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久しぶりにおもしろい本を読んだ。
重力ピエロ 「春が2階から降ってきた」という表現が 巻末、巻頭で共鳴しているのは、おもしろい。 亡き母、癌を患い余命いくばくもない父、 「私」と腹違いの弟・春。 弟によるレイプ犯である実の父に対する復讐を ミステリーの謎解きにすりかえた作品。 遺伝子、DNA、二重螺旋。 ガンジーのお話。 ほかにも、ストーカー、整形、 売春などなど。 裁判員制度がスタートした今、 私刑の性質が色濃い犯罪をどう裁くか。 法治国家とは何なのか。少年犯罪とは何なのか。 何をもって更生の余地ありとするのか。 犯罪被害者や遺族は、どうすれば救済されるのか。 「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」 賛否両論あるであろう作品。 犯人探しは、いとも、簡単な気もするミステリー。 むしろ、その動機こそが、焦点のような。 重いテーマを扱っているが、 描き方が軽やかなので、まさに、重力にさからい、 ひらひらと動く、笑っているようで、泣いている ピエロのようでもある。 ウイキョウ(フェンネルは、セリ科ウイキョウ属の多年草)の花言葉 「賞賛に値する」 。 スウィートフェンネル ハーブ苗 9vp また、明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月27日 15時27分48秒
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