テーマ:家を建てたい!(9948)
カテゴリ:家作り
JRAIAによるエコキュート据付工事における注意の件で、我が家のエコキュートの排水経路をチェックしてみました。
(関連記事:家庭用ヒートポンプ給湯機の据付工事の際のご注意) まず、「タンクの排水配管は間接排水」をチェックします 貯湯ユニット排水口(排水配管)からは、毎日「膨張水」が捨てられています。 「膨張水」とは、加熱によって増えた水のことです。 4℃の水を85℃に加熱すると体積が3%増えますが、370Lタイプで約11L、460Lで約14Lにもなります。 タンクは常に満水ですので、膨張水を捨てないと、タンクが破裂してしまいます。 ちょっともったいないですが、膨張水の捨て先は下水管です。 下水管が詰まったり、洪水などで逆流した場合を想定し、必ず「間接排水」にすることになっています。 具体的には排水口を下水管に直結せずに垂れ流し、「排水ホッパー」で受ける形にします。 排水ホッパーは、「耐熱排水受け」、「排水用耐熱トラップ」などの名称で売られています。 (参考:エコキュート貯湯タンク排水用部材) 排水管の直径が20mm以下のとき、排水ホッパーとは50mm以上離す必要があるそうです。 (しかし、排水管が20mmより太い場合は、排水ホッパーから離さなくてもよいのでしょうか?) さらに、下水側からの腐食性ガスによるダメージを防ぐため、排水トラップで水封する必要があります。 (トラップ付きの排水ホッパーを使う場合は、そのまま排水ますに接続していると思います) もし、排水ホッパーやトラップがないまま下水に直結されている場合は、工事した業者に修正を依頼します。 我が家のエコキュート貯湯ユニットの排水経路を確認します。 通常、エコキュートの貯湯ユニットは、地面に打設したコンクリート盤に載せられています。 我が家は免震住宅ですので、分厚いコンクリートの免震架台に載っています。 また、排水口と排水ホッパーは、貯湯タンクとコンクリート盤の間ではなく、免震架台の下にあります。 排水口は免震架台を貫通させたのちに免震架台の下にある排水ホッパーで受けないと、免震動作時に壊れてしまうためです。 排水口の直径が50mmほどあるためか、排水ホッパーとは50mmも離されていません。(せいぜい20mmくらい) 排水ホッパー側は直径120mmくらいです。 ちなみに、奥に見えるのが、免震層の隙間です。 この排水ホッパーに金網などはありませんでした。 枯葉や虫・小動物などの異物による詰まり、蚊の発生を防ぐためにも、できれば欲しいところです。 我が家の配管図面を見ると、エコキュートのタンクからの排水は「トラップ枡150」に接続されています。 トラップ枡のフタは大小2つあります。 トラップ枡のフタ大小を開けたところです。 小さいトラップ枡はエコキュートからの排水を受け、水面下で大きいトラップ枡の方へ送っています。 大きいトラップ枡は、小さいトラップ枡とU字管でつながれており、水封を越えた分の排水を下水側へ流しています。 このようなトラップ枡がないと、下水側から腐食性ガスだけでなく害虫や小動物が上がってきます。 (トラップ付きの排水ホッパーが使われている場合、2重トラップにならないよう、排水枡側にはトラップがないと思いますが) (お知らせ) noahnoah研究所は、2016年2月から "http://ito.o.oo7.jp/nnl/" に引っ越しています。 従来のサイト "http://homepage3.nifty.com/nnl/" は、2016年9月29日にサービスが終了しました。 ミラーサイト "http://freett.com/nnl/" は、2016年3月31日に廃止されています。 お手数ですが、ブックマークは "http://ito.o.oo7.jp/nnl/" に変更をお願いします。 → 伊藤@横浜のROOMへ行く → このnoahnoah研究所のブログ内をGoogleで検索する → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へメールを送る ※このnoahnoah研究所のブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)の画像および文章は、出典元を示していただければ、私に事前許可を得ることなく、引用していただいても構いません(出典元を示さず盗用しないようにお願いします)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2016.11.05 17:19:14
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