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[子宮筋腫の手術（2010年12月）] カテゴリの記事

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• 子宮筋腫の手術　21（手術後2ヶ月ちょっと、3回目の生理）

  子宮筋腫の手術から2ヶ月強が経ち、3回目の生理になりました。今回も本来の周期の28日よりも少し早く来たので、手術後の私の周期は26～27日になったようです。ただ、手術後1年は安定しないとも言われたので、「今のところは」という感じです。手術前は生理の期間が10日間くらいでしたが、手術後は6日間くらいになりました。手術前は生理の出血量が非常に多く（多い日用のタンポン+夜用ナプキンを使用しても1時間ちょっとくらいしかもたない）、生理期間中2～3日は出かけられないという状態でしたが、手術後はタンポンも夜用ナプキンも必要なく、長時間用のナプキンもなくて大丈夫なくらい出血量が普通に戻りました。手術前は生理痛がひどく、病院でいただく強い痛み止めさえ全く効かなくなっていましたが、手術後は生理痛はあるものの、痛み止めの「イブ」で止まるようになりました。子宮筋腫が原因かどうかは不明だった腹痛は、起きなくなりました。また、起き上がれないほどの腰痛も、痛みが半減しました。子宮筋腫を守るために子宮がかなり膨らんでいたので、やはりそれが他の臓器を圧迫していたようです。子宮筋腫の手術後は太りやすくなると聞きましたが、今のところ大丈夫です。ただ、傷の治りが非常に早く、きれいになってきているとはいえ、他人の前で裸になれるかと言われたら、私個人としては「NO」です。自分で「気持ち悪い」と思ってしまうので、夫にも見せられないですね。傷跡を見たのは母のみです。これからは、傷がどのようにきれいになっていくのかが気になります。

  2011年02月22日

• 子宮筋腫の手術　20（手術後16日目～41日目）

  手術後16日目～41日目の経過です。【16日目】今日から湯船に入ってOKになりました。当然ですが、傷にしみる等なく、気持ちよくお風呂に入れました。【22日目】傷跡がかなりフラットになってきて、見た感じのグロテスクさが減りました。【23日目】茶道の初釜に参加しました。着物は避けて洋服での参加でしたが、長時間正座していたら、傷の内側がシクシクと痛み、ちょっと失敗…という感じ。翌日、寝込んでしまいました。【29日目】　退院後の初めての診察でした。触診とエコーでしたが、びっくりするくらい経過良好（いつもそうですね（苦笑））で、今日で診察等全て終了になりました。予想外の早さにびっくりでした。ただ、閉経するまでは子宮筋腫ができる可能性があるので、これからも毎年1回　きちんと検診を受けるように言われました。【40日目】この日くらいから、手術したこと自体を忘れてしまうくらい違和感などが一切なくなりました。傷を見ない限り、手術したことを本当に忘れてしまいます。【41日目】手術後2回目の生理が来ました。本来の28日周期よりも3日早かったです。生理痛は強かったですが、期間・出血量ともに普通で、生理中も問題なく外出できました。

  2011年02月11日

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  子宮筋腫の手術　番外編4（傷跡をきれいに治す「エフシート」）

  番外編その4です。2011年2月5日の記事に書いた、傷をきれいに治すための「シリコーンゲルシート　エフシート（富士薬品）」について書きたいと思います。傷跡（特に手術で大きく切った傷跡）は、盛り上がって汚くなっちゃったり、ケロイド状になっちゃうことがありますよね。それを防ぐために、傷口に医療用テープ（サージカルテープなど）をしばらく張るという方法がよく取られますが、テープだとかぶれてしまう人が結構多いんですよね～。私が数年前にした肥厚性瘢痕をきれいにする手術の場合は、1ヶ月以上　サージカルテープを張っていたら、テープにかぶれることもなく、目を凝らしても傷跡がわからないくらいきれいに治りました。（日本医科大学の百束比古教授という名医のところで手術していただいたことも大きいと　思いますが…。余談になってしまいますが、ケロイドや肥厚性瘢痕でお悩みの方は、　一度　日医の形成外科に行ってみることをおすすめします。20年以上苦しんだ肥厚性瘢痕が　本当に涙が出るほどきれいに治りました。）でも、今回はガーゼを留めるテープにすでにかぶれてしまっていたので、テープを使うのは無理でした。それでも傷はできるだけきれいに治したいので、いろいろ調べた結果　たどりついたのが富士薬品の「エフシート」でした。これは、その名の通りシリコンでできたシートです。「7cm×11cm（1シート入り、4515円）」と「2.5cm×15cm（2シート入り、4515円）」の2種類があって、私は傷の長さが約15cmなので「2.5cm×15cm」のものを購入しました。薬局やいろいろなネットショップでは販売されていなかったので、富士薬品のネットショップで購入しました。色は透明で、厚みは約5mmあります。片面が粘着力のある接着面になっています。商品説明には、「傷あと、火傷あとなどに貼付することにより皮膚バリアとして外部からの刺激を和らげる皮膚保護材です。 1．エフシートは純度の高いシリコーンを使用した皮膚の保護を目的をするシートです。2．エフシートは強い粘着力を有し、皮膚を保湿し保護します。3．エフシートは伸縮性に富み、膝、ひじなどの関節可動部にも容易に貼付できます。4．エフシートは通常2～3週間くり返し使用することができ経済的です。」 と書かれています。使い方は簡単で、通常24時間張りっぱなしにします。そして、1日に1回　石鹸で洗います。私の場合は、入浴時にはずして洗って、また入浴後　つけています。決まりはありませんが、傷がきれいになるまで1～2ヶ月くらい使用すると良いようです。厚さが5mmあるので、しっかり保護してくれている感じがします。 接着面は結構しっかり着くのですが、はがすときもあまり刺激がなく、皮膚がかなり弱い私でも、かゆくなったり、赤くなったりということは一切ありませんでした。毎日1回洗うだけなので、使用も簡単です。なにより、本当に傷跡がきれいに治ります。私の場合、表面の凸凹はほとんどありません。やはり女性であれば傷はきれいに治したいもの。これはとってもおすすめです。コストパフォーマンスも良いと思います。「通常2～3週間くり返し使用することができる」と書かれていますが、私の使用期間はすでに3ヶ月。粘着力はほとんど落ちておらず、問題なく使えています。帝王切開で出産した友達も使っていました。「知る人ぞ知る」商品のようです。手術跡や傷跡をきれいに治したい方は、一度お試しください。

  2011年02月09日

• 子宮筋腫の手術　19（手術後15日目　初めての生理）

  手術後　15日目。初めての生理が来ました。本来の28日周期よりも1日だけ早いです。子宮筋腫の手術前は、以下の悩みがありました。・生理の期間が10日くらい（昔は5日間くらいでした）・生理の出血量が非常に多く（多い日用のタンポン+夜用ナプキンを使用しても1時間ちょっとくらいしかもたない）、生理期間中2～3日は出かけられない・生理痛がひどく、お薬が全く効かない期間については、今回は6日間でした。普通になってる～！また、出血量も普通になりました。タンポンどころか、多い日用のナプキンも使わずに済みました。これは涙が出るくらい嬉しいです。生理痛に関しては、前よりは痛くないけれど、やはり痛いですね。でも、頭痛薬の「イブ」で止まってくれました。手術前は痛み止めが全く効かなかったので、かなりの進歩です。まだ手術後初めての生理ですが、期間や量、痛みが改善されていて、手術をして本当に良かったと思います。また、くしゃみをしても傷にひびかなくなりました。ここ2週間、咳やくしゃみをするのには覚悟が必要で（笑）、結構つらかったんです。

  2011年02月07日

• 子宮筋腫の手術　18（手術後9日目～14日目）

  退院（手術後8日目）して、手術後9日目～14日目の経過は次の通りでした。毎日　犬の散歩で3kmは歩くようにしています。まだこの期間は湯船には入れず、シャワーのみです。【手術後9日目】傷の部分の突っ張り感を感じるようになりました。普通の傷でもそうですが、治っていく途中の一過程だと思います。【10日目】傷の赤みがあきらかに減ってきました。「きれいに治るかも…」と思えます。【11日目】後ほど詳しく書きますが、傷跡をきれいに治すための「シリコーンゲルシート　エフシート（富士薬品）」というものを使い始めました。起き上がるときの傷の内側の違和感が減ってきました。咳をしても、傷にひびかなくなりました。手術前にときどき起こっていた腹痛は全くありません。かなりひどかった腰痛も今のところありません。やっぱり手術のおかげ？

  2011年02月05日

• 子宮筋腫の手術　17（入院10日目、手術から8日目、退院当日）

  入院10日目、手術から8日目、退院する日です。午前中のうちに退院しました。清算後の領収書を看護師さんに見せると、それで手続が終わります。入院時につけていただいたビニールの腕輪をハサミで切っていただいて、それで全て修了。退院後の最初の診察は3週後ということになりました。家族に自動車で迎えに来てもらいましたが、外に出て一番に思ったのは「寒い！！！！！」。病院内は全て24度だったので忘れていましたが、今は寒い冬だったんですね～。自動車に乗るのは傷にひびいてつらいかと思いましたが、思った以上に問題がなくて、びっくりしたくらいでした。家に帰ったらホッとするのかな～と思ったのですが、病院の居心地が良すぎたせいで、あまりその実感もなく…（苦笑）。家でも寒さばかりを感じてしまいました。暖かくしすぎるのは身体を甘やかすからよくないとばかり思っていました。でも、私のように体温が低くて、身体を温める能力が低い人間の場合、部屋を暖めるとかなり体調が良くなって、非常に過ごしやすいということを実感しました。手術当日の夜は手術を激しく後悔しましたが、看護師さん・お医者さんのおかげで非常に気持ちの良い入院生活を過ごさせていただきました。看護師さん・お医者さんの激務、そしてそんな中でも親切心ややさしさを忘れない対応に頭が下がります。本当にありがとうございました。手術をして明らかにお腹はへこみました。あとは、子宮筋腫が原因だと思われる以下の症状がこれからどうなるか楽しみです。・生理の期間が10日くらい（昔は5日間くらいでした）・生理の出血量が非常に多く（多い日用のタンポン+夜用ナプキンを使用しても1時間ちょっとくらいしかもたない）、生理期間中2～3日は出かけられない・生理痛がひどく、お薬が全く効かなくなった・ときどき起こる腹痛（子宮筋腫が原因かどうかは不明）・ときどき起こる、起き上がれないほどの腰痛（子宮筋腫が原因かどうかは不明）

  2011年02月03日

• 子宮筋腫の手術　16（入院9日目、手術から7日目、退院前診察）

  入院9日目、手術から7日目。午前中、主治医さんの退院前診察がありました。退院前診察は、エコーと触診です。非常に傷の治りが良く、「経過良好」ということで、明日の退院が決定！残っていたテープを全部取っていただきました。（これで、傷の部分のガーゼやテープの保護は一切なくなり、自分で腹巻で保護するだけになりました。）明日の退院に向けて採血は2本。今日も5kmくらい歩いてみました。退院後に毎日このくらい歩けるかは、ちょっと疑問（笑）。傷の内側の違和感は少し減ってきました。夕方前に請求書が来たので、今日のうちに精算してしまいました。請求額は10日間で9万円ちょっと。手術もしてこの金額は妥当ですよね。クレジットカードが使えるので、カードで精算しました。便利！！入院生活も、あと1日。明日の退院のために荷物を片付けて、あとはのんびり過ごしました。

  2011年02月01日

• 子宮筋腫の手術　番外編3（入院中のクリスマス）

  番外編その3。今回の入院では、入院中にクリスマスを迎えました。私はクリスマスが大好きで、クリスマスのために生きているといっても過言ではないほどです。（まわりからは「バカ」と言われますが…（笑））だから、入院が決まったときには、悲壮な決意で今年のクリスマスを諦めたのでした。でも、入院してみると、ナースステーションやちょっとした台のところにクリスマスデコレーションやオーナメントを飾ったモミの木。自分の床頭台には、クリスマスカラーや模様のクロスや装飾品を置いていたので、ほんのちょっとですがちゃんとクリスマス気分を味わえました。また、イブの日の夕食はクリスマス仕様！チキンやケーキも出て、手作りのカードもついていました。そして、病院内ではボランティアのクリスマスコンサート。なんだか幸せですよね★ちなみに、元日も昆布巻きなどのお節仕様の食事が出ます。病院にいると味気なさを味わうことも多いと思うのですが、K病院ではそういう味気なさを感じずにすみました。さらにすごいと思ったのは、クリスマスもお正月も「普通の食事」も選べることです。確かに行事に関心のない人もいるし、嫌っている人、宗教的にNGな人もいますものね。そういうとき、「選択できる食事」っていいな～と思いました。

  2011年01月31日

• 子宮筋腫の手術　15（入院8日目、手術から6日目、抜糸）

  入院8日目、手術から6日目。午前中　抜糸をしました。糸を抜く感触って独特なんですよね。結構痛かったです。ちょっとテープでかぶれているため、傷のまわりがかゆいです。臓器を癒着させないため、ガスや便をスムースに出さなければいけないのですが、ちょっと停滞気味。少し多めに歩きましたが効果を感じなかったので、ヨーグルト飲料と牛乳を多めに飲んだら、お腹を壊してしまいました（苦笑）。24時間営業のコンビニが階下に入っていると、便利ですが、ついついいろいろ購入してしまいます。明後日（入院10日目）退院予定で、明日　退院前診察（これで退院できるかどうか決まります）があるため、アンプル2本分の採血をしました。早く退院したいな～とは思っていましたが、なかなか快適な入院生活のため、もう少し病院にいたい気も…（笑）。腹腔鏡（内視鏡）手術の方々は、私より後に入院して、私より先に退院していっています。今日　体重を計ってみたら、入院したときよりも2kg減っていました。子宮筋腫を取ったおかげなのか、規則正しい生活のおかげなのかはわかりませんが、手術後の今は手術前より明らかにお腹がへこんでいます。

  2011年01月30日

• 子宮筋腫の手術　14（入院5～7日目、手術から3～5日目）

  入院5～7日目、手術から3～5日目。あいかわらず傷の内側の違和感は消えず、起き上がるときと寝返りを打つときはソロソロと様子を見ながらです。寝返りを打つときに必ず目が覚めるので、かなり寝不足気味です。（お隣りのベッドの方の独り言や寝言がすごいのも気になるのですが…（笑））痛みは全くなく、看護師さんやお医者さんにもびっくりされるくらいです。でも、こういう人はときどきいるそうです。毎朝　傷の確認をしていただきますが、今って消毒をなにもしないんですね。テープ交換等もなく、まさに「見ていただく」だけ。手術2日目の夜から全粥が食べられるようになり、3日目の朝が七分粥、お昼が五分粥、夜が三分粥、4日目の朝が１分粥で、4日目のお昼から普通の食事が食べられるようになりました。毎日　規則正しい生活。1日に5kmちょっと歩いています。決まった時間に起床・就寝・食事、シャワー・お洗濯・お散歩の時間もほとんど自分の中で決めており、あとは読書。ときどき、お見舞いにきてくれる人と気晴らしのお話。平和っていいな～と思いました（笑）。それにしても、看護師さんやお医者さんのお仕事には頭が下がります。本当に激務。もっと、もっと、お給料が高くなければ見合いません。体力も、知力も、気も使って（遣って）、大変なお仕事です。どれだけ感謝しても感謝し足りません。

  2011年01月28日

• 子宮筋腫の手術　13（入院4日目、手術から2日目）

  入院4日目、手術から2日目。傷の傷みはないものの、なんとなく内側がゴロゴロする感じがして、違和感を強く感じます。また、どのくらい動くと傷に悪いのかがよくわからないので、いつでも「大丈夫かな、大丈夫かな？」と思いながら動いています。寝返りが打ちづらく、夜中に10回以上目が覚めます。また、ベッドから起き上がろうとするとお腹に響いて、手をついて何度も中断しながらソロソロと起き上がっています。午前中のうちに、痛み止めの管を背中からはずしてもらいました。これをはずしてもらうと、すぐにシャワーが浴びられるようになります。傷の部分のガーゼもはずしてもらいました（テープだけでカバー）。このとき　初めて手術跡を見ましたが、赤紫で気持ち悪い（苦笑）。切った部分の上の肉が下にちょっと覆いかぶさるような感じに引っ張って縫ってあります。縫い目はすごく大きくて（約3cmくらい）、「｜｜｜｜｜」という感じで5ヶ所縫ってありました。K病院は、午前・午後で男女の時間が決まっているものの、使っていい時間帯であれば自由にシャワーが使えます。（お風呂も、自分でボードに予約時間を書けば、自由に使えます。）早速、シャワーを浴びてきました。私がいる階の場合、シャワーは個室で3室、お風呂は1つあります。3人が同時に使ってもお湯の量がたっぷりなのが非常に嬉しかったです。シャワーを浴びると、生き返ったような気持ちがします。腸の働きが弱まると癒着が起こりやすいため、便やガスについて何度も看護師さんに聞かれます。部屋についているトイレだと、音が気になって、便やガスはどうしても我慢しちゃうんですよね。落ち着きたいときには、お見舞い客用のトイレにこもることにしました。昨日は1日眠くて、昼間も横になってしまったので、今日からは昼間は絶対に寝ないと自分の中で決めました。せっかくの機会だから、規則正しい、美しい生活をしたいな～と思って…。朝起きたら、すぐにベッドを直角に近く起こしてしまうことにしました。たくさんの本が読める、読める…（笑）。今日歩いた距離は5kmちょっと。廊下が回廊になっているため、水族館の魚のようにグルグル歩くことができるんです。看護師さんや他の患者さんたちの様子が見られて、ちょっと楽しいです。今日の夜から、全粥ですが食事ができるようになりました。

  2011年01月26日

• 子宮筋腫の手術　12（入院3日目、手術翌日）

  手術の翌日。午前中のうちに尿管を抜いてもらいました。各部屋についているトイレはかなり広いので、そのトイレの中で看護師さんに抜いていただきます。尿管を抜いた後に尿がきちんと出ているかを確認するために、その後24時間は尿の量を量ります。トイレのたびにカップに尿を取り、トイレの中に設置してある測定器に入れていきます。尿管を抜いていただいて、やっと一息つけました。本当に尿管はつらい…。怪我や病気で何ヶ月も入れていなければならない方も多いですが、そのつらさ想像を絶します。尿管を抜くと、「とにかく歩け！」の命令が出ます（笑）。お腹を切る手術は、術後に臓器が癒着することが多いんですよね。私の周りでも癒着で苦しんだ方は何人もいますし、ネットで検索しても子宮筋腫の手術後に癒着がクセになってしまった方などがたくさんいます。癒着を防ぐには、とにかく歩くしかないようです。「お腹を15cm切ったのに、翌日からそんなに歩かなきゃいけないの？」と思いましたが、癒着は絶対に嫌だったので、点滴をカラカラ、カラカラと引っ張りながら、手術翌日で2.5km歩きました。このためにも、歩ける履物が重要です。背中に入っている管から麻酔が自動的に入るため、傷の傷みは全くありませんでした。背中の麻酔は、痛いときに随時　自分で入れることもできます。首から下げた袋にスイッチになるシリンダーのようなものが入っていて、それを押し下げればOK。そのシリンダーが元に戻れば、また押すことができます。でも、私は傷が痛くなることはなかったので、一度も押さないですみました。この日も、飲み物はOKですが、丸一日絶食。なぜかお腹は全く空きませんでしたが…。腹腔鏡（内視鏡）手術だと、その日のうちに尿管も抜いてもらえ、翌日から食事ができるんですね。また、K病院の場合、開腹手術だと血栓予防のマッサージャーをつけますが、腹腔鏡手術だとストッキングを履けばすみます。「腹腔鏡はやっぱり楽でいいな～」と思いましたが、同室の腹腔鏡手術の方々は手術にみんな問題あり。たいした問題ではありませんが、開けた穴が術中に少し裂けてしまっていたり、細菌感染したり…。開腹と内視鏡、どちらがいいとは一概には言えませんね。

  2011年01月24日

• 子宮筋腫の手術　11（手術日の夜）

  手術した日の夜。左腕には点滴、背中には痛み止めの管、そして違和感ありすぎの尿管、口には酸素マスク、膝下には血栓予防のマッサージャー（空気圧で膨らんだりしぼんだりする「あれ」です）。下半身は電気毛布に包まれ、38度を超える熱の中、1～2時間おきの体温・血圧・酸素量測定・傷の確認。そんな中、床擦れができないように左右に寝返りを打たなければならないのですが、ボーっとした頭では「どのくらい動くと、傷に悪いんだろう？」ということもはっきり考えられず、つらくて、つらくて、手術したことを後悔しました（苦笑）。前日の夜がひどく寝不足だったので、寝たかったんですよね。でも、ちょっとウトウトすると、看護師さんがいらっしゃって体温・血圧・酸素量測定（左手の指で測ります）、手術着の前を開けて傷の確認。寝られないんです。熱が下がらないため、電気毛布を最強にしてくださっていたのですが、暑くてもボーっとした頭で状況がよくわからなくて、ナースコールも押せない…。軟弱者の私にとっては地獄のようでした。こんなに長い夜は初めてでした。翌日の午前中に尿管をはずしていただいて、やっと生きた心地がしました。ただ、素晴らしく幸運だったことは、傷が全く痛くなかったことです。結局、入院中もその後も、違和感はかなりありましたが、内・外ともに傷が痛かったことは1回もありませんでした。主治医さんの腕が良かったのか、私が鈍感なのか…（笑）。

  2011年01月22日

• 子宮筋腫の手術　10（入院2日目、手術当日）

  入院2日目、手術当日です。昨晩は0時頃に隣りのベッドに緊急入院してきた方がいらっしゃったので、看護師さんたちが数時間バタバタしていて、かなり睡眠不足…。起床時間は6時30分ですが、7時過ぎまでベッドの中でグズグズしてしまいました。検温と血圧測定があったので、なんとか起きました。朝食は8時ですが、手術当日なので食べ物・飲み物ともに禁止。食べ物は大丈夫なのですが、飲み物が取れないのはかなりきついですね～。9時過ぎに、水分補給のための点滴と、お腹の中のものを全て出すための浣腸。物心ついてからは初めての浣腸でした。温かいイチジク浣腸って微妙…（苦笑）。その後は特にやらなければならないこともなく、手術開始時間を待ちます。私は午後開始なので、昼食も同室の患者さんの食事を横目で眺めながら我慢（笑）。手術は14時過ぎに開始予定ということになったので、13時半くらいから準備を始めました。トイレに行った後、前開きのガウンのような手術着に着替えて階下の手術室へ。家族は手術室の前までついてくることができ、その後は病室のある階のデイルームで待ってもらいます。手術室に入ると、患者の気を紛らわせるために看護師さんが気を遣って結構楽しいことをしゃべってくれます。そのお陰で、全く緊張せずにすみました。主治医さんと看護師さんたちから「今日はよろしく！」という挨拶がありました。「こちらこそよろしく！」なんですけどね（笑）。手術台の上に横になると、麻酔をするために「体を丸めてください」と言われます。背中に点滴で入れる硬膜外麻酔は痛いと聞いていたので、ちょっとビクビクしていたのですが、体を丸めたあたりで私の記憶はフェイドアウト…。酸素マスクからの全身麻酔があっという間に効いてくれたようで、後は麻酔が覚めるところまで全く記憶がありません。いいんだか、悪いんだか…（笑）。約2時間の手術後　すぐに麻酔が覚めて、手術室から病室に戻るストレッチャーに寝た状態で家族と対面。今の麻酔って、全身麻酔でもすぐにパッチリ目が覚めるんですね。麻酔の気持ち悪さや、手術後の違和感・痛みは全くありませんでした。目が覚めたときの一番の思い出は「尿管の感触」。あまりにも違和感・残尿感があって、手術したことを激しく後悔しました（苦笑）。ちなみに、結局　手術で取った筋腫の数は、直径約5cmのものが1個、約3cmのものが1個、約1cmのものが3個の計5個でした。

  2011年01月20日

• 子宮筋腫の手術　9（入院当日）

  2010年12月。手術の前日に入院しました。9時30分までに病院に来るように言われていましたが、家族への主治医さんの説明は16時だったので、とりあえず自分だけ最小限必要なものだけ持って病院へ。残りの荷物は、後で家族に自動車で持ってきてもらいました。入退院窓口に行くと、たくさんの荷物を持って家族に付き添われた今日入院予定の患者さんが何人もいました。しばらく待っていると、それぞれの入院する病棟の看護師さんが迎えに来てくれて、まとめて病棟に連れて行ってくれます。私が入院する病棟（婦人科）の今日の午前中の入院患者は4名。エレベーターで病棟まで上がり、デイルームやお風呂場、洗濯機・乾燥機などの場所の説明があった後、それぞれ身長・体重を計り、患者の取り違えが起きないように腕にビニールの腕輪が取り付けられます。そして、それぞれの病室へ。私は4人部屋でした（ここの病棟は一番の大部屋でも5人部屋で、4人部屋が標準です）。K病院は、病室の入口に入院患者の名前が一切書かれていません。個人情報保護法に基づくことなのかな～とは思うのですが、お見舞いの方々にわかりにくいし、なにより最初は患者自身が迷子になりそうです（笑）。また、K病院の場合、各部屋にトイレと洗面台がついているんです。洗面台は大きく、お水～お湯まで出るようになっています。トイレは、中に一緒に看護師さんが入っても大丈夫なように広く、もちろん暖房便座＆ウォシュレット。これは手術後や怪我をしている人などにとって本当に助かる配慮です。全ての場所（病室だけでなく、トイレや浴室など）の温度が24度に保たれているのもすごいと思いました。冬用のパジャマ等を用意してきた私にとってはかなり暑かったのですが、数日過ごしてみるとすごく身体が楽なことがわかりました。病室は思ったより明るく、ひとりひとりのスペースが大きいです。なによりも嬉しかったのが、収納スペースが大きかったこと。ひとりひとりのスペースや、収納スペースが大きいと、とても快適にすごせますね。病院特有の嫌なにおいが全くと言っていいほどなかったのも、すごく嬉しかったです。あのにおいが嫌で、わざわざ自分で作ったアロマのエアフレッシュナーを持ってきていたくらいだったので…。それぞれの床頭台（しょうとうだい）には、テレビと冷蔵庫が標準で付いています。テレビ・冷蔵庫・洗濯機・乾燥機ともに共通の「テレビカード」で使えます。1枚1000円で、余った分は10円単位で返金してもらえます。病室に入ってすぐに採血。入院診療計画書に署名しておくように言われます。その後は、やることもなく、ゆっくり過ごします。12時になるとお昼ご飯。K病院では、係の方が各ベッドまで食事（お箸等のカトラリー付）を運んできてくれます。病院の湯飲みでお茶も持ってきてくれます。配膳台には自分で返しに行きますが、待っていれば取りにも来てくれます。病院食ということでかなりまずいものを覚悟していたのですが、結構おいしい！びっくりしました。1食は約1,600kcalで、だいたい一汁三菜になっています。果物やヨーグルト、ヤクルトなどの飲料がつくこともあります。また、朝食と夕食はそれぞれ2種類から選ぶことができます。数日分の献立表があらかじめ渡されて、選ぶようになっているんです。お料理好きの人だと、この献立表を見ているだけで結構楽しめます。午後早めの時間に、明日の手術の麻酔医さんが麻酔の説明に来てくださいました。私は全身麻酔＆硬膜外麻酔。酸素マスクと背中に打った点滴から入れるそうです。麻酔による合併症の可能性や危険性に関して簡単な説明があった後、同意書に署名します。16時になると、主治医さんからの家族への説明。平日だったので、夫は抜きで、両親に来てもらいました。お腹を約13～14cm横に切って子宮筋腫を取ること、麻酔は全身麻酔＆硬膜外麻酔、手術時間は約1.5～2時間、手術開始は午後だが、午前中の手術の終了時間によって変わるなどの説明のほかに、合併症など起こりうるトラブルについての説明があります。「開腹手術なので、これから出産するときは必ず帝王切開になる」「出血が非常に多い場合には輸血の可能性がある」くらいまでは大丈夫だったのですが、「手術中に最悪の事態になったら、子宮全摘の可能性もある」のあたりで母は顔色が青ざめていました（苦笑）。私の非常に個人的な考えとしては、どんなに簡単な手術であっても死の覚悟くらいまでしたほうがいいと思っているんですけどね～。全部の説明が終わった後に、説明同意書、輸血同意書、血漿分画製剤使用に関する説明同意書に本人と保証人の署名・捺印が求められます。それにしても、入院すると同意書の数が多いですね～。同意書に署名しなければ手術はしてもらえないわけで、ある意味　強制的ですよね（苦笑）。そして、医療裁判になると病院は「説明したし、同意書もある」の一点張りなんですよね。そういう意味でも、やはり信頼できる病院・医師を選ぶことは非常に大事だと思いました。翌日の午後が手術なので、21時以降は絶食。食べ物はもちろん、飲み物も禁止です。これはちょっとつらかったです。手術前にお腹の中のものを全部出し切ってしまわなければならないため、寝る前に下剤を飲みました。そして、明日に備えて、21時30分の消灯とともに早めの就寝！おやすみなさい

  2011年01月18日

• 子宮筋腫の手術　番外編2（退院後の生活の注意）

  番外編その2。手術翌日に早々に渡された「退院される皆さまへ」というリーフレット。退院後の生活について書かれています。個人的には「入院前の入院説明のときにこのリーフレットをくれると、退院後の生活の計画が立てられて便利なのにな～」と思ったので、この時点で退院後の生活についての注意を書いておきます。ただ、体力の回復には個人差があるため、無理をしすぎずないようにし、疑問があるときには主治医さんなどに相談することが大切です。参考のために書いておきますと、私の場合、退院後初めての外来受診は手術後1ヶ月（2011年1月）でした。退院時の話では、もう1度3月に受診予定でしたが、傷の治りが非常に良かったため、手術後の外来受診は1回だけで「卒業」ということになりました。・家事退院数日後から簡単な家事や炊事程度を始めて、様子を見ながら掃除等を行うようにする。重いものを持ったり、お腹に力が入るような動作は避ける。私の場合、重い引き戸や雨戸、水の入ったバケツなどは、手術後3週間の時点でもお腹にひびいてつらかったです。・仕事軽い労作のものは手術4週間後より、比較的重い労作（重いものを持ったり、立ち仕事、歩き回る仕事など）は、手術6週間後から始め、体調を見ながら行う。・旅行・スポーツなど手術2～3ヶ月後が目安だが、退院後初めての外来受診時に主治医に確認。自転車やバイクは、思いのほかお腹に力が入るので、手術4週間後くらいから。・性生活退院後初めての外来受診時に主治医に確認するまで控える。・生理多少遅れたり早まったりすることがある。私の場合は、予定日よりも1日早く来ました。・傷について皮膚の傷の擦れる感じの痛みはしばらく続く。お腹の中の傷は治るまでに時間がかかるので、何かの拍子に突っ張った感じや痛みを感じることがある。我慢ができないくらい痛みが強いときや、傷がジクジクするときは受診する。傷は強くこすらず、1ヶ月くらいは腹帯で保護する。傷のかさぶたは無理にはがさず、自然に取れるのを待つ。・排泄について排尿も排便も我慢せず、定期的な排便を心がける。バランスの良い食事を心がけ、食べすぎに注意する。水分を多めに取り、適度な運動をする。個人的に主治医さんにうかがった話では、・腹筋運動は退院後すぐからOK、でも痛かったら無理しない。・着物は均一に締め付けるものなので、手術1ヵ月後には着てOK・マッサージや整体など、傷の部分に力のかかるものについては、「かなり控えなければならないのかな～？」と思っていましたが、手術1ヶ月半後でOK。思いのほかつらかったのが、「長時間の正座」でした。手術3週間後に長時間の正座をしなければならない機会があったのですが、途中から傷がシクシクと痛くて…。翌日　寝込みました。ただ、その後は全く問題なかったです。

  2011年01月16日

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  子宮筋腫の手術　番外編1（入院に必要なもの）

  ここでちょっとだけ番外編！（笑）今回の入院に必要だったものを書いておきたいと思います。まず、必須のものとして、以下のものがあります。　入院申込書、印鑑（自分+保証人）、診察券、健康保険証等（各種証明書）用意しておくと後の手間が省けるのが「健康保険限度額適用認定書」。これがないと、後で高額療養費の差額の払い戻しを申請しなければなりませんが、これがあると病院での支払の時点で支払う金額が自己負担限度額ですみます。これは自分の入っている健康保険に申請すれば取得できます。「入院のご案内」には、必要な日用品として下記のものが書かれています。　ねまき、下着、歩きやすい履物、洗面用具、洗濯物入れ、タオル、バスタオル、　ちり紙、筆記用具、現在飲んでいる薬の処方箋控え・お薬手帳、入院案内あとは、看護師さんに言われていた生理用ショーツ・生理用ナプキン、曲がるストロー、テレビを見るためのイヤホン、コインランドリーを使うのであれば洗濯用洗剤でしょうか。K病院の場合、電化製品（ドライヤー、電気ポット、パソコン等）の持ち込みは「できるだけご遠慮ください」とのことです。刃物などの危険物は持ち込み禁止です。普通必要な「おはし（スプーンやフォークも含む）、湯飲み（コップ）」は、K病院では必要ありませんでした。「患者の負担を減らすため」ということで、食事のときにおはしも湯飲みもついてくるんです。食事のたびに洗わないですむので、これは非常に便利でした。特に手術後の身体が不自由なときや高齢者さんにはありがたいと思います。パジャマは3着持っていきました。冬用のかなりモコモコのパジャマだったのですが、K病院は病室からトイレ、お風呂まで全て24度に保たれているため、暑すぎて着ていられない！！！！！入院中はパジャマの下（モコモコパンツ）+長袖Tシャツで過ごしましたが、それでも暑いくらいでした。普通の半袖Tシャツ+短パンの方もいらっしゃったくらいです。また、コインランドリーが各階にあって自由に使えるため、パジャマは2枚ですむことがわかりました。入院当日のうちに、ガウン、パジャマの上着、靴下は家族に全て持って帰ってもらいました。こんなに病院中が暖かいというのは想定外でした。ちなみに、ねまき・パジャマは借りることもできます。K病院の場合、使用料が税込で52.5円というお安さでしたが、毎日交換できるわけではなく、交換回数は、夏期が週3回、それ以外が週2回と決まっていました。下着は、生理用ショーツ2枚、ブラジャー＆ショーツを2セット　持って行きました。手術後　お腹を締め付けたくないので、いつも使っているものよりワンサイズ大きいものを用意しましたが、これは結果的に大成功だったと思います。ただ、出血が気になって入院中はずっと生理用ショーツを使用していたため、普通のショーツは必要ありませんでした。また、生理用ナプキンも数個持って行きましたが、手術後数日は出血があるため、もう少し多く用意すればよかったな～と思いました。履物は、ショートブーツタイプのモコモコのルームシューズを持って行きましたが、これは失敗！着脱の簡単な履物にするべきでした。手術翌日からかなり歩かされるため、スリッパはおすすめできませんが、クロックスのような履物が良いようで、実際に履いている方も多かったです。下の階にあるコンビニでも、クロックスが数種類販売されていました。タオル、バスタオルは、あまり厚手でないものがおすすめです。厚手だと場所を取るし、コインランドリーで非常に乾きにくいんです。K病院の場合、乾燥機は「30分100円」なのですが、モコモコパジャマと厚手のバスタオルは本当に乾きにくく、乾くのに1時間30分かかったこともありました。K病院の場合、ドライヤーは借りられるのですが、毎日シャワーが浴びられたので、自分で持ってくればよかったな～と感じました。「毎日シャワーを浴びられる」で思い出しましたが、いっぱい用意したのに全く必要がなかったのが、身体拭き用のウェットティッシュとお尻拭き用のウェットティッシュとシャンプー代わりのウェットティッシュ！「手術したらしばらくお風呂に入れないんだろうな～、身体や頭がベタベタするのは絶対に嫌！」と思ってたっぷり用意したのですが、手術の翌々日から毎日しっかりシャワーを浴びられたので、全く必要ありませんでした。余ったウェットティシュは、年末の大掃除で非常に活躍してくれました（笑）。替わりに必要だったのが、ボディソープとボディタオルとシャンプー。シャンプーしか用意していかなかったので、残りは下の階のコンビニで購入しました。イヤホンは、テレビを寝て見ることも多いので、長さがある程度必要ですね。i-podのイヤホンで済ませようと思っていたのですが、長さが足りず、急遽　コンビニで購入しました。音の悪さに気分が悪くなりましたが…（苦笑）。他には、軽い読み物があるといいですね。私は軽い読み物として、池上彰さんの「学べるニュース」シリーズやスポーツ選手の書いた本などを持っていきましたが、手術直後はその程度でも読むのがつらくて…。幸運なことに、K病院には各階に本棚があって、かなりの量の漫画や小説が置かれていたので、珍しく漫画やハーレクインロマンス（笑）、昔のベストセラーなどを50冊以上読みました。軽い内容という点では、週刊誌類も良かったです。普段は全く読まないような女性週刊誌や写真週刊誌も、入院生活の助けにはなってくれました。

  2011年01月14日

• 子宮筋腫の手術　8

  2010年11月。12月の子宮筋腫の開腹手術に向けて、採血、心電図、レントゲンの撮影に行きました。診察前に、まず採血ルームで採血。アンプル5本分を採りましたが、すごく上手な看護師さんだったので、あっという間に終了。その後、簡単な診察を受けて、心電図とレントゲン。こちらもあっという間に終了して、すぐに帰れました。その3週間後に入院の最終的な打ち合わせ。血液・心電図・レントゲンともに問題なく、血圧や脈拍も正常だったので、「開腹子宮筋腫核出術」のために「約10日間の入院」が決まりました。K病院での子宮筋腫の開腹手術の場合、基本的に退院は「手術日の8日後（手術日の曜日の翌週の次の日）」です。術後の経過が良ければ8日後、あまり良くない場合は延びることもあります。主治医さんの診察の後、看護師さんから入院の詳しい説明がありました。「入院のご案内」という冊子を渡され、病室の説明、入院に必要なものの説明、おへそのお掃除と剃毛についての説明、入院日に提出する「入院申込書」などが渡されます。とても親切に詳しく説明していただけます。大きな手術ではないし、一人部屋は結構さみしいので、今回は大部屋を希望しました。私の病室は、婦人科（産科は含まず）と整形外科の混合病棟になる予定だそうです。手術後　出血があるので、生理用ショーツとナプキンを持ってくるように言われました。また、衛生上の問題から、おへそのお掃除とアンダーヘア（仰向けに寝たときに上にくる部分のみ）を剃ってくるように言われました。手術後は体を起こしにくいため、水を飲むために「曲がるストロー」も必要だと言われました。入院申込書と病棟に提出する書類は、必要事項を明記して、本人と保証人の署名・捺印が必要です。さて、これで次は2010年12月の入院・手術を待つだけになりました。入院は手術の前日の午前9時30分、入院日の午後4時30分に主治医さんから家族への説明が行われることになりました。ちなみに、「主治医さんから家族への説明」と「手術のとき」には必ず家族が来るように言われます。我が家では、説明の時には両親、手術の時には両親と弟と夫が来ることになりました。

  2011年01月12日

• 子宮筋腫の手術　7

  2010年8月。子宮筋腫の手術をするかどうか、するとしたら日程はいつにするかを決めるためにK病院に行きました。このころの子宮筋腫が原因だと思われる症状は、・生理の期間が10日くらい（昔は5日間くらいでした）・生理の出血量が非常に多く（多い日用のタンポン+夜用ナプキンを使用しても1時間ちょっとくらいしかもたない）、生理期間中2～3日は出かけられない・生理痛がひどく、お薬が全く効かなくなった・ときどき起こる腹痛（子宮筋腫が原因かどうかは不明）・ときどき起こる、起き上がれないほどの腰痛（子宮筋腫が原因かどうかは不明）などで、自分の中では「手術をしよう」と決めていました。MRIの結果から、「粘膜下筋腫ではあるが、R先生（子宮の腹腔鏡手術の術式を開発した先生）の担当する術例ではない。他の先生による腹腔鏡手術か、K先生（主治医さんです）による開腹手術で子宮筋腫を取ることになる。」と言われました。開腹手術だと、横に13～14cm　お腹を切ることになります。腹腔鏡手術だと、お腹に小さな穴3個を開ける（+おへそ）だけですみます。当然　入院期間（腹腔鏡だと開腹の半分くらいですみます）、術後の回復、傷跡の残り方も違います。最近は腹腔鏡手術のメリットが取り上げられることが多いので腹腔鏡手術を選択する方が多くなっていますが、自分のまわりでリサーチしてみたら、結構　失敗例が多いんですね。筋腫の取り残しや、他の臓器を傷つけたり、小さな穴から器具を入れるため　その部分が変に裂けてしまったりして、再手術をした方もいらっしゃいました。R先生に担当していただけるなら「腹腔鏡手術にしよう」と思っていましたが、R先生に担当していただけないなら、開腹手術にしようと決めました。閉経までにはまだまだ時間があるので、筋腫を残さず取りきってもらいたかったのと、主治医のK先生を信頼していたのがその理由です。でも、結婚前だったら、傷跡が嫌で腹腔鏡手術にしていたかもしれません。手術日は、手術可能な日の中で一番早い12月ということになりました。すぐに年末年始の休みに入るため、私にとっては仕事やお稽古ごとを休まないですむベストな日程でした。子宮筋腫の手術の場合、筋腫が大きいと筋腫を小さくするために事前にホルモン療法をすることがあります。でも、ホルモン療法は副作用が大きく、かなりつらい症状が出ることが多いんですよね。また、子宮は血管がたくさん集まっていて、手術では大出血することもあり、事前に輸血用に自己血を採取しておく場合もあります。私の場合も両者とも検討されたのですが、「まあ、大丈夫でしょう」という主治医さんの楽観的な判断（笑）で、ホルモン療法・自己血採取ともにしないことになりました。次回は、2010年11月に採血や心電図、レントゲンを撮ることになりました。

  2011年01月10日

• 子宮筋腫の手術　6

  2010年7月。2010年の夏は猛暑が続いたため、MRIの日もめちゃくちゃ暑い日でした。MRI自体は30分くらいで済むんですよね。磁気の影響を受けるものをはずして、検査着でMRI開始。ゴンゴンゴンというくぐもった機械音の中、前にMRIを受けた北里大学病院ではドリカムがかかっていましたが、今回のK病院は徳永英明さんのカバーアルバムがかかっていました。患者は横になっていればいいだけなので、楽といえば楽なのですが、私は閉所恐怖症ではないものの、やはり両手を固定されて30分というのは時間が経つにつれてなんともいえない不安感が沸いてきます。MRI、苦手な人は苦手だろうな～と思います。2日後にMRIの結果が出ました。5cm強の子宮筋腫のほかに3cmくらいの子宮筋腫もあり、中を実際に見てみないとわからないけれど、もっと小さい筋腫もあるかも…とのことでした。そして、筋腫を守るために子宮がひどく膨らんでしまっていることも判明。他の臓器を圧迫してしまっているようでした。ときどき起こる原因不明の腹痛や、起き上がれないほどの腰痛も、子宮が膨らんでいるせいかもしれないようです。ただ、ポッコリお腹の原因かどうかははっきりせず…（笑）。来月（2010年8月）、手術をするかどうか、手術をするとしたらその日程を決めることになりました。

  2011年01月07日

• 子宮筋腫の手術　5

  2010年6月。初めてK病院に行きました。R先生には患者さんが全国から殺到していて初診外来はないため（R先生の専門外の患者さんまで大量に来てしまっているそうです）、初診は別のK先生でした。場所柄、病院のきれいさや雰囲気には期待をしていなかったのですが（笑）、K病院は数年前に建て替えられたそうで、15階建てのすごくきれいな病院だったのでびっくりしました。また、駅から病院までは歩くと15分くらいなのですが、平日は直通のワンコインバス（100円）が出ているのも便利です。（駅前が広く、いろいろ工事中でややこしかったので、最初はタクシーで病院に行きましたが…）エコーなどの検査の結果、子宮筋腫は5cm強になっていました。症状が出ていなければ取る必要のない大きさです。でも、私は生理のたびの大量出血と痛みで、「もう取っちゃえ！」という気持ちになっていました。だから、手術を前提に来月（2010年7月）のMRIを予約して帰りました。余談ですが、MRIはどこの病院も混んでいますよね。いつも1ヶ月待ちはザラ。病気を治すにも、本当に時間とお金、そしてある程度の体力が必要です…。

  2011年01月05日

• 子宮筋腫の手術　4

  前回の定期健診から1年弱が経った去年（2010年）の5月。1年ごとに定期健診を受けていたので、また北里大学病院で検診を受けなければならなかったのですが、なんだか主治医さんの交代ばかりで北里大学病院で診ていただく意味が見出せなくなっていたので、子宮筋腫の治療（手術）で評判の良い病院を探すことにしました。「せっかくなら外側に大きな傷は残したくないので、腹腔鏡（内視鏡）手術がいいな～」「できれば名医さんに切ってもらいたいな～」「家から近い方が良いので、東京か神奈川がいいな～」という基準で病院探し。川崎市立川崎病院、小平記念東京日立病院、順天堂医院、三井記念病院、四谷メディカルキューブなどが候補に上がりました。でも、評判の良い病院の手術はみんな6ヶ月～1年待ちなんですね。あまり待たずに手術できる自費の病院は、子宮筋腫の手術に130万円くらいかかるし…。とりあえず、ネットでの検索結果などから、子宮の腹腔鏡手術の術式を開発したR先生のいらっしゃるK病院に行くことにしました。（最終的に、このK病院で手術することになります。）

  2011年01月03日

• 子宮筋腫の手術　3

  そして、一昨年（2009年）の北里大学病院での定期健診。「まさか今回は主治医さんは替わっていないだろう。」と思っていたのですが、そんな予想は甘く（苦笑）、またしても新しい先生になっていました。検査の結果、子宮筋腫はまた少し大きくなって、約5cmになっていました。新しい主治医の先生は、非常にやさしい方で、妊娠についてのことをすごく考えてくれていました。（私自身は妊娠を望んでいなかったので、真剣に考えてくださる分、ちょっと悪いな～と思ったのですが…）先生のお話によると、「今の位置にこの大きさの筋腫ができていたら、ほぼ100％妊娠しない。これからも筋腫は少しずつ大きくなっていくので、もし妊娠したいなら、手術で筋腫を取った方がいい。うち（北里大学病院）でも手術はできるけれど、不妊治療を専門にしている病院に相談して取った方がいいかも…」とのことでした。また、別の病院に行っても説明しやすいように、筋腫ができている場所などの丁寧な絵も描いてくださいました。この頃（2009年6月頃）から「生理の出血量が非常に多くなる（多い日用のタンポン+夜用ナプキンを使用しても1時間ちょっとくらいしかもたない日が2、3日ある）+生理期間が延びて10日間くらいになった（以前は5日間くらい）」という状態になっていました。そのため、妊娠は望んでいませんでしたが、「来年（2010年）の定期健診でまた腫瘍が大きくなっていたら、手術で取ろう。」と自分の中で決めました。

  2011年01月02日

• 子宮筋腫の手術　2

  様子を見ることにしたものの、不正出血などが改善されるわけではなく、「これからどうしようかな～」と思いながら数ヶ月が経ちました。そんなとき、母の知人が北里大学病院の信頼できる産婦人科医を紹介してくださったので、早速　北里大学病院で診てもらいました。その結果は、やはり3cmくらいの粘膜下筋腫でした。そして、症状が我慢できる範囲であれば、取る必要はないと言われました。また、「手術で取るのであれば、内側と外側から取るのではなく、外側から取る（＝開腹手術）ことになる。」と説明されました。なんの治療もしていなかったのですが、なぜか不正出血と微熱がほとんどなくなり、生理痛はひどいものの、寝込むほどの痛みは月に1～2日だったので、半年ごとの定期健診を受けて様子を見ていくということになりました。それから半年ごとの定期検診を受け、筋腫は毎回5mm弱ずつ大きくなっていったものの、それほど急激に大きくならなかったので、定期検診は1年ごとになりました。北里大学病院では4年弱　定期健診を受けたのですが、その間に主治医の変更が3回。次の定期健診に行くと、前の主治医さんが辞めちゃっているんですよ～。大学病院の産婦人科医はすごい激務なんですよね。でも、毎回のように主治医が替わるので、北里大学病院への信頼感は薄れていきました。

  2010年12月27日

• 子宮筋腫の手術　1

  先日、10日間ほど入院して、子宮筋腫の開腹手術をしてきました。同じ病気の方の参考になるかもしれないので、そのときの様子について少しずつ書いていきたいと思います。子宮筋腫が見つかったのは5年前、私が30代前半で結婚4年目のときでした。不正出血と微熱がずっと続いていたため　近所の産婦人科で診ていただいたら、「子宮に直径3cmくらいの筋腫がある。良性か悪性かわからないので、きちんと検査しましょう。」と言われたのが始まりでした。検査の結果、良性であることがわかってひとまずホッとしました。ただ、子宮筋腫には3種類あるのですが、私はその中の一番タチが悪い「粘膜下筋腫」。子宮の内側に向かって膨らんでいく筋腫で、あまり大きくなくても不正出血やひどい生理痛などを引き起こすことの多い筋腫です。また、できている場所が悪く、この筋腫がある限り99.9％以上妊娠しない（＝筋腫が邪魔をして着床しない）と言われました。もともと私は子供が欲しくはなく（子供自体は大好きなのですが…）、夫婦間でも「子供は作らない。夫婦2人でずっと仲良く生きていく。」と決めていましたし、私の両親も納得してくれていたので、子供ができないことは問題ではありませんでした。ただ、ずっと続く不正出血と微熱、激しい生理痛に悩まされており、仕事もできない状態だったため、筋腫を取ってしまいたいと思いました。しかし、その近所の産婦人科の先生によると、「筋腫のできている場所が悪いから、手術で取るとなると内側と外側の両方から取らざるを得ない。」とのこと。思ったよりも大変そうな手術なので、しばらく様子を見ることになりました。

  2010年12月25日

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