2008/06/14(土)18:48
大根役者はいないよ・・
Yahooのオンライン試写会に当選したので鑑賞しました。
「クライマーズ・ハイ」
2008年 日本
監督 原田眞人
出演 堤真一、堺雅人 ほか
あらすじ ↓
1985年8月12日、乗員乗客524名を乗せた日航機123便が、
群馬と長野の県境に墜落、その一報が北関東新聞社に入る・・・
感想 ↓
公開前なので、ネタバレしないように書きます。
映画を見ている時、新聞記者を主人公にした映画「大統領の陰謀」のブンヤの社内
のバタバタ感を思い出しました。
追うネタは違えども、一秒を争うリミットギリギリの緊迫した様子、
新聞という特性が持つ、信憑性や他社から抜き出でるための圧迫感は
上手く描かれています。
ただ、ちょっと長すぎます。原作を読んでいないので、このエピソードは弱いだろ~ ここを削って2時間以内に収めたほうが良かったんでは?と
感じた部分もいくつかありました。
この監督の作品は初めてですが、彼は役者さんでもあるんですね。
「ラストサムライ」で幕末のお上(おかみ)のお偉方を
演じていた人です。
だからでしょうか・・「クライマーズ・ハイ」での役者さんたちは、
監督のこだわりを感じさせるキャスティングでした。
役者経験のある人が監督をするっていうのは、
大根役者は排除できるから良いのかも?なんて思いました。
ちょっとクセありすぎな人もいましたが、職種を考えると納得できます。
特に記者仲間を演じたでんでん氏の演技が、
個人的にはツボでした。上手いです。嫌味もなく自己主張ができる感じで。
なぜ山に登るのか?なぜネタを追うのか?
この答えはきっと同じなのだろうと感じました。
余分なシーンもありますが、真面目に映画を創っている心意気は感じました。
まずまずの出来ではないでしょうか・・