2:竹の処分・・・枝落としをして「棹」に竹は構造的に、大きく「棹」と「枝(葉)」の2つに分けることができる。このうち、日常有益なものは、「棹」の部分だけである。 まっすく伸びた竹の棹は、いわゆる棒として幅広い使い道を有する。 その反面、枝(葉)には、ほとんど使い道がない。 しかし、せっかく切った竹も、枝を落とさない限り、 全く使い道がない・・・単なる粗大ごみでしかない。 したがって、苦労して、山(竹薮)から切り出した竹でも、 有益活用するには、最低限、枝を落とし『棹』としなければならない訳である。 もっとも、枝の一部は、竹箒に使われるなどしての 生き残る手段もあるが、その利用頻度は棹の比較にもならない。 また、高級垣根に、竹の枝が使われているケースがあるが、 一般(孟宗)の枝は、長さも太さもそろっていないので、 垣根にも不向きだと思われる。 *** *** *** 1:枝落とし 竹を「棹」と「枝(+葉)」とに分かつ作業。 竹を切り倒すと、枝にはまだ多くの葉がついている。 9月10月(旧暦の8月1日と9月1日の前後3日) に切った竹は、そのまま12月まで放置しておくと 葉がすっかり落ちて、枝だけとなる。 また、若いうちは、水分が多いので、 葉がついたままの枝も、鉈で簡単に切り落とすことができる。 棹としての利用を考える場合には、 切り口はできるだけ、綺麗にしておく。 (後日、使う際に、ささくれ立って、手を傷つける恐れがあるためだ) 枝落しも、単に、竹から枝を取ればよいというわけではない。 使う時に、怪我をしない(させない)よう、配慮すべきである。 *** *** *** 我が家の事例になるが、 先に少しばかり人に頼んだことを話したが、 どういう事情かは知らないが、切り出した竹を全て途中からきり、 枝の繁茂している部分と棹だけを分けてしまった。 肝心の枝落しを一切しておらず、この2~3年ほど、 放置されたままなのであった。 先に紹介したように、枝がついたままでは、只のごみと変わらないのだ。 若いうちなら、鉈で簡単に切り落とせるが、 乾燥が進んだ枝は、もはや鋸を使うしか方法はない。 地道な作業を強いられるのである。 したがって、竹は、若いうちに枝を払って棹にしてしまうのが最良である。 慣れてくれば、鉈一発で、枝を落とせるようになるので、 見た目も良く時間も短縮するのであるが・・・ 私は、鋸の使用にこだわった。 (というのも、古い竹があまりに多かった為) *** *** *** こうして、枝(葉)と棹に分けられたのだが・・・ 大量の棹と、大量の枝・・・どう処分すべきだろうか ジャンル別一覧
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