2008/01/03(木)01:36
切なくて美しい・・
御餅の食べすぎでお腹が膨張している私です。
今年初の映画紹介です。
髪結いの亭主
1990年 フランス
監督 パトリス・ルコント
出演 ジャン・ロシュフォール他
あらすじ ↓
幼いころから女性の理容師と結婚したいという夢を
持つアントワーヌ。
願いは叶い、理容師のマチルドと結婚をする。
そして二人は、幸せな日々を送っていた・・
感想 ↓
GyaO18日目。
以前、同監督の列車に乗った男を紹介したけれど、
主演の俳優は同じくジャン・ロシュフォール。
それなりに若いので驚いた。(当たり前)
この「髪結いの亭主」は、十数年前に一度見たが、
時間と年齢を重ねた後に再見してみると、
現在のほうが胸に深く染みてきた。
きっと、若いときよりもある程度の年齢になったほうが
迫ってくるものがあるのかもしれない。
日本的な髪結いの亭主の
イメージって・・・
定職を持たずに女房のヒモっぽい旦那で
フラフラと遊んでいるという感じだけれど~
この映画を見ると、ヒモとまではいかなくても
多少、いい加減っぽいところがある男性のほうが、
髪結いの女性は楽かも?なんて思える。
愛とは、形を変えながら永遠に続いていって欲しい
ものだけれど~~
主人公の少年っぽいピュアで真っ直ぐすぎる愛情は、
女としてはこういう愛され方、嬉しいんだろうけど、
ちょっと重たいかも~ 不安も掻き立てられるし。
時代背景、設定は違うけれども、この映画を見て
私の大好きな映画「哀愁」を思い出した。
十数年前の映画だが、理髪店のディスプレイ、
店内の色合いなどなど~映像的に洒落ている。
さすがフランスという感じ。
しっとりしたひかえめな甘さの作品
なかなか良いです。お勧めです。
GyaOで1月21日まで無料放送しています。
気になる方はどうぞ~