2004/06/21(月)10:39
台風直撃で思い出す98年高知大水害
今回の台風は久々に風が強いし雨もスゴイ。瀬戸内側に住むと台風の影響はほとんど受けない。太平洋側高知だと普段の雨が台風並みで外回りをしていると下から雨が降ると言われた。長靴とカッパは必需品でしたし傘はまったく役立たずなんです。
6年前の9月朝目が醒めたのは低空飛行のヘリの音と3階なのに水のチャプチャプという音。外に出てみた光景は一面湖の中。駐車場の車も全滅。幸か不幸か私の車は前日故障したため代車。しかも駐車スペースが一番の高台にあってタイヤ半分程度の水没で済んだ。
この日会社初のテレビ電話を使ってシステム開発の発表の日で前日から私のデスクの上に機材がセットされていた。全国の支店をネットワーク化してのお披露目舞台に選ばれていた。
目覚めてすぐに出社できる状態でないと察して部下や同僚に電話連絡をしたがその後携帯も電話も不通となる。(災害時はパンク状態になりつながらなくなります)
3時間後上司からの電話がやっとつながり第一声が
「本社部長がお怒りです。発表は最後に廻したのでタクシー拾ってでもでてこい!」でした。その時外はヘリで人を吊るして救助していたり最低でも水深1mの状態でした。
結局水が引いたのは翌日の昼で当然プレゼンテーションには大きな穴を開けてしまいました。
翌日になって状況がようやく理解できたのか本社や上司などからお見舞いの言葉だけ!貰いました。また私も外に出て驚いたのは流された車が路上に横たわる様子など自然の脅威を実感しました。
本人不在のプレゼンテーションもナント入賞を果たしなんとも変な思いでの残る日となりました。この日から災害に対する意識が強くなり最低でもミネラルウォーターは、保管するようにしています。
ちょっと面白かったのは水没して暇な人が自販機のビールを買いに身体半分水に浸かってもいく様子は高知ならではだったのかもしれません。