|
テーマ:暮らしを楽しむ(383436)
カテゴリ:カテゴリ未分類
もう一年くらい前になるだろうか、日本では普通に名の知れた伊藤園の方が私の職場にサンプルを持って営業にやってきた。
それまで日本のボトル入りのお茶は日本から輸入のものをサンディエゴ市内のミツワマーケットや ニジヤマーケットまたはマルカイさんで購入していたのでそれほど気にも留めていなかったのだけど・・。 そういえばボトルの文字が英語の「お~いお茶」もいつの間にやらでていたっけ。 いつからだったんだろう? アメリカ海兵隊の基地はすでに伊藤園とは発注の契約が成立しているようで基地内のエリアごとのお店ですでに販売されている。 店が発注するかどうかは各店のマネージャー次第なのですが・・・ 私の店のマネージャーは一口サンプルを飲むなり「うわ!何これ、飲めないわこんなの!」と聞く耳ももたないありさま・・結局この店では発注はしないことになった。 商品を買うのはお客であってあなたじゃないでしょ!と言いそうになったけど我慢した。 アメリカ人にとって日本のあの緑茶の味は、日本人にとっての「ドクターペッパー」に値するのではないかと感じた。 今までに味わったことのない味覚のカルチャーショックなんだと思う。 確かにリプトンなどからでている「Green tea」は砂糖が入っていて甘い。 緑茶に砂糖とは、まさにアメリカ人らしいけど、私には「オエッ!」である。 それからすると伊藤園がアメリカで日本のままのボトル入りの緑茶を販売しようという姿勢はすごい勇気だなと思った。 アメリカで売り出すにはまず「体によい」「おしゃれ」「人と違ったものを・・・」という嗜好が強いニューヨークあたりから攻めてみたらいいのではないかと思った・・・ら、あらら! すでにニューヨークに拠点を構えているようです。(レベルを読んだら書いてありました) ニューヨーカーのおしゃれ心をくすぐりそうな日本語で「お~いお茶!」と書かれたボトルは格好いいと思う。 最初に営業の方が持ってきたボトルは四角くてデザインもあまり日本らしさがなくインパクトに欠けたけど、日本国内と同じデザインのボトルは優れもの。 アニメや漫画の影響もあって日本らしさを打ち出すと「格好よく」なるのだ。 格好いいばかり言うと「外見重視か?」と思われそうだけど、味にこれだけカルチャーの違いがあると普通にアメリカ社会に浸透させるのは難しいんじゃないかと思う。 だからまずは見た目で入ってもらうのが一番だよね。 何はともあれ、友達が働いているお店には「お~いお茶」アメリカ盤が売っているので、2週間に一度20ドル渡して十数本買ってきてもらっている。 1本が1ドル69セントなので悪くないです。 日本スタイルのボトル入り緑茶がもっとメジャーになりますように、尻すぼみになりませんようにと願いを込めて微力ながら売り上げに貢献しているつもりなんですが・・さて?(笑) 左が営業の方が持ってきたサンプルです、アメリカ仕様みたいですが、インパクトないですよね? 右が日本のままのデザインでアメリカ向け、やっぱり「お~いお茶」でなきゃ♪ 冷やしてどうぞとか、開けたら冷蔵して24時間以内に飲んでくださいとか、ボトルを暖めないようにとか注意書きしてあります。 裏に伊藤園主催の俳句大会の勝者の作品など載っています(笑) 英語で俳句・・・面白いです。 ところで、気になる私の周りのアメリカ人の反応ですが、友達によると 「まぁまぁ売れてるよ、今日は一箱まとめ買いした男の子がいた」 との事、いい事です(v^ー°) ヤッタネ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|