知っている人拾ってくれませんか?
ツーことで『お話』の方は宗王が決まって一段落です。どうにか一月中に終わらせたいという目標に対しては滑り込みでしたね。最後までなかなか思うように進んでくれないので難儀しました(^^ゞ で、次に入るはずなんですが、実は週末に久々の飲み会があって、その後に『お篭り』しちゃって、しかもその後に24時間くらいで5冊ほど耽読してしまうというアフォなことしてしまったために3~4日全く続きが書けていないんで、ちょいと焦っています(^^ゞ 耽読したものについてはもしかすると明日ネタにするかもしれませんが、今日はるみ。さんのところから、拾って(!)きた『イメージバトン』についてふれます。去年の12月5日の『連想バトン』と似てるけど、ツーかたぶん同じだと思うけど、ルートが違うとまるきり違う感じになりますね(^o^)v ルールは『イメージでつながっている言葉(キーワード)の最後に自分で1つ新しく付け加えそれを新たに『3名様を指名』した上でお渡しする』というものですが、あっしが付け加えるものを知らない人にはわけのわからないものになりそうなんで、バトンを渡す人はあえて指名しません。で、これまでのつながりはこんな感じです。歌スタ → カッコィィ → ギター → バンド → バンプ → 星 → 宇宙 → でかい → 東京タワー → 赤 → りんご → 甘い → ケーキ → パティシエ → 夢 → 子供 → 体力消耗 → 疲れる → おじさん → うるさい → 犬 → カワィィ → 女の子 → プリクラ → 裏技 → ゲーム → マニア → 秋葉 → 電車男 → ネット → 犯罪 → 強度問題 → 金 → 借金 → 人生終わり_| ̄|○ → 俺じゃん!ワラワラ → おかしぃ → HG → 4ぉー → F4ぉー! → 花より男子 → 大人気 → クルル → いっぱいの友達! → 一生の宝物 → 永遠 → コブクロ → 桜 → 卒業 → 受験合格発表 → 緊張! → 告白! → 手紙! → ラヴレター → ときめき → メモリアル → 思い出 → ボロボロ → ジーンズ → 浜省 → サングラス → 不審者 → 集団ネコ耳 → 北海道 → VIPSTAR → JOE → ボクシング → パンチ → グー → ジャンケン→ サザエさん → たま → パチンコ → 破産宣告→ 裁判所で、あっしが何を付け加えるかというと『愛の流刑地』です。『愛の流刑地』というのは昨日まで日本経済新聞の朝刊に連載されていた渡辺淳一の小説で、この『愛の流刑地』を読んでいた人にバトンを渡そうと思います。まぁ、ここを読んでくれている人で『愛の流刑地』を読んでいる人がどれくらいいるかわかりませんし、読んでいてもバトンを拾う気のない人もいますからねぇ… 多分、ここで終わりなのかな?拾う前の最後が『裁判所』で最初に思いついたのは『裁判員制度』で、その後『オウム裁判』とか、『ホリエモン』とか、『弱者斬り捨て判決』とか、『量刑法定主義』とか、とにかく裁判所に関する不信の塊みたいなものがぽろぽろ噴出しちゃいまして、このうちのどれでも構わないって気もしたんですが、たまたま、昨日『愛の流刑地』の連載が終わって触れようかどうしようか迷っていたのと、この中で裁判が出てくるんで、丁度好いってことで、これにしちゃいました。で、この『愛の流刑地』ってのはどんな話しかと言うと、主人公はかつて人気作家だったけど、殆んど一発屋みたいで、もう十数年も新作が出ない、というよりも新作を書いていないで、私立大学の講師とか、雑誌のライターなどでどうにか食いつないでいる初老の作家の菊治です。この菊治がかつての編集で知り合いの女性から菊治のファンだという女性を紹介される。この女性は冬香といい、風の盆で有名な富山の出身で、見合いで製薬会社のエリートと結婚して三人の子供がいるが、実はこの結婚相手に抱かれることが厭で、『妊娠している間は抱かれなくてすむ』という理由で三人も子供を産んだらしい。菊治はこの冬香の挙措からかつて見に行った風の盆を思い出し、やがて二人きりで会うようになり、そして関係を結ぶようになる。菊治のほうも結婚して既に成人した子供がいるが、夫婦の関係は冷え切っており、妻は家を出てどうやら別の男性との結婚を考えているらしい。だから、菊治のほうは殆んど独身の方なものだし、冬香の方も精神的には独身ではあるが、ともに配偶者を持ちながらの逢瀬であるから、『不倫』ということになるだろう。冬香は抱かれることが好きではなかったが、ファンである作家から誘われて関係を結んでしまうものの、やはり、性的には未開発であり、菊治と逢瀬を重ねるうちに徐々に女性としての悦びを知っていくようになる。おそらくはエリートサラリーマンである夫が性的に満足を与えられなかったのを菊治が普通に愛することで性的に開花させてしまったようだ。冬香は性的に開花していくうちに夫との性生活に余計に嫌悪を抱くようになり、一切触らせなくなったが、そのために夫から睡眠薬を使って眠らされた状態で犯されることになる。それ以前からも性的快感に達した時に『殺して』と言い、菊治に実際に首を絞めて貰って、ことが終わった時に『意気地なし』と詰ったことのある冬香であるが、ついに家を出る決心をして菊治のもとに来て愛し合った時に悲劇が起きる。その最中に『殺して』と願う冬香の首を絞めていて本当に冬香が死んでしまうのだ。菊治は冬香が死んでしまったことが信じられずに呆然とし、もはや『冬香であったモノ』に変わり果ててしまって初めて警察などに通報し、菊治は逮捕され、裁判にかけられることになるが…ツーことで、この裁判の模様なども綴られているんですが、連載を読んでいる立場からすると物凄くもどかしいというか、何でこれを証言しないんだってイロイロ突っ込みたくなるような展開なんですよね。まぁ、そのうち本になるからあまり書くとネタバレになるから書けませんが、本当にもどかしいんですよ!警察も検事も弁護士も裁判官も一体どこを見てるんだ!って突っ込みどころ満載と言うか、でも考えてみたら菊治がキチンと話さないと誰一人として知らないことなんだなって思ったり… 物語の登場人物が良く『これだけは口にしたくない』ってことでやたら誤解を生んでとんでもないことになったりしますが、読んでいる方からからすると、こんなにもとんでもないことになるくらいならキチンと話したらどうなんだって突っ込みたくなりますよね?菊治の場合は『言ってもわかってもらえないだろう』ってことで黙ってしまうところもあるんですが、裁判制度に慣れていないで困惑しているうちに流されてしまったということもあるんじゃないかって気がします。昔の冤罪事件なども裁判とかに無知な人が何がなんだかわからないうちに犯人に仕立てられていったんですが、なんとなくそれも想起させられましたね。とは言え、初老のおっさんがそんなに弱いものなのかというと疑問なんですが… まぁ、新聞で連載を読んだことのない人も本になったら図書館などから借りて読んでみてください…って『読書案内(?)』っぽくなってしまいましたね(^^ゞ