2007/07/19(木)12:26
木曜イタリア~ノ劇場
久しぶりにイタリア映画を鑑賞。
イタリア語の辞書(ネット)でPAURAという文字を
調べてみたら、恐怖という意味だったので、
原題の意味も邦題と殆ど同じだろう。
IO NON HO PAURA/ぼくは怖くない
2003年 イタリア 監督ガブリエレ・サルヴァトレス
あらすじ ↓
1978年南イタリア、10歳の少年ミケーレは、ある日廃屋の裏で
穴を発見する。恐る恐る、かぶせてあるトタンのような蓋を
どかしてみると・・・中には、横たわる小さな足が・・・
感想 ネタバレなし ↓
物語の性質上、この作品もあらすじのみで、鑑賞したほうが
よいだろう。
美しく広がる黄金色の風景とは裏腹に、徐々にビターになる
展開には、こ、これがイタリア映画か?と少しずつだが確実に
胸が締め付けられていく感覚を覚えた。
お国柄を考えると、この展開があり得そうなので
恐怖感がつのる。そして、子ども達の可愛い表情が
やり切れない思いと共に、なんとも切なく迫ってくる。
さすが、イタリアだな!と思ったところは、主人公の
少年のママが焼いたケーキが、とても美味しそうだった。
それと、子ども達が美形揃いだった。
先日ご紹介した、「フレイルティー」でも感じたが、
この映画を見て、また思ったことは、
子どもは親を選べないのか?
そして、はっきりしていることは、子ども達は親が大好き
なのである。
そんな事を想いながら見ると、辛すぎる映画かもしれない。
良い作品です。お勧めです。多少の覚悟が必要ですが。