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放浪者ウィリーの旅日記

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2006.08.31
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カテゴリ:RED STONE
一日何回更新するつもりですか。


いや~、どうしてもこれは更新したかったのだったりなんだったり(笑)




RED STONE・・・
ご存知のとおり、私のハマっているオンラインゲームですよ。
もちろん、オンラインですから、自分のような人だっていっぱいいます。

でもさ。


でもさ!そこで小説書いちゃった私はバカだn(ry

うんにゃ~・・・書いちゃったものは仕方ないさ。
敢えて名前とか出してないけど、まああなたの好きな人でご想像くださいなw
片方はシーフ・・・っぽいけどね。

ちなみにウィリー脳内ではwiz×シフ・・・


でわでわ、微妙?にエロっちぃ単語が入ってますが、読みたい人は反転でドゾw
(そんな人いるのか?w)

ふと目が覚めた。外はまだ暗く、だが飲まれるような暗闇ではない。
まだ、しばらく太陽は顔を覗かせないだろう。
それをなんとなく肌で感じ取った俺は、もう一度布団に潜り込み、夢の世界へと落ちようとした。
だけど、横にあるはずのぬくもりが無くて。いるはずの彼がいなかった。
低血圧で朝は弱い俺だが、これには驚いて飛び起きた。

昨夜脱がした服も、少ない荷物もない。

不安に駆られて、下着とズボンだけを早々と身に付けてベッドから飛び降りる。
昨晩、少し張り切りすぎて腰が痛かったりするのだが、本当にそれどころじゃなかったのだ。

ふらりと俺の元に帰って来たと思ったら、一日ほどでまたいなくなってしまう。
猫みたいな自由人の彼を引き止める権利なんて俺にはないのだろうけど。
それでも、せめて今日くらいは一緒にいたいと思っていたのに。

周りの迷惑なんて一切考えず、扉を蹴り開けて名前を叫ぶ。
これでいなかったらかなりの恥さらしだ。どうしてくれる。
明かりの届かない宿の廊下はしんとしていたが、奥の暗がりに人影を見つけることができた。
頭のどこかで、違う人だったらどうしようかという考えが生まれたが、すぐに消えた。
どうしてかは分からないけど、彼だと確信を持てた。
もう一度、今度は小さめの声で名前を呼ぶと、彼は少しだけこちらに歩み寄る。
俺は夜目が効くほうではないので顔は見えないが、少し困ったような顔をしているのは雰囲気で読み取れた。
そっと手をさし伸ばすと、やんわりとその手を、彼が包んだ。
起こした?と、ちょっと気まずそうに尋ねる。
当たり前だ。そういって強く抱きしめる。その反動で涙が出るかと思った。
本当にいなくなる。今度こそ帰って来なくなるのではと不安で仕方ない。
彼は苦しそうにもがいたが、無駄な抵抗だと知ってか、すぐにやめた。

しばらく沈黙が続く。静かなのはいい事だが、静か過ぎるのも問題だ。気まずい。
沈黙に耐えられない俺は、仕事か、と耳元で尋ねる。
一拍おいて、彼は額を俺の胸に強く押し当て、ゴメン、と一言だけ。

本当はずっと傍にいたい。傍にいてほしい。でも、そんな願いが叶うはずも無い。
いや、彼が自由人と知っていて、長い間一緒にいられないと知っていて彼を選んだんだ。
引き止める権利は、ない。だが、祈る権利はあるはずだ。

ただ、俺にできるのは彼を抱きしめること、待つことだけ。

行って来い、と触れるだけのキスをする。
彼は顔を赤らめた様子で、行ってくる、と小さく呟いた。
そして彼は、そろそろ太陽が顔を出すであろう世界へと旅立つ。

次に帰ってくるのはいつだろうか。


彼が無事に生きて帰ってこれるようにと、俺は存在するのかさえも分からない神に、そっと祈った。




† 神と 自由人と †





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最終更新日  2006.08.31 21:56:33
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