テーマ:家電よもやま(9618)
カテゴリ:家電
家で多数使用しているダイソーのL型プラグ「横」L665のうち一つが、コンセントから引き抜くときバラバラに分解しました。 プラグの刃が付いている側はコンセントに刺さったまま残り、通電している金属端子が露出して感電しそうになりました。 とても危険な壊れ方であり、壊れる時にもできるだけ安全性を保つフェイルセーフな設計になっていません。 元の形に戻しても、すぐに分解してしまうことから、おそらく接着剤が劣化して分解したのだと思います。 部品同士まったく引っかかりもなく、カパカパと開きます。 プラグ刃の根元を覆っているトラッキング防止用の黒い絶縁カバーも一部剥がれていました。 前後のパーツが分離するだけで、すべての構成パーツが分離する構造になっています。 本来ネジでパーツを固定すべきところを接着剤に切り替えたのかもしれません。 材質は本体がABS樹脂とユリア樹脂、プラグ部が銅でした。 MADE IN CHINAです。 L型プラグ本体の機構デザイン自体も危険なことに気付きました。 指をかける部分がプラグ刃の中心から外れており、さらに前後のパーツを分離する方向に力がかかります。 ダイソーのL型プラグとPanasonicのローリングタップ WH2129と比較するとよくわかります。 指をかける部分を丸印、力がかかる方向を矢印で示すと、上図の通りです。 WH2129はプラグ刃に近い部品が凹んでおり、そこに指をかけて引き抜くので、前後のパーツを分離する力がかかりません。 ダイソーはプラグから遠い方の部品を引っぱるので、接着剤が劣化したら簡単に分離してしまいます。 さらに、WH2129では前後のパーツをビスで固定していると思われ、接着剤に頼っていないようです。 なお、ダイソーだけでなく、YAZAWAのL型プラグも全く同じ危険なデザインでした。 どちらも同じ中国の工場で製造されているのかもしれません。 この件は一応、株式会社大創産業さんにも連絡しました。 ただ、昔からありますし、現在もリコールされていない状況を考えると、おそらく個別不良扱いで終わりでしょう。 対策品もなさそうなので、今後も売られ続けるのかもしれません。 ひとまず、危険なダイソーのL型プラグは別のL型プラグに順次置き換えて、廃棄していこうと思います。 安物買いの銭失い、チャイナリスクでした。 (関連記事) 邪魔な電源コードをL型プラグアダプターでスッキリさせる スッキリしない洗濯機のコンセント周り [このnoahnoah研究所のブログ記事をGoogleで検索] → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜へ直接メールを送る → 伊藤@横浜のROOMへ行く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2020.12.31 09:26:06
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