2011/06/18(土)20:15
『ジャニスのOL日記』
ジャニス・ベア-ドはスコットランドのリビングストンに住んでいる。彼女が産まれた時出産に立ち会った父親は死亡し、それがショックで鬱状態(広場恐怖症と言っているが)の母親は、それ以来1歩も家から出ないでいる。
そんな母親を何とか喜ばせようと、ジャニスは幼い頃から作り話をしていた。それがいつしか誇大妄想のようになっていく。
23年間一度も家から出ない母親を何とかしなければと、治療費を稼ぐ為にジャニスはロンドンに行く事を決心する。
ロンドンで派遣社員として働くジャニス。しかし失敗ばかりでアパート代も払えず、会社も解雇される始末。
そこに幼なじみのヴァイが現われて、彼女の勤務先の大手の自動車会社に派遣社員で働く事になる。
そこでも例の作り話をしたり、仕事も出来ない、あまりに正直過ぎてみんなから変に思われ、お局様からはイヤミたらたら。
メッセンジャーボーイのショーンとはデートに誘われイイ雰囲気。
でも、実はショーンは産業スパイで、ジャニスも…
何にも取り柄のないOLが、知らないところでそのマヌケさを買われて?利用されるが、何か知らないところでチョットした魅力もあって、結局彼女は最後には成功するサクセスストーリー。
特別に<良い映画>とは言わないけど、退屈せずに観れた。
お局様のジュリアがすごく意地悪なんだけど、彼女も最初は何も出来なかったと打ち明けるところの、ジャニスとの雰囲気が良かった。あの場面では、落ち込むジャニスがジュリアにそう言わせるような雰囲気を持っていたのだろう。
一番下っ端のジャニスが、みんなのお茶を入れるのだけど、イギリスでもそうなんだ。
友達のヴァイがいたからこそジャニスはあの会社でどうにかやっていったけど、そうじゃなきゃなかなかジャニスのような人は受け入れてもらえないだろうな。あまりヴァイの事そう言う感じでは出てなかったけど、ジャニス、ヴァイに感謝しなくちゃね。
でもそう言うヴァイもちょっと風変わり。絶対に紫色の服しか着なくて、赤は凶。その赤をジャニスから勧められ着ることになるのだが、着てみればなんて言う事ない。
お互い持ちつ持たれつの関係か。
ちょっと画面が暗い感じが。