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カテゴリ:自然のこと
「里山が荒れている!」などと言われ、里山整備が一種のブーム?になっている。
確かに、市民のボランティアで組織された里山整備事業なども全国で数多く開催されているのも事実。 でも、荒れた里山を整備したくても、整備できる里山は、かなり限られている。 なぜなら、山主が知らない人を山に入れたくないから。 これは、田舎の空き家についても言える。 実際、僕が住んでいる町の山の方では、空き家も多い。一つの集落に10軒あっても、人が常に住んでいるのは5軒だけというところもある。 でも例えば、都会から来た人が空き家を求めて来ても、貸してもらえることはかなり稀だ。 断られる理由は、「普段は空き家でも盆正月には親戚が集まるから」などいろいろ。 その真意は、空き家であろうと生まれ育った家に他人を入れたくないという思いが強いようだ。 確かに、僕もその気持ちはわかる気がする。貸す側もかなり覚悟がいると思う。 借りる側にも問題があることが多いこともある。 たまたま運良く借りられて越してきた人が、地区のしきたりに従わず、好き勝手に振る舞う。 当然、元々の住民は、その行動にとまどってしまう。 そして、変わり者と敬遠してその地区では新住民は受け入れにくくなる。悪循環。 人の住まない家は荒廃が早いのは、周知の事実。 貸して、借りて、有効利用してもらうのが一番良いのだが、その間を上手くつなぐシステムが必要だ。 行政がその役目をやってくれれば良いのだけど、なかなかねぇ・・・(^^; で、里山の話に戻るが、 僕が所属してる団体に林を貸してくれている人から聞いた話なのだが、気前よく「山の木を譲っても良い」と言って伐採までしてくれた山主に対して、「玉切りにしてくれなくちゃ・・」とか、「皮をむいておいておいてもらえないと・・・」などと言った人がいたとか。(^^; 確かに、これじゃ好意を仇で返されたようなものだ。そんな思いをするぐらいなら、よそ者とは関わりたくない、放っておいた方がマシとなるのが当たり前。 そんなわけで、田舎で空いてる土地や家や畑を借りるのは意外と大変なので~す。(^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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