2005/08/23(火)17:18
『フォーチュン・クッキー』
≪中国の不思議なクッキーで母と娘が入れ替わってしまったからさあ大変!≫
面白かった!久しぶりに大笑いする映画を観ました。
几帳面で完璧主義者の精神科医テス。間近に再婚を控えルンルンのはずだが気がかりなのは娘のアンナ。彼女はバンドに夢中で放課後はガレージでバンドの練習、あちこちにピアスを空けたがり、学校では問題ばかり起こしている。今日も又テスとアンナはチャイニーズ・レストランで口論。見かねたレストランの主人がフォーチュン・クッキーを渡し2人が中のおみくじを読むと地面が揺れ始め。そして一晩の後目覚めてみると2人の体が入れ替わってしまっていた!
体が入れ替わる映画やドラマは結構ありますが、親子で入れ替わってしまうのはあまりなかったような気がします。
入れ替わってお互いの立場になると、それぞれの気持ちもわかり理解しあえるという、その辺はよくあるお互いの気持ちを再認識するストーリーです。
この作品では何といってもテス役のジェイミーの演技にアッパレと言った感があります。お堅い母親がアンナに入れ替わってからのはじけたティーンエイジャーを見事に、おかしく演じています。入れ替わってからの彼女は全部なんだけど私は特にちょっとした所、例えば弟のハリーに変な顔してるところとか、ジェイクのバイクの後ろに乗って幸せそうにしているジェイミーが可愛くておかしかったですね。そして、ステージ脇でギターを弾くシーン。カッコイイ!
アンナ役のリンゼイ・ローハンも悪あがきするアンナからテスに替わってからの落ち着いた演技、メリハリの付け具合が見事でした。歌は本人?上手いです。ギターを弾く姿は彼女もカッコイイ!
この2人が上手いからこそこの作品の良さも倍増だと思います。
弟は悪ガキだけど可愛らしくて憎めないし、ちょっとボケかかってるおじいちゃんが又いい味出してました。
余談ですが、むか~し、むかし、私が子供の頃のテレビドラマで、赤い玉と白い玉を食べたら体が入れ替わる話があったんですよね。赤と白かも定かではないほどしっかりとは憶えてないんですが、「ポンポコピー」とか叫んでましたね。あのドラマ面白くて大好きでした…(何のこっちゃ)
親子の確執を払拭したパーティでのシーンは感動的ですし、これディズニー映画なのですね、さすがにその辺は上手く出来ています。
そして音楽がこれまたいいですねー。
オリジナルはジョディ・フォスターの子役時代の物だとか。それも是非観てみたいです。
FREAKY FRIDAY
2003年
監督:マーク・ウォーターズ
脚本:ヘザー・ハッチ、レスリー・ディクソン
出演:ジェイミー・リー・カーティス、リンゼイ・ローハン、マーク・ハーモン、ハロルド・グールド、ライアン・マルガーニ