カテゴリ:独り言
動かなければ、何も起こらないとは、まさにこのことで
今日は、無理してでも出て来てよかったと思いました。 というのも、1軒目のお店で、たまたま隣に座ってきた 紳士O氏の話を聞くことができたからです。 (それゆえ、1時間の滞在予定が、計3時間余に ![]() 会話に加わるきっかけは、ジネンショ(山芋類)でした。 O氏もまた、このお店の古いお客さんで、大ママの頃からの知合いだそうで、 今日は、病院の薬をもらうまでの間、寄りに来たそうなのですが・・・ お互いに、こんなこととなるとは思いもしなかったでしょう ![]() 私は、心密かに、何かの答えをこの店に、 店主のアドバイスを求めに来ていたのです。 それが、全くの偶然にも、ジネンショで口を挟んだ私に、 O氏が2~3言、質問を投げかけてきたので、 そこから、O氏との対談が始まりました。 そもそものきっかけは、 「ジネンショは、独特の香りがある」とO氏が言った その言葉に、私が関心を示したからでありました。 そして、私が去年、山芋を作ろうとしてできなかったこと、 失敗続きの中に、土地が痩せて病気がでたなどの話をした所、 O氏から、 「君は、青森の『奇跡のりんご』の話を知っているかい?」と尋ねられ・・・ 私は、O氏が、農業にも造詣が深いことを知ったのです。 さて、2時間ほどの話の中で、 O氏に対して最大の関心を持った理由は何だったかというと 「・・・と、私はこう思うのだけれどね」 と言う話し方でした。 O氏は、決して断定的な物言いはしなくて、 あくまで一個人としてこう思っている という形で、話の終わりを纏めるのでした。 (その意味でO氏が、私と似たような感覚の持ち主だと思えたのです) その為、私にも、なるほど・・・一理あるなと O氏の語る話についつい耳を傾けてしまうのでありました。 そして、その話、O氏の人生の先輩の言葉として、 なら、私ならば、どう考えるか?と 自分の立場に置き換えてみて、あれこれと考え・・・ それは、対談というよりは・・・、 O氏も、喫茶店に来た当初の目的を忘れてしまったかのように 熱心に話し掛けてくる為、私の方から話を、 途中で切ることもできず、最後まで語り尽きるまで 一方的に耳を傾けるという形で、行われたのでした。 (その実、1時間ほどで店を出て、2軒目に行く予定であった私は、 時計を見つつ、何度もリセットをしていたのです。 しかし、それは迷惑というよりは、 むしろ、今、この言葉を聞かなくてはならない といった使命感みたいなものを感じたのも、確かなことでした それは、今日が私にとって特別な日であり、 それを一言も口にはしていないから・・・) 初対面のO氏から、2時間余り、 さまざまな人生の助言をいただききました。 それは、あまりに多く、感銘をうけるものもあり 全て再現するほどには、私も記憶が強くも無いため、 ここにいくつかの言葉を記録として、 誕生日の記念日の言葉として書き留めておこうと思います。 *** *** *** ・自分の歩みだけが、自信となり人生となる。 自分の足で歩き行動し、切り開かなければ、何も起こらない。 向うから、やってくるのは、 良いことよりも悪いことの方が多い。 考えるより、行動すること。 動けない時、動きたくない時にこそ、一歩踏み出せ。 一歩が無理なら、0.001でもいい。 現状維持は、後退の一歩。 坂道で、立ち止まることは、つまり下がることと同じこと。 立ち止まる事より、下る方が楽。 ・言葉を自分のものとするために、何度も繰り返し言うこと。 自然に出てくるようになるまで噛み砕く。 ・人は、理性と欲望の間を彷徨い歩くもの。 ぶれて当然。 それが人というもの。 しかし、真ん中にあるものは、決してぶれてはいけない。 それが、バランスを取るということ。 しかし、そのバランスを取ることは難しい。 難しい時こそ、自分が見えなくなる。 時には、動かず広く情報を求め、 戦う時には、一つのことに集中すべし。 戦う時に、注意を分散しては、勝てる戦も勝てなくなる。 相手を立てつつ、こちらが引くことも良しとする。 ・2:6:2の比率 良い人が2割、悪い人が2割。 残りの6割の人が普通の人。 その中で、中の上なのか、中の中なのか、中の下なのか、 自分を当てはめてみるといい。 ・物の見方、道理は人によってまちまちである。 2~3同じような例えもあるし、全く逆を言うことわざもある。 昼があれば、夜があるのと同じで、物事にも裏表があり、 出会いがあれば、別れもある。人は生まれ、地に帰る。 良い事ばかり有るとは限らない。 むしろ、悪いことのほうが多いのだから、 良い時ぐらいは、素直に喜んだらいい。 (ただし、あぶく銭の浪費はほどほどに) ・人が関わりを持ちたくないという場合の多くは、 自分で食べて行けるからであり、 食べていけなくなった時にこそ集団が発生する。 *** *** *** これら言葉の全てに「・・・と私はこう思っている」と O氏が付け加えているのが、とても印象深かった。 もっとも、これらの言葉が確かなものかは定かではない。 私の聞き間違いもしくは、思い違いをしているかもしれない。 話が前後してしまって、混同してる可能性もある。 私自身、人の話を80%理解できれば良しとしているため、 一言一句、完璧に覚えようとはそもそも思っては居ない。 覚え難い数字などは、かなりいい加減に記憶する。 また、普段の日常会話の中で、 どれほど重要なことが語られるかといえば、 一体、どのていどあるのだろうか?と思ってしまう。 しかし・・・、O氏は真剣に話をして下さった。 氏の心の内(=思い)を、私は少なからず感じ取った。 氏曰く「浮ついた馬鹿馬鹿しい話をしたところで何も残らない」と だからといって、 逐一、メモに書き込むのもちょっと野暮だと感じた。 ところで、楽天ブログのなかで尊敬する人物の一人に 「易経」を判り易く紹介して下さっている亜さんが居る。 さまざまな言葉も、すでに易経に語られている場合があり、 私は納得するところが多い。 O氏の半生を垣間見て、なるほど・・・ 易経のいう生き方を、実体験している人だと感じた。 O氏曰く、仕事が絶頂の時、先のことを考え、 落ちぶれる前に、退社することを決断したという。 それが故、田舎に戻った今でも、しきりに 昔付き合いのあったお客さんから、 何度と無く連絡が有るのだと言う。 派遣歴が長く、職場という人間関係の無い私にとっては、 仕事上で得た人間関係を、退社後も繋げているO氏を、 今日ばかりは、ちょっと羨ましく感じてしまった・・・ 毎年、この日、気を使って、 わざわざ私の今日の日を祝ってくれた彼・・・。 彼が居れば、きっとO氏と出会ったことを報告したことだろう もしかして・・・ 彼が、私とO氏を巡り合せたのだろうか? そう考える方が、楽しいか・・・ Thank You!! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月27日 01時00分00秒
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