2009/03/05(木)00:56
「坂の上の雲」 司馬遼太郎
防衛庁から防衛省に格上げとなった。
重要な事柄が、参議院選挙の争点にもならずに、決まった。非常に不思議な感じがする。防衛大臣が、どのような采配を振るうことになるのだろうか。
私は、今、「坂の上の雲」を読んでいる。
元旦に京都で、4人で、日本はこれからどこに向かうのか、と天下国家を議論していたとき、司馬遼太郎の「坂の上の雲は、いいぞ」と友人が口走った言葉が耳を離れなかったからだ。
たしかに読み出すと止まらない。登場人物が生き生きと描かれており、今にも本から飛び出てきそうだ。自分が会話の輪の中に入っているような気にすらなるときがある。
自分に何が向いているのか。一番にならんと欲し、その道に精進する。大学予備門、海軍士官学校、陸軍士官学校、陸軍大学…。できたてほやほやの道なき道をひた走るバイタリティーを感じる。
忘れかけていた闘志というものを呼び起こしてくれる本なのかもしれない。
日本は、一体、どこへ向かおうとしているのだろうか…。
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