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ある日どこかで

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イギリス映画

2012.02.26
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カテゴリ:イギリス映画

この映画の感想は「どうしようかな~」っとずっと思っていてとうとう書かずじまいだったのですが、最近良く目にするマーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』のヒューゴ役の少年が、「あっ、彼だ」とどうしても本作の事を思い出させてしまい、やっぱり書くことにしました。


第二次世界大戦下のドイツ。ナチス将校の父親の仕事の関係でベルリンから両親、姉、お手伝いさんと共に片田舎へ引っ越してきた8歳の少年ブルーノ。そこは殺風景で、遊び相手もいない土地。学校にも行けなくて家庭教師がやって来る。2階の部屋から遠くを見ると農場が見えるが、親から家の敷地以外に出ないように言われている。しかし、ある日ブルーノは家人の目を盗み庭の奥へ進んでいく。するとあの農場に行き着いたが、そこは有刺鉄線のフェンスに囲まれていた。そのフェンスの向こうにはブルーノと同じ年頃の少年シュムエルがいた。シュムエルは縞模様のパジャマを着てお腹を空かせていた。彼らはフェンスを通して親しくなっていくが…。


お察しのとおり、有刺鉄線の向こう側にいるのはユダヤ人たちです。ナチスの将校の息子とユダヤ人の少年の心温まる友情・・・と行きたいところですが、まさかこんな結末になるとは…。
この将校一家が引っ越してくる家のシチュエーションや、ナチス中尉の父親の設定など、又ブルーノの父親の母(ブルーノの祖母)の設定などは違和感があるのですが、そういうナチスの関係者の中にも戦争やホロコーストに対して反対している人がいたと言う事を言いたいのか。ユダヤ人収容所についても突っ込みどころも多いのです。

子供って残酷だから、自分が怒られそうになったら嘘をついてしまう、いや、子供だからってわけじゃなく、大人が真っ先にそういうことをやってしまうのかもしれませんが、シュムエルが酷い目にあってしまうシーンや、家で働くいつも怯えているユダヤ人の姿が胸にグサグサっと突き刺さってしょうがありませんでした。
そして、まさかのラスト。どんなに悔やんでも取り返しがつかないこと。
もう嫌になります。


THE BOY IN THE STRIPED PYJAMAS
2008年
イギリス/アメリカ
監督/脚本:マーク・ハーマン
原作:ジョン・ボイン
出演:エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、アンバー・ビーティー、デヴィッド・シューリス、ヴェラ・ファーミガ、ルパート・フレンド  他




縞模様のパジャマの少年(DVD) ◆20%OFF!






Last updated  2012.02.26 17:10:03
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2011.06.20
カテゴリ:イギリス映画

ABBAのヒットナンバーで構成されたヒットミュージカルの映画化作品。


ギリシャの美しい島のリゾート地で、小さなホテルを営む母親ドナと二人暮らしのソフィは、結婚式を明日に控えていた。彼女の夢は、父親とヴァージンロードを歩く事だったが、父親が誰かを知らない。どうしても父親の事を知りたいソフィは、ドナの昔の日記から父親の可能性のある3人の男性の居所を調べ、ドナに内緒で明日の結婚式への招待状を出していたのだった。そして、その男性3人は揃ってこの島へやって来る。


ABBAの曲を聴いていた世代にとっては、ABBAの名曲が次から次へと流れるこの作品は大いに楽しめます。懐かしい想い出も蘇ります。
舞台は美しいエーゲ海の島。その美しい背景と、ABBAの曲と浮き浮きした気分で、始終一緒に口ずさみながら観ていました。

キュートなアマンダ・セイフライド、元気なおじさまとおばさま俳優たち。彼らの歌は、上手いの下手の、と言うよりも、雰囲気を楽しんでいるな、と言う感じです。内容はまあ、いかにもミュージカル舞台の映画版といった感じで、ドタバタもあり、突っ込みどころはあるけれど、始終楽しく観られてハッピーな気分になれます。

ただ、メリル・ストリープが…。どんな役でも見事にこなす彼女ですが、このドナ役は彼女ではなかったのではないかと思います。
元気に踊り、歌い、飛び跳ねる彼女のパワーは凄いですが、自由奔放な女性だというドナというイメージには遠かったです。もうちょっと若い人の方が良かったかも。顔立ちのせいもあるか、ちょっと無理がありました。もうちょっとお茶目な感じの人だったらさぞかし良かったでしょうに。
核であるドナ役を誰が演じるかで、もっと良いものができたかもしれませんね。

それでも、ABBA世代、ABBA好きな人は楽しめると思います。
音楽はABBAのベニーとビョルン。


MAMMA MIA!
2008年
製作国:イギリス/アメリカ
監督:フィリダ・ロイド
脚本:キャサリン・ジョンソン
振付:アンソニー・ヴァン・ラースト
音楽:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァース
出演:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース 他




マンマ・ミーア!






Last updated  2011.06.20 15:31:04
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2011.06.03
カテゴリ:イギリス映画

2009年のアカデミー賞作品賞を受賞しましたね。あの時キャスト、スタッフが大勢ステージに上がって喜んでいた姿を思い出します。


インドでも大人気のテレビ番組『クイズ$ミリオネア』。ムンバイ出身の青年ジャマールは次々と難問をクリアし、とうとう残り一問までこぎつけた。しかし、一日目の収録が終わりスタジオを後にしようとした彼は、いかさまの容疑で逮捕されてしまう。


スラム育ちで、まともな教育も受けていないジャマールが勝ち抜けるはずがないと決めつける警察は執拗にジャマールを取り調べるのですが、全ては彼のスラムや、今までの壮絶な人生の経験から学んだ事から得た知識で勝ち抜けたのでした。彼にとって一番大切なのは、ミリオネアになることではなく好きな娘ラティカを探す事、彼女に出会うこと。とにかくジャマールは一途なのです。

スピード感にあふれていてスリリングな展開に緊張感もあり、と言う展開であっという間に時間が過ぎてしまいました。少年のジャマールも青年ジャマールも走る、走る、走る。
番組が進んでいく様子、警察で取り調べられる様子、ジャマールの過去を上手く組み合わせて進んでいきます。そして又、そこへラティカへのひたむきな想いとジャマールの兄との兄弟愛が並行してるので飽きません。ミリオネアの司会者や刑事、悪の親分やその仲間などさまざまな人間関係も垣間見えます。
それにしてもスラムでの生活の過酷さは想像していた通り。でも実際はもっとひどいものかもしれません。そして悪い大人たちのなす悪事には目を背けたくなるし、憤りも覚える。現在でもまだこういう事が行われているとしたら、経済発展も必要だけど、こんな生活をもっとどうにかしないとダメでしょ、と思わずインド政府に文句を言いたくもなります。

ベタな部分はあるし、突込みどころも多いけれど、とにかくパワフルで躍動感のある社会派映画というよりも、私はエンターテイメントとして楽しめました。
ラストはインド映画らしく皆で踊りまくり。
でも、製作国にインドは入っていないのですね。


SLUMDOG $ MILLIONAIRE
2008年
イギリス
監督:ダニー・ボイル
脚本:サイモン・ボーフォイ
原作:ヴィカス・スワラップ   『ぼくと1ルピーの神様』
出演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、アニル・カプール、イルファン・カーン  他




スラムドッグ$ミリオネア






Last updated  2011.06.03 14:19:04
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2011.04.13
カテゴリ:イギリス映画

ヒッチコックが故郷ロンドンに戻って作った作品。

            
            フレンジー


ロンドン、テムズ河岸で、ネクタイ絞殺死体が浮かび上がり大騒ぎとなっていた。元空軍の英雄リチャードは働いていた酒場をクビになり、やけ気味に友人ラスクの元を訪れる。その後、結婚相談所を経営している元妻の所にやってきて愚痴をこぼしていた。翌日この相談所の常連で変人のロビンソンがやってきて元妻をネクタイで絞殺。直後にそこを訪れたリチャードが秘書の証言で犯人として追われる事に…



犯人は最初の方で判ってしまいますが、追われるリチャードがどういう風に逃げるのか、そして逃げる過程で彼に関わる人たちの様子や心境の変化を上手く描いています。
ロビンソンと言うのは偽名ですが、彼が元妻を絞殺する様子はかなりグロテスク。そこまで見せるか、と言うほどリアルに描いています。ここでしつこいくらいに殺人の描写をしておいて、その後もう一人の殺人の様子は見せずに、死んでいる事だけを映し出したのはさすがです。

狂ったネクタイ絞殺魔は普段は実にいい人に見えるのが、一転して殺人鬼と変化する時の顔の恐ろしい事と言ったら。でも、そんな彼にも落ち度がありそこから土がついていくのですが、その証拠を隠滅する為に必死になる様子にもハラハラさせられます。
そして、ヒッチコックの作品のユーモラスな部分も刑事とその妻との場面で活かされていて、そこでつかの間のほっこり気分。

ハリウッドでは大スターたちを存分に使って作品を作っていましたが、本作はそうではないものの私は充分に楽しめました。


FRENZY
1972年
イギリス/アメリカ
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:アンソニー・シュイファー
原作:アーサー・ラバーン
出演:ジョン・フィンチ、バリー・フォスター、アレック・マッコーエン、バーバラ・リー・ハント、ジーン・マーシュ  他






Last updated  2011.04.13 11:14:23
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2010.10.01
カテゴリ:イギリス映画

就職難の為、通信技師のサッカレーはロンドンの下町にある中学校に教師として赴任する。さまざまな問題を抱えた不良生徒ばかりの学校で、サッカレーは最上級生のクラスを受け持つが、何かにつけて反抗する生徒たちにうんざりする。



シドニー・ポワチエ主演の、不良生徒たちに根気強く接し、彼らを更正させ、自分もまた成長していくと言う所謂、青春ドラマです。日本でもよくある学園ものですが少し違うのは、白人の学校へ黒人の先生が赴任すると言う、日本では見られない設定。現在ではアメリカでもイギリスでもこういった設定は普通の事になってきているのでしょうが、1967年当時はきっと珍しかったと思われます。生徒たちも、そして周りの教師たちにもサッカレーに対して差別が感じられます。ただ、きっとアメリカにおけるそれとイギリスとではその大きさは違ったのではないでしょうか。アメリカ映画で描かれるような人種差別よりも、そこはくどくはなく、むしろまだ階級制度のにおいがするイギリスの、下層階級にある生徒たち自身の問題や、その環境と言うものの方がより濃く感じられました。

生徒たちの行動も、元々彼らの持っているものではなく環境から来るものだと言う事が自分の経験上分かっているサッカレーは、まず生徒たちに規律とか自制心とかを教え込んでいきます。礼儀を守らせる事で責任感を持たせ、生徒たちは成長して行き、サッカレーを尊敬し始めます。

この映画を初めて観たのは十代の頃、それから何十年もたっているのにいつの時代も生徒は問題を抱えていて、いつの時代も教師たちはそれについて悩んでいる。でも、この時代の先生に対しての反抗的な態度なんて現代に比べるとかわいいものなのですけどね。

生徒たちの背景はそれほど詳しく描かれてはいないので、彼らの階級とかその暮らしぶりをある程度わかっていないとなんだか大味な印象がするかもしれません。しかし、やはりいつの時代も教師と生徒とのこういう話はグッとくるものがあります。特にサッカレーという人物が自分自身の過去は荒れた環境にありながら、黒人が白人の学校の教師と言う立場でありながら、生徒たちに節度を持たせる導きをしていくというところに、そして又本職の教師でなかった人がそういう風に導いていった事が見所だと思います。

ルルの歌う主題歌も、当時のファッションもとってもステキだし、邦題がとてもいい。


TO SIR, WITH LOVE
1967年
イギリス/アメリカ
監督/脚本:ジェームズ・クラヴェル
原作:E. R. ブレイスウエイスト
音楽:ロン・グレイナー
出演:シドニー・ポワチエ、クリスチャン・ロバーツ、ジュディ・ギーソン、ルル、スージー・ケンドール   他




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Last updated  2010.10.01 15:34:19
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2010.07.10
カテゴリ:イギリス映画

『アラビアのロレンス』や『ドクトル・ジバゴ』のデヴィッド・リーン監督作品。
この監督の作品は、壮大な自然をバックにだったり、スケールが大きかったりするものが多いのですが、本作もアイルランドの美しい風景とともに描かれる作品です。それと共に、その時代の社会的な背景が絡んでいますね。



秘かに独立運動が行われていたアイルランドの港町。休暇で町を離れていた教師チャールズが帰ってきた。以前からチャールズに想いを寄せていたロージーだったが、年の離れた若い娘の気持ちになかなか応えることの出来なかったチャールズ。しかし、とうとうロージーの熱烈な求愛に彼はロージーと結婚する事に。しかし、いざ結婚するとロージーは、町の近くに駐屯していた英軍守備隊の司令官ランドルフに心を奪われてしまう。


この映画の初見は小学校高学年か中学生の頃、正直私はロージーみたいな女って嫌だ、と言う印象を持っていたと思います。結局不倫の話ですからね、チャールズが可哀相で。自分が好きになって押して結婚したくせに、他の男性を好きになったわけだから、そんなの十代はじめの頃に観たら共感できないに決まってます。『ドクトル・ジバゴ』もなんか同じ印象なんですが。その年代って潔癖だし結婚してるのに何で?って思いもあったのだろうと思います。
私は『アラビアのロレンス』は大好きなのですよ。男のロマンを持った切なさと、あの砂漠の風景と、音楽と。しかし数年前に久しぶりにこの『ライアンの娘』を観たら、最初に見たときの印象とは変わってしまってましたが。

若い頃って、女性は必ず一度はちょっと年の離れた男性に惹かれませんか?私は働き始めた頃、一回りくらい上の人に惹かれたことがありましたし、私の友人の何人かもそういう経験のある子達がいました。同年齢の男性よりももちろん仕事は出来るし、気は利くし、包容力はあるし、というか、そういう人たちが多いですから。ただの憧れから不倫に発展して、辛い恋をしなければならなかった友人もいました。私は幸い憧れで終わりましたけど。そのうち自分が年をとってくると、それ以前は想像すらしなかった年下の男性をいいな、と思ったりもしましたし。
だから、ロージーが一瞬「何で?」と思うような年上の教師を好きになる気持ちも分からなくは無いのです。ただ、やっぱり夜の生活に物足りなさを感じてしまうわけです。そこで登場するのが、第一次世界大戦で足を負傷し、精神的に不安定なものがあり孤独を抱えた英軍司令官のランドルフ。ロージーが彼に惹かれていくのも今は分かる。ただ、誰に一番同情するかって言ったら、それはやはりチャールズに、なのです。

ここでも結局誰も幸せにならないのだろうな、と思えるラストが、デヴィッド・リーンと言う人は不倫の映画を作るけど、結局は不倫は決して人を幸せにはしない、と言っているような気がします。

ここでは、アイルランドの独立運動を絡めて、弱者や裏切り者への容赦ない仕打ち、心の狭さや醜さと、それに反比例するように、厳しいけれども一貫して温かい心で接し、諭してくれた神父の言葉が印象的。
「夢を見るのはいいが、育ててはいけない。夢は身を滅ぼす」
これは、ロージーに対しての言葉です。

崖を白いパラソルが落ちていく冒頭のシーンとジョン・ミルズがとても記憶に残ります。


RYAN’S DAUGHTER
1970年
イギリス
監督:デヴィッド・リーン
脚本:アンソニー・ハヴロック=アラン
出演:ロバート・ミッチャム、サラ・マイルズ、トレヴァー・ハワード、ジョン・ミルズ、クリストファー・ジョーンズ、レオ・マッカーン  他





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Last updated  2011.06.21 11:48:29
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2009.09.17
カテゴリ:イギリス映画

 

70年代と言うとまさに私がティーンエイジャーだったので、当時のファッションや音楽、映画など文化的にとっても影響を受けた時代。ファッションは今又その当時の雰囲気のものが流行ってるから、大事にとっておいて親子2代で着れる物もあるのではないかしら? 当時10代の私は、残念ながらとっておくほど上等なものを持ってるわけないのだが・・・。

だから、多感な10代の頃のカルチャーは今見聞きして懐かしいし、大好きだ。

そんな私の好きな70年代の、ロンドンを舞台にしたキャロル・リード監督のステキな映画のご紹介を。



イギリスの上流階級で一流会計士のチャールズは、アメリカ人のベリンダと結婚。しかし、彼女は毎日朝早くに出かけ一日を外で過ごしている様子。彼女が浮気をしているのでは、と疑念を抱いたチャールズは私立探偵に妻の調査を依頼するが・・・



アメリカでヒッピー生活もやっていた自由人のベリンダにとって、上流階級の人たちとの付き合いには戸惑う事も多いし、夫との生活は班で押したように変わり映えがしない。けっしてチャールズが悪い人ではないんだけれど堅物だし、生活環境があまりに違う人と結婚したって事なわけだ。 

チャールズが依頼した私立探偵は、ある程度の距離を保ちベリンダを尾行する。ところが、彼女もそれに気づいて、しまいには "Follow me!" と言葉にするわけではないけど、何かお互いに分っていて鬼ごっこをしているような雰囲気。でも、お互いに決して喋らない、ってところがドキドキするんだなァ。

探偵役のトポルのすっとぼけた感じが嫌味じゃなくてすごくいいのと、この時代を代表する個性派ミア・ファローの魅力も発揮されている。
ロンドンの名所も見れるし、当時のファッションも堪能できる。そして、ジョン・バリーの音楽も又マッチしていてステキ。

アメリカでの公開時のタイトルは "The Public Eye" のようだが、"Follow Me!" の方が断然良いと思う。
DVD化されていないのは残念!


FOLLOW ME!
1972年
イギリス
監督:キャロル・リード
脚本:ピター・シェイファー
出演:ミア・ファロー、トポル、マイケル・ジェイストン、マーガレット・ローリングス  他




フォロー・ミー/John Barry







Last updated  2009.09.17 17:27:36
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2009.06.23
カテゴリ:イギリス映画

イギリス人って自国の王室を面白おかしく表現するのが巧い、というかそれが許される国だなって、改めて感じる映画です。


18世紀末、英国国王のジョージ三世が突然乱心し異常な行動を取るようになる。これを機に政権を手に入れようとする皇太子、次々と裏切り行為をする臣下たち・・・英国は混乱な状態に陥ってく。そこで精神分析医は国王に荒治療試みるが・・・



実話を元にした舞台劇を映画化した作品だそうです。ジョージ三世は、そうだったのですか。またまた勉強不足で何も知りませんでした。

どの辺までが事実かはわかりませんが、国王の乱心振りはお気の毒、笑うに笑えない状態です。時はアメリカが独立した頃。怒り心頭の国王の様子が突如おかしくなる。周りはアタフタ、皇太子はここぞとばかりに政権を手に入れるべく画策を練り、しかし、国王の側近達は何とかせねばと、遠くまで出向き精神分析医を王室へと招くのだが…。この治療が怖ろしいのなんのって。されるがままの国王がかわいそうだったり、笑ってしまったり。

こちら見る側は気楽に笑っていれば良いのですが、当時の妃殿下はさぞお苦しかったでしょう。映画では国王夫妻のおしどり夫婦ぶりが描かれています。見ていられないほど乱心し、それに対する荒治療で笑ったり、しかめっ面しながら見ているこちらもせわしないのです。しかしそんな中、仲の良い夫婦が治療の為に夫に逢えない、その妻である妃殿下の寂しさがワンシーンに描かれているのですが、そこがとても印象的。ヘレン・ミレンはやっぱり巧いし。

何と言っても国王を演じたホーソーンの名演。分析医、側近達がその役どころ実に丁寧に演じていて、どれも見応えアリ。
美術も衣装も一見の価値有り。

でも、国王って本当に大変。そんな事を改めて感じるのでした。

皮肉たっぷりに英国王室を描いた、ブラックユーモア満載の、でも事実だと聞くとちょっと笑えない状態の、魅力たっぷりの映画でした。DVD化されてないのは残念。
原題も凄いです。


THE MADNESS OF KING GEORGE
1994年
イギリス/アメリカ
監督:ニコラス・ハイトナー
脚本:アラン・ベネット
美術:ケン・アダム
衣装:マーク・トンプソン
出演:ナイジェル・ホーソーン、ヘレン・ミレン、イアン・ホルム、ルパート・グレイヴス、ルパート・エヴェレット、アマンダ・ドノホー   他






Last updated  2009.06.23 17:09:44
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2009.01.12
カテゴリ:イギリス映画

ジョニー・デップ目当てで観た映画でした。


1920年代、ロシアの貧しい村に住むあるユダヤ人一家の娘フィゲレは父と祖母と暮らしていたが、父はアメリカに出稼ぎに行くことにした。生活が楽になればフィゲレを呼び寄せると言って。しかし、ある日村で暴動が起き、そこから逃れてフィゲレは一人ロンドンに流れ着く。そこで里親からスージーと名付けられたが、言葉は通じず、学校でも孤立する。時は流れて10年後、スージーは父親を探す為にアメリカ行きを決意。まずは旅費を稼ぐ為にロンドンの里親の元を離れ、パリでコーラスガールとして働くが・・・



とにかく、フィゲレの父親がよく歌っていて、この物語の核となるビゼーの『真珠採り』の曲が大好きだったので、私の中ではそこがまず「いい」ポイントでした。この曲を歌っていた父親の事を思い出し、それを支えにフィゲレは1人ロンドンからパリへ、そしてアメリカへと流れ歩くのです。

辛い出来事はあるものの、フィゲレが父親にたどり着くまでの過程にもう一工夫欲しいというか・・・。終わってみればちょっと父親との再会までが、そんなにスムーズに行くものなのか?と思われる節があります。特にアメリカについてからが、トントンと事が運びすぎて。全体的にも、サーっと流れていく感じがしないでもないんですよね。

テーマは【父親探し】にあるのだろうけど、途中フィゲレとジョニーの扮するジプシーのチェーザーとの恋があり、ジョニーびいきの私としてはそこが一番の見所だったのですが、やっぱりジョニーはステキでした。ジブシーが故に差別される憂いのある表情と、フィゲレを見つめる瞳は何と言ってもこの人にとても似合っている役だと思いましたね。

そして、ケイト・ブランシェットがロシア人役で出ているけど、この人は本当にどんな役でもそれになりきってこなしてしまうなァ。ちょっとロシア訛りっぽい英語と、メイクや雰囲気でロシア人になりきってしまっている。玉の輿を狙って、一見アッケラカンとしているようだけど、彼女の内は実は・・・。

クリスティナ・リッチは、ジョニーと共演している『スリーピー・ホロウ』がありますが、私はあの映画自体は好きですが、彼女はこちらの方が良かったように思います。

ユダヤ人、ロシア人、イタリア人、そしてロマ(ジプシー)。それぞれの悩みや迫害の変遷を知って見ると、又違うかもしれません。

観る前に思っていたよりも結構好きな映画でした。
実際のタイトルは「泣いた男」。それは誰を指しているのでしょうか。父親も、チェーザーも、イタリア人歌手も、そして劇場主も泣いたかもしれませんが、今回はビゼーの歌曲から取った邦題が良かったと思いました。


THE MAN WHO CRIED
イギリス/フランス
監督/脚本/音楽プロデューサー:サリー・ポッター
音楽:オスヴァルト・ゴリジョフ
出演:クリスティナ・リッチ、ジョニー・デップ、ケイト・ブランシェット、ジョン・タトゥーロ、ハリー・ディーン・スタントン、オレグ・ヤンコフスキー




角川エンタテインメント 耳に残るは君の歌声



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Last updated  2009.01.12 15:29:04
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2008.10.16
カテゴリ:イギリス映画
チェ・ゲバラの革命家への道を動機付けたとも言える、彼の南米大陸横断の旅をもとにした映画。


1952年アルゼンチン、ブエノスアイレス。若き医学生エルネストは、年上の友人アルベルトと南米大陸横断の旅に出る。アルベルトのおんぼろバイク「ボデローサ号」と僅かなお金と装備だけの旅。彼らの行く手にはいろんな困難が待ち受ける。



経済的に裕福な医学生の気ままな旅。バイクが壊れたり、ロマンスがあったり、マチュピチュなどの有名な観光地を訪ねたり、と気楽な珍道中が繰り広げられるのですが、途中から下層労働者に出会ったことや、ハンセン氏病患者との出会いから、南米の現状を深刻に捉え始める後半へと移って行きます。

ゲバラ本人も幼い頃からの喘息持ち。旅の途中でも発作が起きひどい症状になりながらも無鉄砲な部分があります。彼の両親は彼の喘息の療養に良い土地を求めて数度引越しをしたといいます。彼自身も裕福ではありながら、そういう病気を抱える身として、とても明るく能天気なように見えていて実は心の奥である種のコンプレックスを抱えていたのではないかと思います。

そんな彼が南米の貧しい一面を見た。それは南米全体にはびこる、今まで自分の知らなかった世界だった。そういう彼がその後に進んだのがマルクス主義の革命家の道だったのです。

ゲバラのその後に進む道については、それに賛同するとか共感するとか言う事はありませんが、ノンポリの一学生が一つの旅を通じていろんな事を感じ、社会に不満を持ち、そしてその後キューバ革命をカストロと共に指導していくチェ・ゲバラと言う人の核の旅、という事を考えると、とても面白い映画でした。

ゲバラを演じたガエルがいい。


THE MOTORCYCLE DIARIES / DIARIOS DE MOTOCICLETA
2003年
イギリス、アメリカ、ドイツ、アルゼンチン、ペルー
監督:ウォルター・サレス
脚本:ホセ・リベーラ
原作:エルネスト・チェ・ゲバラ
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミ
ア・マエストロ  他



モーターサイクル・ダイアリーズ(DVD) ◆20%OFF!


モーターサイクル・ダイアリーズ






Last updated  2011.06.20 22:15:15
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