2009/05/20(水)17:56
セイント・イーストウッド
旅行記も終わり、本日のレディースデー 飛行機並みの勢い(気分)で
映画館へ走りましたよ~
「グラントリノ」
公開中 アメリカ
監督 クリント・イーストウッド
出演 クリント・イーストウッドほか
あらすじ ↓
『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演
を務めた人間ドラマ。
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は
単調な生活を送っていたが・・・
感想 ↓
偶然にも、しばらく前に 映画に登場する民族であるモン族のバッグを購入しました。
そのバッグを肩からぶらさげ、映画館に入ったもので、なんだか
親近感が湧いたのと偶然を喜びましたが・・・映画のほうは、モン族受難・・
ネタバレしないように感想書きます。
過去の罪に捕らわれている老人。
老人が意識的に遠ざけていた色違いの人々・・・
それらは、古い記憶も新しいものに変えてしまう、彼らと接することにより。
誇り高きモン族の少女スーを知り、アメリカ社会が忘れてしまったかのような
目上を人生の師であると敬う心を、少年タオの人間性から感じ取る爺。
守りたいが傷つけたくはない、自分のような老いぼれが彼らに何を残せるのか・・・
手間をかけ可愛がった愛しい車、グラントリノ。
人間同士の付き合い、まして疎遠な息子たちとの関係も、このグラントリノを愛する
ように接しられていれば、もう少し違う形になっていたのかもしれない・・・・
でも、頭で考えるのではなく、爺が心で通じ合えたスーとタオ。
彼らと出会うことによって、彼は長い年月をかけても拭い切れなかった
暴力という罪の意識を・・・
スー・タオとの関わりによって、自らを洗礼して
聖人(セイント)になったのだと思えました。
隣人を愛した・・主人公。
イーストウッド監督自身もセイントになったのかもしれません。
神のご加護を!セイント・イーストウッド監督。 っていう感じですね。
オススメです。俳優としては最後かもしれないイーストウッド作品。
是非どうぞ~~~
買ったやつ ↓