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カテゴリ:旅行とか移動とか?
Alaskaでも一人で旅行してるのなんか男女含め、私しか見なかったです。って、行ったところが温泉だからなー、一人でくるところじゃないのかもしれませんが。
でも、一人って経済的にはあんまりよくないけど(ホテルとか2人が基本だし)、その他は融通効いて結構いーです。 今回、Chena Hot SpringsというFairbanksから1時間半弱ほど車で走ったところに行ったんですが、冬なんかレンタカーで走るの嫌だしなと思って、送迎頼んだんです。で、たまたま到着のとき、私一人の迎えだったんですね。で、車の中で、ドライバーの人と話していて、Fairbanksの主要産業は何かって訊いたら、軍と石油だって話になって。 そういえば、高校の地理の授業で日本の鉄鋼産業のことについて習ったときに、Alaskaのパイプライン(北極海油田の原油を運ぶためにアラスカを縦断してるらしい)のパイプ、温度変化による伸縮をさけるために、シームレスパイプ(継ぎ目がないやつ)を使っていて、それを日本が作ったって習ったんです。 で、それを思い出して、「あ、そういえば、アラスカの原油のパイプラインのパイプ、日本が作ったって習った」って話をしたら、「そうそう、パイプは全部日本から来てる。」って話になって、パイプラインの仕組み、いろいろ教えてくれた挙げ句、興味あるなら、パイプライン見えるところに連れて行ってあげるって言ってくれて、わざわざ寄り道してくれたんです。いやー、一人って時々、こういう融通が効くから得だなー。 あほーだから、ちょっと寒さに驚いちゃって(Alaskaで外出たのそのときが初めてだったんで)写真撮り損なっちゃったんですけど、パイプラインの仕組み、すごく面白かったです。Alaskaは地震が多いそうで、地震の影響を受けないように、パイプラインが土台の上をスライドするようになってるんだそうです(確か、法隆寺とかも、そんな仕組みで建物が土台の上をスライドする仕組みになっていたと思うんですが。うろ覚えなので、もしかすると薬師寺とかだったかもしれませんが。奈良の古いお寺なのは確かです)。また、土もちょっと深くなると永久凍土らしいんですけど、凍土が溶けちゃうとパイプラインを支える土台が上下しちゃってうまくないので、熱を逃がす仕組みもあるという。いやー、すごいもんだなーと感心しました。あー写真撮っておくんだった。失敗。 他にもですね、夜オーロラを見に行くのに、キャタピラ車で山頂のロッジまでツアーに行くんですけど、キャタピラ車2台編成で、原則ゲストは後ろの客車に乗るらしいんですね。でも、たまたま人数が半端になっちゃったんで、一人の人は前の車に乗ってくださいって言われて、乗ってみたら、前の車の方がフロントガラスからいろいろ見えて、楽しいんです。 路傍の樹氷がヘッドライトに照らされて、きらきら光って。天然のクリスマスツリーみたいです。で、山頂で車降りたら写真撮ろうと思ってましたら、不思議なもんで、多少の高度差だと、暖かい空気は上昇する法則に従い、山頂付近の方が暖かいせいで、樹氷がなくなっちゃってまして。 早帰り組が出たせいで、帰りは、客車に乗ろうとすれば乗れたんですけど、前方車両に味をしめた私は、「前に乗っていい?」とお願いして前に乗せてもらいました。で、写真撮ろうとしてたんですけど、フラッシュを社内で使うと、ガラスに反射してうまく写らないんですよね。そしたら、ドライバーさんが、天井のサンルーフみたいなのをあけて顔出して撮っていいからって言ってくれました。こうやって撮ったのが樹氷の写真です。走ってる車から適当にぱしゃぱしゃ撮っていたので、ねらったとこと全然関係ないとこが撮れちゃったりしてて、あんまり写真よくないんですけど。 まぁ、そんなこんなで、一人旅は、思わぬ拾い物ができて、結構楽しい、という一人旅のすすめでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/11/29 05:54:03 PM
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