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カテゴリ:養護教諭の生活
今日は職員健診でした。職員健診といえば、よく養護教諭の間で話題になるのは、そもそも誰の仕事なのかということ。多くの先生方も誤解されていますが、職員の健康管理は管理職のお仕事。学校では教頭(今年から副校長って言うらしいけど、長くて言いづらいので定着しない)が衛生管理者なので、教頭先生がやるのがスジです。が、健康診断=養護教諭という思いこみがまだまだ強いようで、多くの先生方が健診の問い合わせやら、時にはクレームまで下さいます。今年教頭が転任してきたのですが、教頭が変わると必ず、うやむやのうちに養護教諭に職員健診関係の仕事をまわそうとされちゃうので、「職員健診は管理職の先生のお仕事ですよね?」と言わなきゃいけない。でもこれ、一人一人の養護教諭がそれぞれの職場で確認しなきゃいけないことだと思います。なんだかんだで、管理職からまわされちゃう学校がまだ少なくないようですが、ちゃんと言わないと、職場が変わるごとに次の人がいらん面倒をかけられちゃうし、他の先生方の誤った認識も正されません。私はこれについては、新採1年目から管理職に確認してて、原則受け持ちません。でもびっくりすることに、ベテランの先生でも、「管理職に断れない」ってやってる方が結構いらっしゃいます。学校それぞれ事情は様々ですが、新採の私が言えたことがなぜ言えない?とちょっと昔から疑問だったりします。そして各養護教諭がそれぞれで確認をしないと、ちゃんと確認している人が、まるでさぼっているかのように「あの先生は職員健診をやらない」と不当な文句を言われてしまうのです。自分一人の仕事じゃないんだから、必要な主張をきちんとすることも、仕事のうちだと思うんだけどなー。
とまぁ、そんなことはともかく、悪い癖悪い癖。 健康診断では、もちろん医師の診察があります。養護教諭の何が悲しいって、こちらの素性がばれると、あまり細かい指示をもらえなくなること。ちょっと相談しても、養護教諭ならわかってるだろって感じ。最近自分に胃痛があることに気づいたのですが、案の定「自分でわかるだろうから、適当な時期に病院言ってね」で終わってしまいました。 考えてみれば、この痛みは昔からあったのですが、胃痛だと認識してなかったし、半分は認識しないように意図的に自分をだましていたわけです。でも、これが面白いくらい教科書的に症状が出る!空腹時も痛いし、食後も痛い(空腹時なら十二指腸潰瘍、食後なら胃潰瘍の代表的症状)。右脇や背部への放散痛もあったりして、うっかり教科書開いて感動。そしてフとよぎる野望。やってみたいな胃カメラ・・・このあと進行するとどうなるんだっけ・・?ちょっと見てみたいな血便。職業的好奇心がうずくのです。人の体だとどうにかしなきゃいけないけど、自分だった安心して症状がおえますよね。生来丈夫で病気らしい病気も怪我もしないできたからかもしれません。滅多に熱出さない子が熱出すと、体はしんどいけど、ちょっとわくわくするみたいな感じ? そういえば同じように、今年の春こそ花粉症になったか!?と思ったときもよぎりました。『今は』罹りたくない。なぜなら、まだ完全に一般化していない花粉症の治療法がすごーく興味深いから。どうせかかるなら、あの治療法で治療してみたい・・・。私はこれらの好奇心を職業的なものだと信じていますが、未だに誰からも同意を得られません。案外、『医者の不養生』というのも、医師らが自分の体で症状をうっかりおってしまったケースがかなりふくまれているんじゃないかと思ったりします。 独り身の気楽さですね。養護教諭ならもうちょっと予防を心がけろよと言われそうです。誓って、他人の怪我や病気ではこのようなことはこれっぽっちも感じません。でも自分の体だとどうしても・・・。不謹慎に聞こえる方もいるかもしれませんが、つい、気になってしまいます。これで体壊したらタダの馬鹿。悪い癖だなーと思うのですがそこは癖。なかなか改まりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.04.16 04:38:33
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