恐れることはない

　先週、体調を崩し、起き上がれなくて仕事を二日休 んだ。なんとか病院には行ったが、帰宅後爆睡の二日 だった。幸い、食欲はあったので（私がかつて食欲が なかったのはつわりの時だけである。）回復して仕事 に行ったが、休んでる間の仕事がいっぱいだった。 　そこで、土日にかけて暇さえあれば職場の仕事をし ている状態だった。（時間を作ったともいえるが） 　仕事も忙しく、持ち帰りも多いので昨日は朝昼晩 の食事も５分で書き込む状態だった。お昼が給食で なかったら食べてなかったかもしれない。 　そんな中、保育所で嘔吐下痢症が流行しているこ となどで心配し、お迎え後にスーパーのドラッグ コーナーで泡キッチンハイターを購入し、いざと いう時に備えたりして７時近くに帰宅した後もば たばたしていた。 　私がこんなに嘔吐下痢を恐れているのは、３年前 に娘が嘔吐下痢症になり、１週間くらい下痢をする。 おむつからもれた便がシーツにつくので連日洗濯に 追われるうちに自分も旦那も嘔吐下痢症になり、く たくたになった苦い記憶があるからだ。 　洗濯以外にも消毒ばかりしてあの頃は専業主婦だ ったのにきつかった。今は働く主婦だし家には娘 以外に年寄りもいるしやっかいだなと思った。 　私にとってはインフルエンザより怖い嘔吐下痢症。 うつりませんようにと祈りながらあたふたしてる自分 がいる。 　ふと、先週の説教を思い出した。 　牧師の説教の中でマタイの１４章で湖の上を歩いてお られるイエス様をみたお弟子さんたちが怖がる場面に 触れられたことを思い出した。 「しっかりしなさい。私だ。恐れることはない。」 　今朝いつもより早く目が覚めるとこの御言葉が与 えられた。 　怖いけど、祈ったし、なんとか乗り越えさせてい ただけるだろう。と開き直りの気持ちになった。 　それにしても恐れの多い自分ゆえ、いつもあたふた しているなあ。そのことにも気がついた。