2006/01/12(木)00:39
フレンチシェフ!
今日は愛娘の誕生日だった。
三年前を思い出す。
夜中、妻に陣痛の間隔が短くなったから病院に連れて行って
と起こされる。
すぐに生まれると思いきや、なかなか出てこない。
赤ちゃんが出来たとわかった時から、出産は立ち会ってほしいと言われており、陣痛が強くなるたびに、分娩室に呼ばれる。
その度に、隣からよその赤ちゃんが生まれる瞬間の泣き声を聞く。
自分の子供はなかなか生まれてこない。
あまりに報告が遅いので友人たちから連絡が入る。
「ただの便秘ちゃうんかー!?」
「もう少し我慢してもらって、1/11に生んだらフィーバーやで!」
「なんでタモリに安産祈願してもらえへんかってん!!」
ベタな大阪独特の励ましを受け、気の利いた突っ込みも出来ず、
そのときをひたすら待つ。
56時間後。
帝王切開するしかないという雰囲気の中、また陣痛が来た。
これで何とか出しましょう、ある程度出てきたら吸引しますと医者が言う。
吸引?と思いながらもお願いする。
そして、ようやく出てきた!!
感動するはずの場面。
吸引とやらで生まれてきた赤ちゃんを見てビックリ!!
頭が伸びてフレンチシェフのようになっている!!
去年もおととしも、あの時の頭を思い出した。
そして今年も思い出した。
3年前と思えないぐらい鮮明に覚えている。
これからも誕生日のたびに思い出すのかと思うと
笑けてくる娘の誕生日だった。