止されます。 お手数ですが、ブックマークを"http://ito.o.oo7.jp/nnl/"に変更してください。 → 伊藤@横浜のROOMへ行く → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)の画像および文章は、出典元を示していただければ、私に事前許可を得ることなく、引用していただいても構いません(出典元を示さず盗用しないようにお願いします)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2016.03.27 16:19:17
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