ある役者のつぶやき（送料無料市場）

「すみませんでした」では、すまない、とは
思っていましたが、遅きに失した感が否めない…。

引き際を間違えて、我慢して、居座っていいことなど、
ただのこれっぽっちも、ないと思う…。

「政治家は、サムライなんだ！」という言葉を、
どういう気持ちで聞いたのだろうか。

永田議員は、
頑張っている自分が、時に、悲劇のヒーローのように
感じたかもしれない。

ミスは誰にでもある。

ただ、最初の謝罪記者会見で、
永田議員と、党の見解の違いが、露呈したときが、
一番まずかった、と私は思う。

サラリーマンとして、
上司に恥をかかせる、というのは、あってはいけないこと。

公式な謝罪の場で、意見の不一致を見せる、などありえない。
個人的見解を示しても、何のメリットもない。

謝罪するときに、言い訳をするな、は基本中の基本。
あまりにも、状況判断能力がないのに、驚いた。

たとえ本心では謝罪する気がなかったとしても、
記者会見の席に座る時点で、
当然、間違えのない意思統一がはかられていて、
しかるべき、かと。

国会の議場に、一人座る永田議員。
ミスをして、挽回するためには、
朝、早く来るしかない。

でも、それは、単なるポーズであって、
それこそ、一円にもならないし、
周りには、何の役にも立たない。

もう遅い…。
でも、なんか頑張ってる…。

そんな自分に酔っていたのではないか。

本人が、「偽ではなく、本物だ」、という逆転を、
本気で、期待していたのかもしれない（それは、ないと思うが）。

自分も被害者だ、という思いから、
罪の意識が低くなったのかもしれない。

ただ私には、国会議員という立場に
固執しているだけに見えた。

そんな中で、永田議員にとって、幸いだったのは、
前原党首が、辞職必要なし、と言ってくれたことだ。

しかし、社長が辞めなくていい、と言ってくれているから、
みんなは、もういらない、と思っているけど、
居座ろうと平社員が思った、というのとは、
わけが違う。

遅くとも、新任の渡辺国対委員長が、
「最初に、辞めるべし」、と
言った時点が、引き際だったと思う。

それこそ、七転び八起きの精神で。

それにしても、やっと、
偽メール問題の核心にきた、というタイミングで、
まるで、蓋をするかのように、退陣し、辞職するのは、
また、痛くない腹を探られるだけのような気がする。

あまりにも、遅きに失した感は、否めない。
あまりにも、遅かったけど、
膿みを出せたのは、よかったかもしれない。

政治家が、任期中にミスをすると、
挽回するチャンスがないんだな、ということを
痛感した。

国会議員は、ほんと、インパクトの大きい仕事だと思った。

何が起ころうと、前向きに生きていこう！


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