2007/11/30(金)02:17
シリアスものから軽めまで
1周年企画も終わり、この1週間に観た映画も
たまりまくっている状態。
頭の中では、何本かの映画が交差している。
脳内が混乱をきたす前に、何本かご紹介を~
ある子供
2005年 ベルギー/フランス
監督 ジャン=ピエール・ダルデンヌ
あらすじ ↓
18歳のソニアと20歳のブリュノに息子が産まれた。
窃盗などの怪しい仕事で食いつないでいるブリュノ、
あるとき、ブリュノは自ら・・・・
感想 ↓ ややネタバレあり
映画は余分なものを一切排除した感じで、
淡々と進んでいく。
大人になりきれないブリュノに焦点を当てながら。
2人は見た目も若いが、精神年齢も若すぎる。
バックシートに赤ん坊をのせて、ホットドッグを
食べながら追いかけっこするのが、楽しい年代なのだ。
2人のはしゃぎっぷりを観ていると、
「この2人が赤ん坊を育てられるのか?」と
極度な不安に襲われる。
しかし、世の中には子供を産んで置き去りにする
母親もいる。
若いが18歳のソニアが母性を持っているという
ことが、大人になれない父親と赤ん坊の将来に、
少しだけ希望の光を射したような気がする。
淡々としている中にも、ひとすじの光あり。
お勧めです!!
天使の涙
1995年 香港
監督 ウォン・カーウァイ「ブエノスアイレス」
出演 レオン・ライ、金城武 他
あらすじ ↓
すれ違う生活をするエージェントと殺し屋、
他人のお店を深夜、無断に開け営業する若者。
不思議な人種が香港を舞台に繰り広げる人間模様。
感想 ↓
金城ウイークに間に合わず、少々遅れて鑑賞。
昔観たけれど、若き金城見たさに再見。
不思議なストーリの中で、感じる荒々しい息遣い、
シャドウがかかった様な演出は、
異次元な世界感をうまく現している。
すれ違っていく主人公たちの恋心や、
ぶっ飛んだ感覚でいて繊細なまでの描写は芸術的。
やや画面が揺れるのが、観にくいところもあるが、
登場人物たちの描き方が、それぞれ個性的で素晴らしい。
金髪になってしまうあたりの武君には、
もう、なんだかどうでもいいから~という
感覚に陥る。
さすがのウォン・カーウァイ・・
ストーリがないようであるようで、妙に心に残る作品。
恋は突然に
2006年 アメリカ
監督 スザンナ・グラント「イン・ハー・シューズ」の脚本
出演 ティモシー・オリファント、
ジェニファー・ガーナー他
あらすじ ↓
婚約者を結婚式前に事故で失った主人公。
悲しみと失意にくれる数日間だが、婚約者の
隠された秘密などもあらわになり、
悲しんでばかりはいられない彼女に、恋は突然に・・
感想 ↓
「ダイハード4.0」のティモシー観たさにレンタル。
悪役ではないティモシーに、胸キュンどころか、
心臓バクバク状態。
ジェニファはどうでもいい・・ごついし、あんまり
タイプじゃないし~
むしろ、ちょっと老けたがジュリエット・ルイスの
変わらない飛びっぷりに、好感がもてる。
しかも今回は、かなり怪しいマッサージ師役の彼女。
ティモシーとルイスと子どもと婚約者の母親
それ以外は存在的には影が薄かった。
総合的には、息抜きなら楽しめる。
ティモシーに、あんな笑顔を返されたら、
女性陣にはたまらないだろう映画。
歯が浮きまくりの112分。にやけた人は
私だけではないはず。