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カテゴリ:オリンピック・パラリンピック
表彰式にNHK大河ドラマ『青天を衝け』で徳川慶喜を演じる、国際パラリンピック委員会(IPC)特別親善大使の草彅剛さんが登場!2021年9月1日、東京2020パラリンピック、ボッチャ個人 BC2(運動機能)で杉村英孝選手が、金メダルを獲得しました。決勝で、リオデジャネイロ大会、個人と団体の両方で金メダルを獲得したタイの国民的スター、「絶対王者」ワッチャラポン・ボンサー(Watcharaphon Vongsa)選手に、5対0で勝利しました。杉村が投じた3球目が、目標球に密集したボールの上に乗り上がった。代名詞の必殺技「スギムライジング」。次の相手の投球で崩されたが、各エンド6球ずつ投げるボッチャで「相手の球数を減らす目的もありました」と緻密な戦略と、それを実行する集中力を発揮し、快挙を達成しました。前回のリオデジャネイロ大会、杉村選手は個人ではメダルに届かず、団体で銀メダルを獲得したものの決勝でボンサー選手率いるタイに敗れました。白い的球、ジャックボールに自分のボールをどれだけ近づけられるかを競うボッチャ。トップクラスの選手たちはミリ単位でコントロールします。投球の精度を上げる練習を重ね、専任のトレーナーと体幹や腕のトレーニングに本格的に取り組みました。脳性まひなどの障害があるボッチャの選手は通常の筋力トレーニングはできませんが、チューブを使ったり、何かにつかまりながら車いすから立ち上がるなどの運動で可能なかぎり体を鍛えました。さらに投球の安定性を追求するためメーカーと協力して自分専用の競技用の車いすも開発。フレームや体を支える取っ手、重心の位置などを細かく調整しました。杉村英孝選手は、先天性の脳性まひで小学校から高校まで静岡市内の特別支援学校に通った。高等部3年時に入所していた施設の先生と見たビデオがきっかけで2001年にボッチャを開始。競技歴20年に達するベテラン。新型コロナの影響で延期になった東京大会。ボッチャは障害の程度が重い選手が多く、感染すると重症化するリスクがある。そのため、代表活動は約1年間ストップした。それでも、競技への情熱が冷めることはない。日本のエースは〝秘密基地〟で一人黙々と球を放った。静岡・沼津市内に作った東京大会で使われる床素材を敷いた専用の練習場に通って鍛錬。「自分自身とじっくり向き合えた時間は全てがプラス」と成長の機会に変えました。「できることをすべてやってきた」というこの5年間の積み重ねが大舞台で揺るがぬ心の強さを生み出していたのです。杉村選手「試合で出せるものは練習でしてきたことだけだと思っています。やってきたことに自信を持っていますし、取り組んできたことを出すだけです。リオでは心にも技術的にも弱い部分がありました。この5年間、いろいろと取り組んできたその1つ1つがこのようにつながってくれたと思います。今大会、ボッチャを楽しむことをテーマの1つとしてきました。この舞台で大好きなボッチャを楽しむことができたと思います」と取材に対しては、いつもパラリンピックでプレーできることへの感謝を口にしました。 杉村選手は、9月2日から、ボッチャ 混合チーム(団体) BC1/BC2 日本(中村拓海選手 廣瀬隆喜選手 杉村英孝選手 藤井友里子選手)のキャプテンとして団体戦グループBを戦い、1位通過を決めました。9月4日、 準決勝でボンサー選手率いるタイと対戦。敗れましたが、ポルトガルとの3位決定戦に勝利。銅メダルを獲得!なお、タイは中国を下して、金メダルを獲得しました。 また、ボッチャ 混合ペア BC3(運動機能) 準決勝で、日本(河本圭亮選手 高橋和樹選手 田中恵子選手)は、ギリシャと対戦。勝って、韓国と金メダルマッチ。タイブレイクの末、惜しくも敗れましたが、銀メダルを獲得! がんばれ!火ノ球ジャパン!ボッチャ。パリ2024パラリンピックも注目です(パラリンピック ボッチャ杉村英孝 勝敗を分けた「心の強さ」 2021年9月2日 11時21分 NHKを参考にまとめました)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月06日 18時43分11秒
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