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テーマ:今日は何の記念日?(696)
カテゴリ:いろいろごちゃごちゃ考える
本日、授業で各国のいわゆる冠婚葬祭の話をしまして、結局2年アメリカにいたとはいえ、常に、"International student" という立場で、ある意味、最後まで部外者的立場から脱出することができなかったなぁ、というのが一番の感慨である私には、アメリカの冠婚葬祭の実際というのは、最後まで謎であったものとして興味があるんですけども。
たとえば、葬儀などで、確か「刑事コロンボ」と思うんですけど、葬儀屋さんが遺体に防腐剤を加えて顔に化粧をするシーンがあった覚えがあるんです。これじゃぁ、「土に還らないじゃないか」と見た当時から子ども心に不思議だったので、丁度いい機会だからその話をしてみたら、インストラクターの人も「刑事コロンボ」のこのシーンを覚えていて、「何で知ってるんだ?」とびっくりされちゃったりなんかして。結論として、葬儀の方法はもう千差万別ということが分かって、そうかアメリカだ、と思ったりなんかしたんですけども、これが本題じゃないんだった。 それで、話がバレンタインディーに移って、各生徒の国ではお祝いをするのか?という話になりまして、そしたら、台湾出身の人が「台湾にはバレンタインが2回あるんだ」と言うから「ホワイトディのことかしらん?」と思いながら聞いてましたら、「一つは2月に、もう一つは8月に」と、予想外の展開に。なんでも、今年は、先週の木曜日8月11日だったのそうで、年によって異なる・・・Chinese New Yearみたいなもの??と思いながら聞いていたら、旧暦での7月7日のことだというではありませんかっ。 なるほろー!!! そりゃ、確かに「七夕」とは1年に1度だけ許された巡り会いの日だから、バレンタインディーの趣旨に合うと言えば合うんだけど、しかし、びっくり。牽牛淑女の巡り会いを聖ヴァレンティヌスと結びつけちゃうって、日本の宗教的雑居もすごいと思いますけど、台湾も同じなんですねぇ(とか言いつつ、今、例によってウィキペディアで調べてみたら、「台湾では、8月の旧暦7月7日にあたる日にも情人節というバレンタインデーと似た行事が行われる」って書いてあるお。そっか、厳密には、バレンタインディーではないわけなのね。とか言いつつ、調子に乗って、英語版の起源のとこを見てみたら、ギリシア神話のゼウスとヘラの婚姻が現在の1月半ばと2月半ばの間にあった月に行われたため、2月とLoveが結びつけられるようになったって書いてあるし・・・まぁ宗教的にいろいろなのはいずこも同じかもしれませんが(そもそも、聖人系のお祝いって、わりともともと存在していた信仰と結びついていることが多いような気がするし)。あ、英語版のValentine's Dayの説明にも中国文化の七夕のことが書いてあるや。すごいなぁ・・・。毎度のことながら一体誰が書いてるんだろうと、つくづく感心してしまいます。 それにしても、なぜ7月7日なのか、という説明をしようとして、ベガ(Vega)とアルタイル(Altair)と言おうとしたら、インストラクターの人は、Vegaを知らなかったみたいで、「Vegaではなくて、Venusじゃないの?」と質問されちゃったんですけど、織り姫と明け(宵)の明星を一緒にしたらあかんて。 ちなみに、私は7月7日はあんまりチョコには向かないんじゃないかと余分な心配をちょっとしてしまいましたが(溶けるような気がしゅる)。短冊に願いことを書いて笹につるすのが夏らしくいいんじゃないかと思います(と、身内びいきなことを言ってみる)。って、そもそもお盆過ぎて七夕ネタもないもんですが、この日記、葬儀方法から始まったような気がするから、まぁ関連性があると言えば・・・・あることにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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