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※ つづきです。
ゴルダックを許す者なんていないだろう。 きっとなにかしらの理由があるに違いないのだ。 「とりあえず、病院へ。体を休めてください。人がポケモンに攻撃されれば後遺症が残ります。」 「……いぇ、俺がおびきよせればいいんですよね?」 俺はゴーリキーに命令をすると、人気の無いところまで行く。 それで無ければおとりも何も無い。 心配そうに泳太や恵さんも影から見守っている。 「ゴーリキー。お前もボールに…。」 ポケモンが横にいれば、出てくる確率も減る。 それを了解したのか、ゴーリキーは入ってくれた。 ガサリッ 音がした。 それは背後から。 青い影が、俺の背中めがけて走ってくる。 ぼむっ!! 「!!」 ゴルダックが襲ってきていた。 それを押さえたのはハヤシガメ。 恵さんの…ポケモンだ。 「させないわっ!!」 「ポッタイシ!お前もだっ!!」 ハヤシガメの手伝いをするために、ポッタイシも加わる。 その様子を見たフローゼルもボールから自主的に出てきてゴルダックを押さえた。 押さえると言うよりも、アイツは噛んでいる。 それをみた係員の人達は、駆け寄ってきた。 「皆、ありがとう。ゴルダックを解放してやってくれないか?」 「ぇ?でも清麿。」 「いいから。」 俺の言葉に従い、3体はゴルダックを離した。 ゴルダックは威嚇している。 俺達が何かをたくらんでる、と見たのだろう。 「何か理由があるんだろ。俺達を憎む理由が。だから、俺を襲った…。」 「……。」 「理由だけでいい。きかせてくれないか。」 俺の言葉に、だまったままのゴルダック。 話すことさえ、したくないまでも憎んでいるのか。 「お願い、理由がないと…私達も貴方を助けることができないわ。」 「助ける…??ふざけるな!!俺は、人間を憎んでる!憎む人間に助けてもらいたくないね!!」 「……わかった。」 「!清麿君!?」 俺は立ちあがると、ゴルダックと向き合った。 まだ、痛む。 傷が、俺を立たせ用とはしていないかのように痛んだ。 ―――パアアアアンッ!! 気づけば、俺ではなく…泳太がゴルダックの穂を叩いていた。 「あほか!!おまえはっ!!憎むべき人間が、今お前を助けようとしてるんだぞ?怪我させられた、清麿が、お前を助け様としてるんだぞ!!そのキモチまでも踏みにじるのか!?」 ゴルダックは驚いているようだ。 当たり前だろう。 憎んでる者に、叩かれたのだ。 そして説教……。 「俺は……。」 重い口が開かれた。 過去が語られる…ゴルダックの。 ―――つづく――― またつづく!! 長くなりそうなのだっ!!ぐぬぅっ!! 拍手に持っていこうかしら《あ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.10 19:39:29
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