noahnoah研究所

エアコンを多用する季節になり、消費電力が気になっている人も多いと思います。
高気密高断熱住宅なら、エアコンを24時間使用する方が、暑くなってから使うよりも効率が良いでしょう。
そのようなエアコンや計画換気のために24時間使用する換気扇などの選定において、消費電力の差は重要な要素です。

しかし、消費電力の差が少ない場合、長期間使ったときの電気代にどれだけ差が出るのか計算するのが面倒です。

そこで、電気製品を24時間使うことを想定して、料金プランや消費電力ごとに電気料金を算出してみました。
算出期間は、1時間、1日、1か月（30日）、1年（365日）、10年、15年、30年です。
15年は「設計上の標準使用期間」として設定されることの多い期間です。



電気料金は、契約プランごとに固定の基本料と、使用量に応じて加算される電力量料金から構成されています。
電力量料金も契約プランごとに異なるので、消費電力1Wの価値も異なります。
通常、電力量料金は、消費電力1000Wの電気製品を1時間使った場合の電力量「1kWh」の価格で示されます。

東京電力における新旧の代表的な電力契約プランは、以下のような電力量料金です。

従量電灯Ｂの第1段階料金（120kWhまで）：1kWhあたり19.52円
従量電灯Ｂの第2段階料金（120kWhから300kWhまで）：1kWhあたり26.00円
従量電灯Ｂの第3段階料金（300kWh超過）：1kWhあたり30.02円

スタンダードプラン（300kWhまで）：1kWhあたり23.40円
スタンダードプラン（300kWh超過）：1kWhあたり30.02円

電化上手の昼間時間（10時〜17時）夏季（7月から9月）：38.72円
電化上手の昼間時間（10時〜17時）その他季（10月から6月）：31.73円
電化上手の朝晩時間（7時〜10時、17時〜23時）：26.01円
電化上手の夜間時間（23時〜7時）：12.25円
→全期間均等：23.60円

スマートライフプランの昼間時間（6時〜1時）：25.33円
スマートライフプランの夜間時間（1時〜6時）：17.46円
→終日均等：23.69円

全国家庭電気製品公正取引協議会が決める家電製品の「電力料金の目安単価」は2014年4月に改訂されています。
それまで、1kWhあたり22円（税込）だったのが、27円（税込）になっています。
古いエアコンや家庭用電力計は22円/kWhで計算している場合があります。




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