つい先月、エコキュート・ヒートポンプユニットの排水先を確認しました。
そのときは、雨水桝の方に接続されていると思い込んでいましたが、最近、下水側に接続されていたことがわかりました。

ヒートポンプユニット近くにある雨水桝を開けると、雨どいの排水だけが雨水桝につながれています。
そこで、改めてヒートポンプユニットの排水先を調べると、貯湯ユニットの排水とともに下水側に接続されていました。

本来、JRAIAの資料の通り、エコキュート貯湯ユニットの排水は下水へ、ヒートポンプユニットの排水は雨水に接続します。

下水側にトラップ枡が1つしかなかったことから、ピンク色で記入した経路で雨水枡に接続されているものと勘違いしていました。

実際は、オレンジ色で記入した経路で、ヒートポンプユニットの排水を貯湯ユニットの排水と合流させてからトラップ枡に接続しています。
また、排水を合流させる場合、枡で接続するのが普通ですが、地下で両者の排水管を接続しています。
地下なので、どのように接続してるのかわからず、万一、詰まったりするとメンテできないおそれもあります。
どちらも比較的きれいな水しか流れないため、詰まる可能性は低いとは思いますが。
ちなみに、我が家のCHOFUエコキュートの工事説明書には、排水配管について、以下のように書かれています。
(1)「貯湯ユニットおよびヒートポンプユニットの排水配管には、必ず排水トラップを設置してください」
(2)「排水トラップがないと浄化槽等から下水ガスが逆流し、、、(略)」
(3)「排水トラップが取り付けられない場合は、排水ホッパーを必ず雨水等の排水溝に導いてください」
これらの内容を続けて読むと、以下のようにも解釈できてしまうと思います。
(4)排水トラップさえあれば、どちらの排水も下水枡に流してよい。
(5)排水トラップがなければ、どちらの排水も雨水枡に流してよい。
結果として、(4)の解釈で、どちらの排水も下水につないだのなら、工事説明書に問題があるということになります。
一応、長府製作所もJRAIAの会員なので、排水の接続先を分けることは知っているはずなのですが。
原則として、膨張水など水道由来の水は下水へ、結露水など空気中の水蒸気由来の水は雨水へ流す必要があります。
比較的きれいな少量の水なので、個人的には、排水トラップさえあれば、どちらに流してもいいだろうとは思います。
しかし、雨どいを下水管に誤接続した場合と同じなので、水道局など役所にばれると問題になるおそれもあります。
水道使用量を根拠にして下水使用料を請求しているためです。
この施工不良については、念のため、一条工務店の方にも伝えておきました。
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