テーマ:防災の話(1100)
カテゴリ:家作り
熊本では地震で水道管が破損しており、給水再開後も漏水による断水が発生しているようです。
断水時も井戸があれば、トイレの水に困らないで済みます。 外構では、井戸の設置も検討されることをおすすめします。 洋風の手押しポンプであれば、エクステリア的にも良いと思います。 昨年、2015年8月頃の井戸周りの様子です。 クラピア(イワダレソウ)に覆われてポンプや井戸が見えなくなっています。 左側の立水栓が上水道、右側の立水栓が井戸水です。 井戸は買った土地に建っていた古屋の下から見つかったものを再生したものです。 その井戸復旧工事の費用は、新たに掘るのと同じくらい、80万円ほどかかっています。 2尺(直径60cmほど)の掘り抜き井戸に直径36cm長さ13.6mのケーシングパイプを入れて補強しています。 井戸の水位は6m下にありますので、一度に400Lほどの水が使えることになります。 打ち抜き井戸や打ち込み井戸であれば、DIYでもできますし、業者に頼んでも安いはずです。 立水栓と井戸ポンプを設置したころの写真です(2009年1月)。 井戸ポンプの設置工事は、井戸復旧工事とは別ですが、その費用は10万円もしなかったと思います。 ちなみ、井戸関係以外の外構工事は、擁壁やフェンス、駐車場や玄関周り、犬走、機能門柱などすべて含めても160万円以下でした。 井戸関係の費用が大きかったことが分かります。 なお、井戸を埋める場合、その費用は土地の売り主負担でした。 井戸の存在は、重要事項説明後の重要事項説明(告知)義務違反ですので。 井戸水を汲んだ直後は透明ですが、金気(カナケ:鉄分)が多く、時間が経つとサビで茶色くなります。 飲んだり、洗い物の水としては使えないので、用途は庭の散水や融雪、非常時のトイレや消火用の水などです。 井戸周りには、量水器(水道メーター)のほか、雨水枡や汚水のトラップ枡などが集中しています。 一条工務店から引き渡された水道や排水の図面はこうなっています。 上水道の立水栓の位置は、井戸工事の際に変更されていますので、異なっています。 しかし、図面にはあるはずの雨水枡(タメ枡300)が1つしかないことに最近気づきました。 地中に埋まっているかもしれません。 いずれ調べてみようと思います。 2015年3月31日の横浜市内の災害応急用井戸の施設数は2,681施設です。 2010年6月は3,326だったので、1年で100以上の井戸が使えなくなっているようです。 (関連記事) 酷い素人工事の証拠を発掘 井戸ポンプを修理 井戸ポンプの試運転 井戸ポンプが動かなくなった原因が判明 立水栓の蛇口を散水用ワンタッチパイプに交換 井戸に残った台風26号の爪跡 災害応急用井戸の申請 井戸の水が出なくなった 鉄分の多い井戸水 井戸を埋めずに生かす (お知らせ) noahnoah研究所は、2016年2月から"http://ito.o.oo7.jp/nnl/"がメインサイトになりました。 これまでの"http://homepage3.nifty.com/nnl/"は、2016年9月29日にサービスが終了します。 ミラーサイト"http://freett.com/nnl/"は、2016年3月31日に廃止されました。 お手数ですが、ブックマークを"http://ito.o.oo7.jp/nnl/"に変更してください。 → 伊藤@横浜のROOMへ行く → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)の画像および文章は、出典元を示していただければ、私に事前許可を得ることなく、引用していただいても構いません(出典元を示さず盗用しないようにお願いします)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2016.04.26 23:23:22
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