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ある日どこかで

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香港映画

2009.01.30
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カテゴリ:香港映画

1920年代中国、北京。娼婦の子小豆子は、母親に無理やり京劇の学校に入れられる。他の子からいじめられるが、唯一かばってくれたのは年上の石頭だった。華奢で美しい顔立ちの小豆子は女役に決められるが、なかなか上手くいかない。気の遠くなるほどムチ打たれる小豆子だったが、厳しい稽古に耐え、成長し、やがて程蝶衣という名で、石頭は段小樓と言う名で舞台に立つようになる。「覇王別姫」で段小樓は項羽を、程蝶衣は虞姫を演じる名コンビのスター役者となっていくが…




まず少年時代の小豆子を演じる子が、本当に女の子のように華奢で美しいので、この子は実際女の子ではないかと思ってしまいました。

京劇の学校でのシーンは、とにかく厳しく、スパルタで、半ば虐待ではないかと思えるくらい痛々しさを感じてしまいます。反吐がでそう。しかし、そのような過酷とも言えそうな稽古が意味を成していくのです。友達と学校を抜け出して実際の舞台を観に行き、その友達が、この素晴らしい舞台で演じる裏で、役者たちがどれだけ涙を流しただろう、と泣くシーンがとても印象的でした。
でも、印象的なシーンは本当にたくさんある映画でした。未見の方の為にあまり多くは言えませんが、○○を切り落とし、友達や多くの人の死、まあ、他にもいろいろ。

大人になってから蝶衣がレスリー・チャンになります。私は京劇の女形の甲高い声もケバケバしい化粧も好みではありません。しかし、化粧したレスリーの顔も、身のこなしも実に美しく、思わず見とれてしまいました。

女役としての虞美人。蝶衣自身も舞台での項羽でなく、小樓自身をずっと愛していて、しかし、もちろんその対象として見てもらえず、おまけに小樓は娼婦の菊仙と結婚してしまう。子供の頃「娼婦の子」といじめられた蝶衣が、菊仙を蔑むという皮肉な運命。しかしながら、蝶衣から見ると敵役の菊仙を演じるコン・リーがいい。もちろんいろんな中国人女性がいるわけだけど、コン・リー演じる気の強いこの菊仙は、わりと私のイメージする中国人女性です。迫力あって、でもどこかもの悲しそうな雰囲気のする。


3時間弱もある作品ですが、蝶衣と小樓の50年間を、中国の歴史の歩みと共に飽きることなく観られました。それは、1920年代から70年代の清朝、日本軍占領時代、国民党、共産党、そして文化大革命へとめまぐるしい変化の時代、その時々の時代に歯向かいながらも迎合していかなければ生きていけなかった様々な人たちの悲しい運命を、見事に描いていたからだと思います。特に文革時代、共産主義政府の政策はかつて国民的スターだった京劇の人気役者を、国民が迫害するまでに至らしめます。この文革というものは、全てそうだったわけですが、そのリアルさはカイコー監督自身の経験からなのでしょうか。思わず背筋がゾッとしてしまうようなシーンでした。
人間の強さ、弱さをいろんな人物を通して描いていますが、そのどれもが誰も持ち合わせていると思うと、仕方ない、と思ったり、ものすごく怖ろしい、と思ったりとても複雑な思いで観てしまいました。


私はレスリー・チャンが活躍していた時代の香港映画を、リアルタイムではそんなに多く観ていませんが、もちろん彼のことは知っていました。しかし、彼がバイセクシャルだった事は彼の自殺によって知りました。詳しい事は何も知りませんが、この作品を観て彼の死がこの作品とリンクしてしまい、観終った時余計悲しくなった気がしたものです。

中国の近代史、京劇という狭い世界、そしてその中の「覇王別姫」と言う作品、そこに兄弟愛、同性愛、夫婦愛、といういろんな愛の形を織り込んで、時代に翻弄され続けた2人の京劇役者と1人の女性の悲しくて、切ない物語です。同時に大きな波に巻かれた時の人間の強さと弱さを多くの人物を通して観る事が出来た、強いインパクトを残す作品となりました。




※ 余談ですが、夕べたまたまついていたテレビ番組「アンビリーバボー」で、フランスの外交官が、女性になりすました京劇の作家で役者のハニートラップにはまった話をやっていたが、法廷に並んだ外交官と女性になりすました実は男性のその中国人の様子は何とも間抜けと言うか何と言うか・・・分らなかったのかな・・・


覇王別姫
FAREWELL TO MY CONCUBINE
1993年
香港
監督:チェン・カイコー
脚本:リー・ピクワー
出演:レスリー・チャン、チャン・フォンイー、コン・リー、グォ・ヨウ  他



角川エンタテインメント さらば、わが愛/覇王別姫






Last updated  2009.01.30 15:50:36
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2007.04.20
カテゴリ:香港映画

≪「くまひげ」って感じじゃないけど…≫


久しぶりにトニー・レオンの映画を観ました。


香港の娼婦やチンピラが闊歩する下町にある、マックの診療所。お金のない人や、世間からは見下されているような人たちに、温かい診療をする赤ひげ先生的なマック。しかし、口は悪いしちょっぴりスケベだったりするんで、一瞬いい加減に思えたりするんですが、実は腕は相当いい医者。だけど、名声やお金には縁がない。一方マックの医大時代の同級生の医師ロジャーはそういうものに欲があり、良いとこは全部持って行ってしまうようなタイプ。でも、どんな世界でも、こんな要領の良い事ばっかりやって良いとこ取りの人間って、落とし穴にはまってしまうんですよね、結局。

日本の「Dr.くまひげ」というコミックが基になっているらしいですが、トニーのくまひげ先生っぷりはどうだったのでしょうか?まあ、原作がどうであろうと、トニーのマック医師はどこか飄々としていて、でもやるときゃやる、って感じのステキな大人の男性のいい雰囲気が出ていて良かったですね。ストーリー自体は、結構ありふれたものではありますが、香港の雑多な下町と名もなき1人の名医、そして彼を取り巻く人々の人情味ある映画でした。
ただ、私は日本語吹き替えで観てしまったので、ちょっと違和感があったのが残念。やっぱり、香港の下町の喧騒を広東語で味わいたかったかな。


MACK THE KNIFE
1995年
香港
監督/脚本:リー・チーガイ
出演:トニー・レオン、アンディ・ホイ、ラウ・チンワン、アレックス・トー、クリスティ・チュン、ジジ・リョン、アイリーン・トン


DVD






Last updated  2011.06.21 21:27:17
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2007.02.03
カテゴリ:香港映画

≪同じ人を好きになる・・・≫


久しぶりの香港映画レビューです。




女性監督シェリルは、過去の自分の恋愛体験を映画にしようとしていた。
1970年代の香港。高校生のシューヤウは親友のチャンリーと出かけたコンサートで19歳のミュージシャン志望の若者ホークァンに出会い、二人は恋に落ちる。しかし、シューヤウの母親から交際を反対された事を発端にふたりは別れる。
それから7年後、日本で偶然に再会した二人の想いは再燃。だが、ホークァンは既に結婚しており…




実際にこの監督シェリルの実話が基となっているそうです。

切ない恋の話ですね。
図らずも別れなければならない、別れてしまった、って言う経験は多くの人が持っているのかもしれません。特に高校時代の恋愛なんて、その恋が続いて結婚に至るなんて事は本当に稀なことだと思います。だから、好きなのに終わってしまった恋は、時が経てば経つほど美しい思い出として残るのかもしれませんね。

ここでは親友のチャンリーの存在が大きいものになります。ヒロイン役のジジ・リョンは可愛くて人気があるかと思いますが、私はここではむしろチャンリー役のカレン・モクが気になりました。ネタバレになるので多くは語れませんが、彼女の秘めたる想いと哀しさをモクは実に上手く演じていたと思います。

中年になってからのホークァン役が、若い頃の金城 武とあまりに違っていてちょっと残念でした。

登場人物みんなが切ないのですが、ラストがとてもいいです。


心動
1999年
香港
監督:シルヴィア・チャン
脚本:シルヴィア・チャン、キャサリン・クアン
出演:金城 武、ジジ・リョン、カレン・モク、エイレン・ジン、シルヴィア・チャン








Last updated  2011.06.21 21:26:36
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2006.04.09
カテゴリ:香港映画

   ≪たまには曲がる方向を変えてみたら?≫


金城武のラブストーリー、久しぶりに観てみる事にしました。元は絵本だそうです。





台湾、台北。無名のヴァイオリニスト(金城)と売れない翻訳家(ジジ)はひょんな事から知り合うが、実はこの2人お互い探し求めていた初恋の相手だったと分かる。しかしお互いの電話番号を書いて交換したものの慌てて別れ、おまけにその電話番号が雨に濡れて見えなくなってしまう。又もお互いの事を良く知らないまま離れ離れになってしまった2人。だが彼らは壁一枚を挟んで建てられたアパートの隣同士だったのだ。しかし片方は左に曲がる癖があり、片方は右に曲がる癖がある為一度も顔を合わすことがなかった。




すぐ近くにいるのにいつもすれ違ってばかりいる、というよくあるにはあるストーリーですが、2人ともほとんど同じような行動をとっているところがおかしいです。でもこれを延々と見せられるとちょっと飽きてしまいますが。

もうちょっとで逢えるのになかなか逢えない、じらされてちょっとイライラしてしまいそうですがこういうじれったい話は結構楽しめます。
お互いを想う別の相手が出てきて、その人たちのキャラがもう濃い、濃い。ちょっとウザッタイですしオーバーです。長くあの状態をみるとうんざりしますが、あちらの映画ではよく見かけるキャラですからそこは仕方ないですね。

ラストシーンにはビックリ、笑ってしまいます。信念岩をも通す、山をも動かす、と言う事でしょうか。

2人が出会いそうで出会わない事よりも、最初の方はジジのドジぶりの方にどちらかと言えば苛々させられますが、ボケーッとした彼女が段々魅力的な女性に思えてきて必死に金城の姿を求めるところは可愛らしいです。
金城武も恋に悩む様がなかなかステキです。金城ファンだったら観て損はないでしょう。

これも携帯があったならこういうすれ違いはないだろうと言う話ですが、携帯社会でなかった頃の方が想像豊かなストーリーがたくさん出来てた気がします。今だと「携帯で連絡とって」の一言で済まされますからね。

気楽に楽しめる作品でした。


TURN LEFT TURN RIGHT
2003年
香港/シンガポール
監督:ジョニー・トー、ワイ・カーファイ
脚本:ワイ・カーファイ
原作:ジミー・リャオ
出演:金城武、ジジ・リョン、エドムンド・チェン、テリー・クワン



ワーナー・ホーム・ビデオ ターンレフト・ターンライト 特別版






Last updated  2011.06.21 21:20:26
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2005.10.12
カテゴリ:香港映画

     ≪死を選んだのにそれさえも許されず・・・≫



『インファナル・アフェア』『インファナル・アフェア2』に続いて、楽しみにしていたシリーズ最終章がやっとレンタル出来ました。


パート1では麻薬密売組織に潜入した警察官ヤンと、逆に麻薬密売組織から警察に潜入したラウの対決を描き、パート2ではパート1では描ききれなかった二人の過去、警察と組織の対立、人間関係などを描いていました。両作品とも、息の詰まるような緊迫した状況にある対立する男達の生き様がかっこよくて、同時に切なく大好きな作品です。

パート3ではヤンの殉職後、そして組織のボスのサムの死後、ラウはより一層「善人」になりたい、本当の警察官になりたいという思いが強くなり、警察内にまだ残っている組織のスパイを次々と始末していきます。その過程で調査するうちにヤンの過去が映像として出てくるので、ヤン、ウォン警部、サムなどに又会えて懐かしく、嬉しい気持ちにもなりました。(トニーに又会えて特に嬉しい!)


時間軸が複雑な上、「善人」になりたいラウは自分をヤンだと錯覚してしまうような場面もあったりするので、観ながら今の話は過去か現在かわからなくなってしまいそうなこともあります。パート1、パート2未見の方は是非それらをご覧になっておいた方が良いと思います。


パート3での新しい登場人物、唐突であるような気もしますが、彼らとの繋がりが解き明かされるラスト、ヤンの笑顔とウィンク、そしてラウのラストの表情を見て、運命に翻弄された男達の過酷な人生、哀愁といったものを感じました。

シリーズを通して、ロケ地も演技のスマートさもそれまでの香港映画とは違った、アジアを誇れる作品ではないでしょうか。
ハリウッドが目をつけたのも頷けます。でも、ディカプリオとマット・デイモンがやるのはどう考えても…。ハリウッド版出来たら一応観るとは思いますが、やっぱりトニーとアンディが最高でしょ。


『ゴッド・ファーザー』シリーズ程の秀作ではないにしろ、私はこのインファナル・アフェアシリーズ大好きです。マイケルとラウ、どこか共通している部分があるような気がします。

終極無間・・・ラウは終わりなき地獄を生きなければならないのです。


INFERNAL AFFAIRS 3
2003年
香港
監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マック
脚本:アラン・マック、フェリックス・チョン
出演:トニー・レオン、アンディー・ラウ、ケリー・チャン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン


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Last updated  2011.06.21 21:16:46
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2005.09.19
カテゴリ:香港映画

    ≪香港の街が活かされたスタイリッシュな恋物語≫



多くの皆さんからのお薦め作品ですが、私がよく行くレンタルショップにはないんです。他の所をさがしたけど見つからない。寝言のように『恋する惑星、恋する惑星』と言っていたら、先日友人が見つけて来てくれました。持つべきものは友ですねェ。彼女も未見だったので一緒に観ました。


やっと念願叶いました。皆さんのお薦め作品だけあってとってもおしゃれで素適な映画でした。

金城武が若い。振られた日から自分の誕生日まで彼女の好きだったパインの缶詰を買い続けるなんぞ、実にウジウジしていて若者らしくて良い、なんて思いました。次にここで会う女性を好きなる、なんてところもアホらしいけど好きです。

トニー・レオンのエピソードは、振られた事が分かっていて、彼女からの手紙が小食店に置いてあるのにそれを見ようとしないこれまたウジウジ男。彼女に恋した小食店の女の子が、元カノからの手紙に同封されていた彼の部屋の鍵を使い、内緒で彼の部屋の模様替えをするところはちょっと危ない女の子。まるで『アメリ』のようです。でもこの作品のほうが早いので、『アメリ』は『恋する惑星』にヒントを得たのかも…なんて思ったりします。

ボーイッシュなフェィ・ウォンがとても可愛い。トニー・レオン素適だけど、家ではほとんどランニングとブリーフ姿っていうのがちょっと…。あのこだわりは、監督、一体何なんでしょう?

躍動感ある街、独特のカメラワーク、演出、香港の街の独特の雰囲気を上手く使ったおしゃれな映画でした。
"California Dreamin'"が耳について離れません。おかげで映画の『カリフォルニア・ドリーミング』が観たくなりました。


重慶森林 CHUNGKING EXPRESS
1994年
香港
監督/脚本:ウォン・カ-ウァイ
出演:トニー・レオン、金城武、フェイ・ウォン、ブリジット・リン






Last updated  2011.06.21 21:13:46
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2005.08.21
カテゴリ:香港映画

  ≪お互いの立場を逆転させたルーツはここにあった≫



マフィアへの潜入捜査官と,マフィアから警察へ潜入した二人の男たちの緊張感みなぎるハードボイルド『インファナル・アフェア』トニー・レオンとアンディ・ラウの2大スターの競演と緊迫する警察とマフィアの駆け引きに引き込まれたものでしたが、私があの作品を観た理由は、実は今日の日記の『無間序曲』に出ている若手俳優がテレビでインタビューを受けているのを観て、その可愛さに惚れてまずシリーズ最初の作品を観てみようというミーハーな考えでした(苦笑)

予想以上に面白かった『インファナル・アフェア』そして今回の『無間序曲』。やはり順番どおり観ておいて良かったと思います。

『無間序曲』はトニー扮するヤンとアンディ扮するラウの若き日の姿を追いますが、一作目が2人を中心に話が展開していったのとは対照的に、2人のそれぞれのボス達やヤンの出生、ボス同士の関係、ボスの妻とラウの関係など1作目では語られていなかった部分が詳しく描かれています。
ヤンのボスのウォンの徹底的に悪を憎む正義感。ラウのボスのサムの実は人間臭さなどが興味深いのですが、その2人が後に辿る人生は、何が悪で何が善なのか、善悪の許容範囲は度を越すと逆のものになってしまう危うさが実によく描かれていました。

サムが意外に素敵に見えたし、ウォンが号泣するシーンは普段がクールなだけに逆にカッコ良かった。そして、ハウが理知的な雰囲気の中にこれでもか、という程の非情さを持ち恐ろしかったけど、ある意味カッコ良い。

ウォン、サム、ハウ、マリー、ルクの個性あふれるキャラクターに、なるほどトニーとアンディが若い頃はこうだったかも、と思わせる容姿の若手俳優2人。特にヤンを演じるショーン・ユーは目元がちょっと竹野内豊に似てたりして、好みですワ…(笑)

シリーズ最終章を早くも観たくてたまりませんが、今日の『無間序曲』を観て又1作目の『インファナル・アフェア』を観てみるとより登場人物の心情が見て取れるかもしれません。


INFERNAL AFFAIRS 2
2003年
香港
監督:アンドリュ・ラウ、アラン・マック
脚本:アラン・マック、フェリックス・チョウ
出演:ショーン・ユー、エディソン・チャン、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン

インファナル・アフェア 無間序曲 ◆20%OFF!






Last updated  2011.06.21 21:08:59
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2005.01.01
カテゴリ:香港映画
あけましておめでとうございます。
昨年はHPを持つことが出来、ここに来てくださったみなさんといろんなお話をする事が出来てとても楽しく、いろんな情報を得る事が出来ました。
今年も映画を中心に趣味の日記を続けたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。


年末から書きたいと思っていた映画がいくつもあり、今日はまとめて数本の映画日記で始めましょう。

まずは、『インファナル・アフェア』
この作品の第2章に出演した俳優がテレビに出ていたのだが、かわいかったので(^_^;)是非この映画を観てみたいと思い、でもそれなら最初の作品からと言う事で観た。


マフィアの組員ラウは警察学校へ入学し、潜入員となりそのまま警察へ残る。同じ頃警察学校に通っていたヤンはマフィアの潜入捜査官になるために警察学校を去る。
10年後にラウは出世街道まっしぐらで、マフィアのボスに警察の内部情報を流し、ヤンの方は長年の潜入捜査に疲れ果てて、早く元の身分に戻してくれ、と警察のボスに頼むのだが…


お互いの身分を逆に置き、同じ時それぞれの使命を背負った2人の男が対決することになる。過酷な状況の中で行き続けていく2人の表情とお互い仲間に自分の事がばれるかもしれないという緊張感、音楽、映像、どれにもスリルがあり見応えがある。
ストーリーも因縁とか、運命とかを感じさせながら2人の苦悩が自然にこちらに伝わってくる。

お互いに生きる道は違ってしまったが、最後に相手に対して尊厳の面持ちを見せたラウが印象的だった。

ケリー・チャンを久しぶりに観る事が出来て嬉しかった。相変わらず凛として美しい女優さんだ。
トニー・レオンも『花様年華』とこれでしか観ていないが、こっちの方がずうっとカッコイイ。
久しぶりに目の離せない、カッコイイ男達のハードボイルド映画を観た。
『無間序曲』も楽しみだ。

2002年 香港

インファナル・アフェア(期間限定生産)【PCBE-51353】《発売日:05/02/16》






Last updated  2011.06.21 12:14:39
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2004.11.23
カテゴリ:香港映画

ここにサイトを持つまでは、ほんとにアジアの映画って観ていなかった。深夜映画をつけて偶然に香港か台湾映画らしきものがあっていることはあっても、わざわざレンタルしてくることもなかったし、顔は見た事ある俳優も名前は知らないし。ましてやこれはアジア映画に限った事ではないけど、監督の名前なんて全然知らなかったし、気にしなかった。
ここで少し映画のことを書くうちに、少しは監督名も気にしなきゃと思い始めたくらい。

話題の『2046』で、ウォン・カーウァイ監督の名前を聞くようになり(遅!)、トニー・レオンの顔を見るようになって「ああ、この俳優さんは知っている」ってな具合。全く勉強不足だなあ。

この『花様年華』はウォン・カ-ウァイ監督の作品だと知り、それではちょっと観てみましょ、という感じで観た。



舞台は1962年の香港。同じ日にアパートの隣同士に越して来たチャウ夫妻とチャン夫妻。チャウは新聞社の編集者。チャンは社長秘書。忙しい二人は、それぞれの妻や夫とすれ違いが多い。
そしてそれぞれのパートナー同士が不倫していることを知った二人は、初めは相談し合うような仲だったのが、次第に愛し合うようになる。でもお互いに感情を秘めて、他人にはもちろん、自分達の気持ちをお互いわかっていながらも秘めたままの時間を共有していた。



なんとも言えない雰囲気の映画だった。
1960年代の設定から、本当にその時代に作られたのではないかと錯覚するような、紗のかかったような映像。以前偶然見た香港(多分)映画もこんな感じだったが、あれもウォン監督の物だったのだろうか?なんだかむかーしの日本映画を観ているような気になった。

チャウとチャンのお互いのパートナーは、声は聞こえるが決して姿は映らない。すぐに切り替わる映像。足元だけを映すカメラワーク。遠くできこえるラジオの音。少ないセリフ。

決して自分の気持ちを言うわけではなく、でもそこに流れる濃密な雰囲気が観ていてドキドキした。

マギー・チャンは一体何着着るんだろう、というくらいチャイナドレスをとっかえひっかえ着るのだが、そのチャイナドレスがもうステキで、ステキで…ため息が出そうだ。それが官能的で、抜群のスタイルに背筋の伸びた首の長いあの女優さんしか、いくら中国人と言っても誰でもはあの着こなしなできないだろう。

いつも流れていた音楽が叉いい。どこかで聴いたことがあるような曲だった。

最後は結局どう言うわけで・・と謎めいた感じもするし、お芝居だと言ったり時々「エッ!?」という場面も出てくるのだが、セリフではないところから醸し出る愛の表現の大人の映画だ。
他のウォン監督の作品も観てみたくなった。

in the Mood for Love~花様年華【REDV-144】=>20%OFF!in the Mood for Love~花様年華


途中、チャウのいるホテルの部屋をチャンが訪ねるシーンがあるが、チャンが帰ってドアを閉めたらその部屋のナンバーが「2046」だった。これって意味あり?






Last updated  2011.06.21 12:09:52
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