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脳天逆立ちは正座の姿勢から入ることが多いが、この時は立った姿勢から下りていき、その流れを大事にしながら逆立ちへむかうということをやった。
脳天逆立ちは好きな動きで、からだがすうーっと楽になって気持ちも良くなることがあるがこの時は更に「おふろに入っているみたいだ」と感じて、これは初めてだった。包助(野口体操では「補助・幇助」のことをこのように言う)のlさんにそのことを伝えると、私のからだが「ほわほわ」としていたから「おふろ」というのもわかる気がするとのことだった。 立った状態から下りていく時、頭にたくさん穴があいていてそこから息が抜けていくイメージをもっていた。湯気。それでおふろのようだと感じたのだろうか。 一方lさんはにょろ転(生きた水袋としてのからだが重さの流れに添ってにょろにょろと床の上をまわる動き)から脳天逆立ちへむかった。 逆さになる時の動きが、貝や海の中の触手のある生物が伸びあらわれてくるようだった。にょろ転のゆったりとした渦のような流れが逆立ちによく伝わっていたのだと思う。不思議な感じがしておもしろかった。 息やイメージで脳天逆立ちといってもまったく異なる世界があるのだろうか。ほかのどんな動きでもそうなのだろうか。 息の重要性やイメージの話はクラスでも多く出るが、このようにはっきりと実感したことはなかった。自分のからだでたしかめていきたい。 動いていて「ああ、おもしろいなあ!」という時のからだは気持ちが良く澄んでいる。 この日のlさんとの逆立ちはとにかく楽しかった。 加藤 知子 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 26, 2019 10:54:47 AM
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