2010/08/02(月)23:49
最近、心に残った本
夏休みに入ってから、持ち帰りの仕事はない。定時に帰
れるおいしい時期なので、読書三昧である。下手すると娘
の遊び相手せず、ピアノの練習を見てやらず本を読みまく
っていた。
7月は映画にもなった「告白」湊かなえ著
これは、人の心の奥の深さを考える1冊で2日で読んだ。
2冊目は図書館で借りた「吉田松陰」これにもはまって
2日で読んだ。吉田松陰に感動したのは、今の現状をなげ
かず、自分ができることで世の中をよくしょうと志を持った
ことだ。この感動というか、衝撃は、小学校の時に教科書に
でてきた田中正造以来かもしれない。
今は司馬遼太郎の「人斬り以蔵」これは、幕末の土佐勤皇
党にいた岡田以蔵の話である。以蔵への興味というより、
土佐の上士、郷士の違いについて知りたい気持ちのほうが
強かったのかもしれない。
同時進行でゲオで借りた漫画10冊を1週間で読んだ。
「JIN」と「お~い!竜馬」だ。
二つとも幕末の話で歴史的背景を盛り込んだ話・・・。
幕末熱が強いとはいえ、斬り合いのシーンもあって、
めげかかっていた。
そんな時、職場の図書館の図書購入で1冊の本を手にし
個人用で買った。
「いのちをいただく」という絵本。
食べているものはすべていのちあったもの・・・・。
かわいがって育てた牛を生活のために売らなきゃならない人
わが子のように野菜や果物、稚魚を育ててきた人が自分が
育てたものを売る。
食べ物は単にいのちをいただいてるだけではなく、食べ物を
育てた人たちの思いが詰まってるんだなあと思いました。
絵本の中で一緒に育った牛のみぃちゃんが売られて行く時に
女の子が「みぃちゃん、ごめんね。」と泣きながら言ってた
シーン。
殺される予感がしたのに、だまって殺されたみぃちゃん。
精肉していく坂本さんの心の葛藤。
肉になったみぃちゃんのいのちをかみ締めながら食べていく
女の子の家族・・・・
せつなくなりました。
そういえば、以前、生協で行った牧場の裏に殺された牛の
お墓というか墓標があったことを思い出しました。
娘に読み聞かせたかったこの本・・・拒否されてるけど、
きっときっと読んでやる。
松谷みよ子の「まちんと」だって自分から「読んで」という
ようになったし・・・。
本を通して、テレビのドキュメンタリーを見ていろんな人の
生き方に感動する今日この頃です。